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pikako
2018年1月31日 20:06
首からかけたカメラの重さが日本での毎日を私に思い出させていた。確かにここにお世話になって、いや、あの穴みたいなのに落ちてからアレヨアレヨと色んなことが起こっていたから、ホテルに連絡するなど頭の隅にも浮かばなかった。しかも、持ってきた携帯は、落ちた衝撃で見事に壊れているときたから連絡のしようがない。 ユキさんたちに頼めばよかったがさっきも言ったけどあまりにも事の展開がすごすぎて脳が通常通り
2018年1月17日 08:40
#47 キッチンにいるお母様の携帯が鳴りお母様が驚いたような声をあげていたので何だろうと気になってきた。ちらっと顔を出して私の様子をうかがってきたみたいなので、ちょっとだけ不安になってきた。 「沙耶、あなた、大変なことになっていますよ。」お母様は手を拭きながらこちらへ来るとそう言って私の足の様子を見ていた。 「お母様。何のことですか?さっきの電話の事ですか?」 「はい。さっき