11.宇宙と文章力
北海道にはゴキブリがいません。
私は初めてゴキブリを生で見たとき思わず写真を撮って、地元の友達に嬉々として送ったものです…。
テラフォーマーズという漫画をご存じでしょうか。
火星に「コケ」と「ゴキブリ」を送り、人が住める環境にする「テラフォーミング計画」を発端に物語が始まります。数百年の時を経てゴキブリは独自の進化を遂げ、人類と相対していく……。
非常に面白い漫画でオススメです。作中のMO手術という技術で人類は他の生物の特徴を受け継ぐ事ができ多種多様な能力を身に付けます。地球にもこんな面白い特徴をもった生物がいるのかと、新しい発見があると思います。
北海道にすらいないゴキブリが数百年で火星にてどえらい進化をとげている。これは尋常じゃない力が働いているのでしょう。いま休載していますが今後の展開が楽しみですね。
火星の公転軌道は真円ではなく若干楕円軌道を描いているそうです。ですのでタイミングによって地球との距離が結構かわります。最短と最長の距離を比較しておおよそ5倍。数字にしてみると意外と違いがありますね。
さて、実際に火星に住むとなったら旅行にはどのくらい時間がかかるのでしょうか。
国立天文台のお力を借りながら計算してみました。
宇宙と言えば「光年」かと思いますので光の速度でどのくらい時間がかかるかを出します。光の速度を29万9793 km/sとして、最短と最長をそれぞれ計算してみると…
最短:192.10秒 (5759万km)
最長:977.57秒 (2億9307万km)
結構近いでしょうか?それとも遠い?
通話は難しいでしょう!遅延が3分もあればワンラリーで6分以上…。大変です。3分の遅延を加味してスピーチを送りある形式になるかもしれません。…それも楽しいですね。
余談ですが、ギネスブックにものっている世界一短い会話は日本の方言による会話だそうです。日本語は火星通信には有利かも?
これを踏まえると未来技術が進歩した先に文通が復活するかもしれません。どうせ時間がかかるなら手紙の方が想いもひとしおでしょう。
火星にいける時代でも手書きを忘れない事もわびさびです。
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