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世界最高の子ども英語【@毎日1冊「教育」本チャレンジ3日目】

3日目です!!!!

今日は、斎藤淳さん「世界最高の子ども英語」を紹介させていただきます。

作者の斎藤淳先生はイェール大学で教鞭をとられていた方で、現在は中高生向けに英語塾を開かれています。

今日はこの本から子どもに、どう英語を教えていけばいいのか考えていこうと思います。


【忙しいあなたに】Yuki's Summary📚
子どもに英語を学ばせる上で多くの人が勘違いしていることは、早くやらなくては手遅れになる(臨界期説)を過剰に信じていること。早くやるメリットはもちろんあるが、歳をとってからでも十分に外国語習得が可能である。ただ、年齢によってその方法は変わってくる。しかしながら、従来の日本の英語教育には致命的な欠点も多く、新しい英語教育の方法を知る必要がある。
本書で強く勧められていいることは「音」から学ぶこと。これは、全員に共通して言えることだ。その上で、年齢がある程度であるならば母語と合わせた論理的なアプローチも有効であることが発表されている。また、英語を学ぶ中でバイリンガルを目指すものがいるが、「学力」も重要である。最終的に目指す場所は「英語で学ぶ」ことであり、英語のうまさを自慢することではない。世界に関心を持って、発信したい、学びたい内容があることも英語学習において非常に大きなカギとなる。


⚠️今後たくさんSLAが出てきますが、SLA(Second Language Acquisition)とは第二言語習得の理論のことで、本書が元にしている理論であります。


【英語は音から学べ】

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この本の中で繰り返し強調されていたのは「音」の大切さです。

SLAでは言語習得には一定量の音のインプット、アウトプットが必要とされているそうです!!!

「音から入る」は赤ちゃんが学ぶ方法と似ていて、言語習得の大元になります。


その際には以下のプロセスが重要になります。

① 文字を視覚
② 対応する音を構成
③ その音を実際に声に出す

例えば、日本で子どもが街で「ママ!「うなぎ」って書いてある!」 と言ったとします。
この際、「うなぎ」という文字を見て、「う・な・ぎ」に相応する音を構成して、声に出しています。

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この流れを、英語でできるようにしたいのです!!!!!

その際に、有名なのがアルファベットですが、これは文字を覚えるのにはいいですが発音には向いていません。
発音には「フォニックス」という学習法が良いです!!!


こう考えると、カタカナでのルビが「害」でしかないことに気づきますか? 

例えば、mother 「マザー」と書いてあったとしましょう。
すると子どもは「マザー」を記憶しますが、重要な「②対応する音を構成」のプロセスをすっ飛ばしていますよね???


また、ローマ字は外国人が日本語を学ぶためのツールであり、これを使うことは「高速道路の逆走」するようなものです。



【文法学習は否定しない】

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SLAでもある程度の年齢からは、母語をあわせた ロジカルな理解の組み合わせも効果的であると言われていて、斎藤さんは文法学習は否定していません。

むしろ、帰国子女の英語が幼稚な英語であり、海外のビジネスシーンで通用しなかった事例を出して、しっかりとした英語を話す重要性も強調されています。

ただ、文法習得は中学3年間で集中的にやることと従来の文法学習の問題点を指摘します。

番の問題は「かたまり」で学べていないこと。

よくあるのは、今日は「Be動詞」を、次は「代名詞」をなどモジュール(部品)で学んでいく方法です。
挙げ句の果てには、習っていない文法を使用することを禁止する例もあるそうです。

大切なのは、「かたまり」で学ぶこと。文章として学ぶことです。
また、その文章がどんな状況で言われているのか(コンテクスト)を理解することも重要になります。 

そこで、オススメされているベストは「映像」で学ぶことです。その上で重要なプロセスが以下の3点です。

① 状況を目で見る
② 変化する音を耳で聞き
③ 同時に発生を口で行う

例えば、映画のキャラクターを「ものまね」して話す方法は、これらを全て含みます。キャラクターになりきって英語を話してみることがすごくいい英語勉強法だといえます。

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⚠️その際、流れを理解していること、そのために短くてもいいから繰り返しそのシーンを使っていることが重要だそうです。


このように、聴覚、視覚を刺激する勉強法、状況(コンテクスト)に生きた英語を学ぶことがカギになります。



【英語で学べ】

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英語を学ぶ上で、知っておきたい事実として「バイリンガルとして2つの言語を同レベルに操れる人は少ない」という点です。


その上で、英語を学ぶ目的を明確にしなくてはいけません。
その上で、大切なのは「英語で学ぶこと」を常に意識すること。

その上で、教科に関係なく英語を学ぶ「教科横断型授業」が推奨され、担任が全ての教科を教える小学校英語教育は可能性がたくさんあるといいます。



ひとつ、紹介されていた例で面白かったのは
世界に関心を持つ」「国際社会の理解」といった点から取り組んでいる、

世界の現地の子どもたちに手紙を書くという取り組み。

生きた英語であるし、国際理解の流れも踏まれている点、素晴らしいなと感じました😃



【最後に】

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「英語」は小学校のころ「外国語」として好きな教科ランキング第3位
ですが、中学校に入るとランキング最下位だといいます。(2015)

ただ。英語を話すことで人生が豊かになるチャンスが広がることは間違えなく言えると思います。

英語を学ぶことで、国語の成績が上がるなど他の学力も上がるなどの研究もなされています。さらに、英語は技能に近く、勉強が苦手な子でも逆転可能な教科であると斎藤さんはいいます。

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そう言った意味でも、自分も「英語」「英語学習」の魅力をもっと発信して生きたいなと思います!!!!!


本書はかなりの情報量を、コンパクトにわかりやすくまとめてありました。中には具体的なコンテンツの例などもたくさん載っていたので、「英語の先生」「お子さんをお持ちのご家庭」などにものすごくオススメの一冊であります!!!




3日目無事終了しました!!!!!

最後までお読みいただきありがとうございました😜

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