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Search Inside Yourself 【@毎日1冊「教育」本チャレンジ8日目】

8日目です!!!

今日はGoogle発、世界のビジネスリーダーが取り入れている開発プログラムについて書かれた「サーチ・インサイド・ユアセルフ」を読みました!!

Googleの教育について知りたくて読んで見ましたが、内容は哲学チックでした。


【忙しいあなたに】Yuki's Summary📚
 Googleが大切にしているEQという能力。私たちが自分自身の持続可能な幸せのお膳立てをするのを助ける技能をもたらしてくれるという。ポイントとなるのは情動(感情)に対する反応。刺激と反応とのあいだには間隔があり、その間隔に、反応を選ぶ私たちの自由と力があると話す。
このEQという能力を鍛える上で効果的なメソッドが「マインドフルネス(瞑想)」である。作者はこのトレーニングを筋力トレーニングにたとえ、心の汗を流す感覚、心の筋力が強くなっていく感覚を説明している。と言うのも情動に対する反応を司るのは脳であり、最近の研究で「脳の可塑性」つまり脳が変化する事が証明されたのである。
中でも、鍛えるべき能力としては大きく2つを上げ、「注意力」と「メタ認知」である。注意力とは心によって明瞭で鮮明な形で占有することであり、メタ認知とは自分の注意力がそれたことを知らせることである。
そこで、瞑想のやり方についての説明が多く書かれているのだが、共通して「リラックスして隙のない状態」をつくり、何も考えないというのが基本となる。


アンガーマネージメント

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この本を読んで、教育的側面で一番最初に浮かんだことは「アンガーマネージメント」でした。
子どもの中には「情動」のコントロールが苦手で、すぐに手が出てしまう子がいます。

そこで、必要なのは自分の情動を認知して、教室を出るなどの行動をとることです。


先日、木村泰子さんが校長をする「大空小学校」を舞台にした映画「みんなの学校」を見る機会がありました。
その中で、描かれていたのは「暴力をしたくない」と思いながらも「手が出てしまう」子どもの葛藤でした。


今回の本を読んで、この葛藤とは「刺激と反応」の間に起こる脳が司る「情動への反応」のことなのだとわかりました。

そういった意味で、心を鍛える、脳を鍛えるプログラムは有効的なプログラムになりうるのではないかなと思いました。


同時に課題になるなと思う事があって、
自分も中学生の頃に担任の先生に言われて「瞑想」を実践した事がありました。
しかし、その真意など理解していない自分は「やったー!睡眠時間だ!」だったり「目を密かに開けて友達を笑かしてやろう」などしか考えていませんでした。

「瞑想」を行い、脳を鍛える上では、しっかりとした根底の理解も大切だと思いました。

そういった意味で、子どもへの「アンガーコントロール」をトレーニングさせる方法はどんなものがあるのか気になりました。


本書を通じての感想

正直に言うと、なかなか読み進めるのが辛かったです。

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と言うのも、前半はかなり新鮮な内容として、EQや瞑想に関しての話がくるのですが、後半になるに連れて「抽象度」の高い話や繰り返しが続き、飽きてしまったというのが正直なところです。「
瞑想」はやってみないと効果が実感できないと言う点もネックの一つでした。

また、「翻訳版」という点も話の抽象度を上げている要因になっているのかなと思いました。


ただ、エッセンスの部分はものすごく面白くて、「情動」に対しての考え方が深まりました。

特に好きな例えがあって、ブッダが心の状態を例えた言葉で

「水面に字を書くようなもの」
悟りを開いた心に情動がわき起こる時はいつも水面に字を書いたようなもので、書いた途端に消える。

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とありました。
つまり、情動はいくら悟りを開いたとしても消えることはないがそれを自然と消せる清らかな心を持つことは可能なのだなと思いました。


「瞑想」は続ける事が難しいそうです。
しかし、この本を読んでみてやってみようと思いました。



今日は少し教育とはズレてしまう結果になってしまいましたが、Googleの教育プログラムとして一つ知れたのは良かったなと思います。

上記の通り、なかなか抽象度の高い話が続くこともあり「おすすめ!!!」とはいきませんが、「瞑想」に関して学びたい、挑戦したいという方にはぴったりの一冊だと思いました!




8日目終了です!!!!

最後までお読みいただきありがとうございました!!😽

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