見出し画像

中小企業診断士②企業経営者理論

中小企業診断士の勉強が面白い。いろいろな角度から企業や仕事、社会や世界を見ることができる。

1次試験は全部で7科目ある。①経済学経済政策、②企業経営理論、③財務会計、④運営管理、⑤経営法務、⑥経営情報システム、⑦中小企業経営・政策の7つだ。

1つ1つ紹介していこう!の第2弾

②企業経営理論

これは、企業にとって欠かせない、要素が詰まっている。経営戦略、組織論、マーケティングが合わさった科目である。*組織論には労働基準法も少し出てくる。

経営戦略は、事業を行う上で基礎となる事業計画やミッションビションバリュー、競争戦略(VRIO分析など)、成長戦略、プロダクトポートフォリオマネジメントを学び継続し続けるための戦略を学ぶ。

組織論はもちろん組織のことだが、個々の自分のモチベーションを上げるためにも学べると良い。個があってこそのチームである。仕事上のコミュニケーションをとる上でも人間のモチベーションの原理は知っておけると役にたつ。労働基準法を知っておけば、いざと言う時に自分を守れる。我慢や根性で乗り越えるべきところとそうでないところを線引きできるようになる感じだろうか。

マーケティングは、売れる仕組みがよくわかる。産業革命以降、どんな変遷で時代は流れ、ものやサービスが作られていったのか。それが人類にどんな豊かさをもたらしたのか。第一次産業革命は石炭による軽工業の機械化、第二次産業革命は電力導入により大量生産ができるようになった、第三次産業革命にはコンピュータが登場し、コンピュータによる単純作業の自動化、そして第四次産業革命はAIやIOTによる高度な知的学習、コンピューターが自分で判断して動いてくれるように。そして第五次産業革命、第六次産業革命と、すでに経産省が見据えて資料を公表している。

この産業革命はここ200〜300年の話である。30代の私にとっては、第二次は祖父、祖母の時代、第三次は両親の時代、そんな感じだろうか。第四次は2010年頃からと言われているにもかかわらず、もう五次、六次と・・時代の流れが早い。とても加速している。第五次はバイオテクノロジーの時代。否応でもやってくる。その波をどう捉えて、どう乗っていくのか。

戦う前に勝つシナリオを書く。そのためには、マクロで世の中を見ないといけない。そんなことを考えさせてくれる。歴史から学びマネすべきこと、これからの時代を作っていくために挑戦すべきことがある。

バイオテクノロジーはなんだか人工的で嫌だなと思っていた。だが、この技術を使ってどう豊かな社会にするのかを考えた方が良いと、考え直した。ある技術や仕組みは使おう!

中小企業診断士を受けない人であっても、この社会で働く人であれば企業経営理論を、学べると仕事が楽になる、そして楽しくなると思う。働く上で大切な要素が詰まった科目だ。他の科目は中規模の会社であれば専門の人がいると思うが、この企業経営理論(マーケティング、組織論、経営戦略)は全ての人に必要な知識なのではないだろうか。

もっと早く学びたかったとわたしは思った。逆を言えば、身近であり自分ごととして捉えやすいので楽しく学べると思う。学びは人生を豊かにし楽しくしてくれるそんなことも教えてくれた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?