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欧米で生きていける日本人のタイプ(?)

めちゃくちゃ一般化(over generalization)したタイトルですが、ちょっと最近いろいろと思うことがあり、勢いで書きたいと思います。


欧米で生きていける日本人のタイプ


これ、結構海外に来る前に私自身ググったりして調べたことがあるトピックで、海外移住前はよく「自分、結構海外興味あるけど、海外向いてるのかな?向いてないのかな?」みたいに考えてました。まあ結局来るか来ないかはそんなことでは決められないんですけど。

調べるといろいろ出てくると思うんですけど(自分で調べる力がある人、ある程度社交的な人、ある程度の英語力、うんぬん)まあ、これはその人の状況にもよると思うんで(英語ペラペラなパートナーがいれば別に日常生活困らないよねとか、まあ日本人コミュニティ内なら生きていけるよねとか)、今回は個人的に計3年イギリス(ロンドン)に住んで思った、欧米でやっていけそうなタイプを紹介したいと思います。
ちなみに、留学で一年、とかじゃなく数年単位で生きていけそうなタイプを紹介しています。直近で帰る予定がない、みたいな人です。


1)パートナー等の都合でやむを得ず生きている人

最初からネガティブなタイプですが、なんか駐在とかについてきてやむを得ず住んでいるとか、現地の人と付き合って結婚したのでしょうがなく住み続けているみたいなタイプの人です。こういう人って結構いるんじゃないかな?と思っていまして。本当は日本が好きだけど、どうしようもなく離れられない事情(主に家族関係)があって住み続けている人です。自分の周りで実際に見たことがあるわけではないのですが、ネット上ではちらほら見かけるので1個目に入れました。

これはもう気合いで乗り切っているのか、友達と愚痴を言い合って乗り切っているのか、わかりませんが・・・どの国にも多少の日本人コミュニティみたいなのはあると思うので、その中で励まし合いながら生きてる、みたいなイメージでしょうか。もう一度言いますが実際に周りにいるわけではないので完全に想像です・・・
このパターンはもう、本当に、家族のために、って感じですよね。家族との時間>日本での生活、という優先順位がある人たちですね。


2)日本が向いてないタイプ

2個目は王道の「俺、日本が合ってないんだわ」タイプです。別にドヤ顔しなくても、実際に日本が窮屈で、海外の方がのびのびできるタイプというのは存在すると思っています。逆に、アメリカ人としてアメリカで生まれ育ったけど日本的な謙遜したり遠慮したりするのが性に合ったり、スペイン人だけど海でバカンスするより家でアニメ見てる方が好きみたいな人も当然いるわけですよね。

海外、とひとくくりにすると微妙なので、欧米まで絞りますが、やっぱりある程度は自分の意見をはっきり言う能力が求められていて(というか無いと生きていけない)、日本人的な、空気読んでよ的なのは一切、

一切(強調)

通用しないみたいなシーンが圧倒的に多いです。(全くないとは言いません。特にビジネスでは。)
もちろんあの自己主張の国アメリカでも上司におべんちゃら言って社内政治したりとかはあると思いますが、例えばスーパーの店員さんが全然やる気なくてすぐ何かをお願いしようにもすぐ断ってきたり、公営病院の予約なんか一回お願いしただけじゃ永遠に取れないので、毎日電話かけ続けて(泣)押し続けて予約を取るみたいな、そういう執念深さというか、押しの強さというか、意見を主張してまともに扱ってもらえるようにするみたいなシーンが多分めちゃくちゃ多いです。そういう時に、「俺、日本合わねーわ」タイプが合っていて、日本的な「右向け右」カルチャーが性に合わなかった人が、日本では「空気読めねーなこいつ」と思われるくらいの天然さ?率直さ?反骨精神?があるタイプがこういうシーンでもそれほど精神的ダメージを受けずに自己主張できる気がします。

私は、日本では常に変人扱いされてきたタイプで、特に会社ではとにかく気を使いまくりで・・・多分全く周囲からはそんな風に見られていなかったと思いますが、自分なりに精一杯気を使って、周りに馴染むように努力しつづけていました。今振り返ると本当に気疲れしていたので、その意味ではある程度2個目のタイプに当てはまっているかなと思います。ちなみに私は日本で変人扱いされてただけで別に気が強いタイプとかではないです。なので、冷たい対応されるとちゃんと精神的ダメージは受けます。でも慣れました。だから、あんまり人の反応とか気にしない、後に引きづらない、他人の言動を深読みしないタイプみたいな人も合ってるかもしれません。

集団行動が苦手なタイプも多分日本より欧米が生きやすいはずです。もちろんある程度の集団行動が求められるシーンはあると思うのですが(多分学校とかで?)多分それに従えないタイプの割合が日本の比じゃ無いので、息苦しさみたいなのはだいぶ減るはずです。

何事も良し悪しだなと思うのは、日本は何にしてもクオリティが高すぎる。あまりに「できる人」が多すぎるのです。「お母さんは毎朝お弁当を作るのが当たり前」とか、まじで異常だと思っています。あんなチマチマ小さいBento Boxにご飯とおかず何種類かを毎朝作って入れられる民族って、日本人だけです(多分)。イギリス人のお母さんであれが一日でもできる人って多分全人口の1%くらいだと思います。割とまじで。だって、彼ら的にはこれが腕によりをかけたごちそうですからね?


Wikipedia「サンデーロースト」より



<ちなみにサンデーローストは美味しいお店はめちゃくちゃ美味しいので、サンデーローストに恨みがあるわけではありません(たまにクソまずいのもある)。これはこれで美味しい。>

日本は全てが一律でルールで決まっていて、そこから外れる人は人外みたいな扱いを受けるイメージです。言いすぎました。でもそういう傾向はあると思います。これが苦しい人は、欧米向いてるかもしれません。


3)質素な生活に抵抗がない人

もうこれ言っちゃおしまいよって感じですが、正直、同じくらいの収入水準(1ドル100円、1ポンド100円、みたいなイメージで)で日本と同じような生活はできません。(言っちゃった)

私は今まで東京とロンドンで生活してきましたが、東京だと23区内でも8万とかあれば余裕でマンション借りれますが、ロンドンだとセントラルまで30分くらいで地下鉄でいける範囲で800ポンドで借りれるマンションはありません(言い切った)。自分専用のお風呂がついてるシェアハウスがギリ借りれるか?くらいのレベルです。(ちなみに為替無視してるので、実際のレートは800ポンド=15万くらいですが・・・)

つまり、年収300万円くらいの人が東京でできる暮らしは、年収30,000ポンドの人はできない、と言い切っていいと思います。多分、よっぽどやりくり上手な人か、すごく自炊好きで3食自炊が苦にならないか、そして、もっとも大事な要素「ヨーロッパにある食材だけで満足できるタイプか」というのが大きな要素になってきます。イギリス人の主食は芋です。(言いすぎました)でも、彼らは、オーブンで芋を焼いて、美味しい美味しいって言って食べれるやつらです(もちろん私が美味しい調理法を知らないという問題はあります)。蒸した芋が美味しい、ソーセージとトマトソースを炒めたパスタが美味しい、みたいな感じで黙々食べれるあなた、欧米向いてます(断言)。つまり、食への興味が薄いか、もともと欧米の食事が好きなタイプは合ってると思います。薄切り肉なんかスーパーには売ってないので、肉野菜炒めなんかよりステーキが好きだ!!!!みたいなタイプも向いてると思います。これはもう個人の趣向なので、こういう人を見ると「いいなああ〜〜食費十分の一くらいで済みそう〜〜〜」と思います。なんせ、ポテトとか食パンみたいな最低限生きていくのに必要な食材みたいなのは安いです。イギリスなりのセーフティネット的な感じなのかもしれません。


以上、欧米で生きていけそうなタイプをまとめてみました。超個人的意見ですし、別に長年住んでるわけでもないので(自分が今後いつか日本に帰る可能性もあるわけですし)もっと歴の長い人から見ればもっといろいろあるのかもしれませんが、こんな感じかなと思って書き出してみました。では。


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