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愛着図鑑① 何より愛しい我が家のアイドル

  • 愛着図鑑とは?🔻





 いきなり物でないです。

 でも、私が生きてきた中で、一番愛着のあるもの(存在)こそ猫様なんです。


 見てください、この愛嬌たっぷりのお姿を

(茶白はなんかものをしゃこしゃこするのが好き)
(たまに変な格好になってる)
(黒白はめちゃくちゃ愛嬌しかない)
(のびーん)





 我が家には現在、この2匹が座すのですが、今回は茶白のことをつらつら書いていきます。


 茶白の名前は、「海」と言います。

 別にきたとき目が青くて綺麗だったからとか、そんな素敵な理由ではありません。

 ただなんとなく、海と名付けられました。





かわいい。

 はじめてうちに来た時の海くんです。

かわいい。


 来たばかりの時はずっとゴロゴロゴロゴロぷみゃーぷみゃー言って人間の足の間で寝ておりました。

何度見ても1日目の距離感じゃない





 このとき、私の最初の教育実習の終了3日前でした。

 父が大きい段ボールを持ってきて、そこには猫グッズが敷き詰められていました。

 最初は「ああ、父さん我慢ならんくて猫グッズ買ってきちゃったんだ」と思ってました。

 しかし、その中からガサッ…ぷみゃー…がさがさ…と音がするではないですか。


 覗いてみると、茶色と白の可愛い子猫が。

まだお顔洗うのが上手じゃなかった。

 それが海くんとの最初の出会いです。



 最初はかなり揉めました。

 なにせ我が家、妹(今は下宿)が猫アレルギー。

 それもちょっと重めで、誰かが猫を触って帰るだけで痒くなる程度。

(今ではだいぶ改善されたようで、猫カフェに遊びに行ったりしているようです)


 そして誰が世話をするのか、誰が掃除をするのか。

 母は教員として超フルタイムで働きながら、家事も食事以外ほぼ一手に引き受けています。

 猫が+1されるだけでも負担は大きくなる。

 父は可愛がるだけで、世話はしません。犬もうさぎもうさぎも猫も、連れてくるだけです。

 今も。


 そのせいで色々嫌になってしまい、母がうさぎを外飼いにしたあとすぐ、死んでしまいました。

「絶対家の中に入れてね」といってた、猛暑の日でした。


 この子猫で同じことがあれば、私はもうこの家族を許せなくなります。

 うさぎの件だけでも「この家にペットを飼う資格はない」と思っていましたから。

 なので、必死に戦い、本を読んで理論武装し、気持ちを伝え、なんとか

「猫を外に出したら鴨井が怒る」

というところまで辿り着きました。

 私も当時は大学四年生で下宿していました。

 なので、猫1匹分の手間が増えることを受け入れて、私の気持ちや考えを実践しようとしてくれた母には頭が上がりません。










 そんな彼も、家の中で愛され愛されぬくぬく健やかに成長して、1歳7ヶ月となり。

成長して…
成長…
成…


 ……

 でっかくなりすぎでは??


 6.5kgになりました。

 猫飼いさんならこのデカさがおわかりかと。

 結構腰にくる重さです。



 黒チビとの大きさの違いは大体こんな感じです

こいつは生後半年くらい
こいつは生後1年半

 いや…それは入れんて…



 でもね、猫はデカければでかいほどいい。

 それでも、水は飲んで欲しいし適正量食べて欲しいね(黒ちびの分の餌を食べるな海)。

 君は30歳まで生きてもらうんだから。





 海くんがきてから、私のスマホの写真の数は一年で6000枚を超えました。

ちなみに「猫」で検索すると約4000枚ほど出てくる

 これまで、七年間スマホを使ってきて、2000枚を超えたこともなかったのに。

 あまり執着のなかった、10年以上やった音楽すらぽいと諦められてしまった私にとって、初めて自分の中にむくむく湧く愛情を感じた相手です。






うへへ。座ってたら隣に来た。

 それ以外にも、海くんを通じて、家族の緊張が緩まったのを感じています。

 父と祖母の仲が悪く、また、祖母と私も仲がよくないせいで、我が家はよくギスギスします。


でも、そんなのお構いなしに、海くんは

「構えにゃー!」「お水ちょうだいにゃー!」「入れろにゃー!」「僕の視界にいろにゃー!」

と、数々の要求を伝え

どやあ…(彼なりのおかえりアピール)

「寂しかったよぼく、お留守番してたよぼく」

と誰彼構わずおかえりの挨拶をします。


 そんなのを見てしまえば、誰だって

「海くん〜♡」

となってしまうのです。

 私たちは猫を扶養していますが、きっと私たちの心は、関係は、猫に扶養されているんです。



 家族一人一人のたっぷりの愛情を受け取った海くんは、

やってくるトラックを「ぼーーーーー」と言って警戒したり

目がギンギンに輝いてすっごい勢いで階段を下ります

虫と戦ったり

※外に虫がいます

いきいき日々を過ごしています。



 そしてちょっと嬉しかったのは

「だれだこいつ…」
(私の友達です)
「ねえ〜だれ〜?」
「くんくん…」

 海くんが、人見知りをしないことです。




 海くんには感謝してもしきれません。

 いつもありがとう。

 これからもずっと、元気に一緒に遊ぼうね。





愛着図鑑①
猫の海くん
特徴:茶虎模様
性格:おとなしいが、よく暴れてる

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