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第11回 来てよ、優しい愛の時代(大澤→丸山)

丸山さんこんにちは。札幌もここ最近は20度超えの日が続き、初夏の気持ちい風が吹く季節になってきました。

この週末に市内の藻岩山の方に遊びに行こうと思っていたのですが、今日のニュースでヒグマが4~5頭いるところを目撃されたとのことで、早々に諦めました。最近、市街地でのクマの目撃情報が多くて。

なので実家の猫のお腹をモフモフしに行こうと思います。こちらの猫、リキくんはのんびり屋で、どこを触っても全然怒らずぼんやりしています。お腹に顔を埋めに行こうかな。

四つで組む覚悟

最近、ちょっと不安に思っていることがあります。

他人の悪意も評価も受け取らず、自分の心の平穏を何より第一に考えてここ1年ほど過ごしてきて。確かに気持ちは少し軽くなったんです。

でも、大学院に通い始めて、博士課程の責任の重さと課せられるハードルの高さ、自分の甘さ…そういうものと向き合って、「こんなに苦しいものだったのか」と毎日げろげろになっているわけで。

それって、ここ1年私が取り組んできた「心の平穏」とは真逆の、違和感も課題も清濁もすべて飲み込んで、分析して形にしていく作業なんですよね。これが思ったよりつらい。なかなか慣れないなあと苦しんでいます。

1年、心の平穏をテーマにしていたら、その分課題と向き合う方法やメンタルの強さがなかなかついてこなくて、結構やられまくりです。四つでがっぷり組み、研究テーマと向き合って問いを深めなければならないのに。

自分のやり方が通用しなくなるのを待っていた

前回の丸山さんの記事の、KPIにつながる部分でもあるのですが。私は計画立てて物事を進めるのがあまり得意ではないんですね。割といつも衝動的。臨機応変な対応は得意ですが、先を見据えてコツコツ組み上げることが苦手です。だからもう、研究計画を立てるのも苦痛!!

でも、こんなふうに行き当たりばったりな自分のやり方に疑問を覚えていたのも事実。このままでいいのかなあって。だからどこかで、自分のこれまでのやり方が通用しなくなるのを待っていたのかもしれません。

こうやって外圧で自分のやり方を改善せざるを得ない状況に持って行かないと、なかなか自分は変えられない…これをあと5年続けるのかと思うとしんどいですが、だましだましやりながら頑張ります。

今日の一曲

最近は落ち込んだら、辻井伸行が弾くカプースチン「8つの演奏会用練習曲」より、第1曲「プレリュード」を聞いています。

かっちょよすぎんよ!!即興演奏も得意な辻井さん、ジャズも感じさせるカプースチンとの相性が抜群ですよね。マジで元気出る!

ロングスリーパーの名を欲しいままにしている 大澤夏美より


丸山晶崇(株式会社と)
東京都生まれ。デザインディレクター/グラフィックデザイナー。2017年に株式会社と を設立。地域の文化と本のあるお店『museum shop T』や、千葉市美術館ミュージアムショップ『BATICA』など、ショップの企画・運営もしている。アート関係の仕事や地域の仕事を進めると共に、公開制作・展示・アーティストとの共同企画など幅広い活動を続ける。「デザイナーとは職業ではなく生き方である」をモットーに、デザインを軸にしたその周りの仕事を進めている。長岡造形大学非常勤講師。

大澤夏美(ミュージアムグッズ愛好家)
1987年生まれ。札幌市立大学でメディアデザインを学ぶ。在学中に博物館学に興味を持ち、卒業制作もミュージアムグッズがテーマ。北海道大学大学院文学研究科(当時)に進学し、博物館経営論の観点からミュージアムグッズを研究し修士課程を修了。会社員を経てミュージアムグッズ愛好家としての活動を始める。現在も「博物館体験」「博物館活動」の観点から、ミュージアムグッズの役割を広めている。

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