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Z級生き恥録

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短めの自分のうつ缶連備忘録のまとめ。ちょい病み。
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Z級生き恥録2023年8月上旬:命を燃やせ、夏

Z級生き恥録2023年8月上旬:命を燃やせ、夏

夏!私は夏が好きだ。確かに暑いし息苦しいし、汗で全身べたべたして気持ち悪くもあるが、自分の誕生日があることを差し引いても一番好きだ。空を見上げれば深い青に吸い込まれて、まるで宇宙が見えそうになる。天頂まで伸びた入道雲が、目の錯覚なのか魚眼レンズでみているような、天球を可視化したような不思議な歪みを見せてくれて自分が地球という球体で生きていることが実感できる。何より植物が力強く伸び葉の緑を一層鮮やか

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Z級生き恥録2023年7月末:お前のことを監視したい=お前は潜在的エネミー

Z級生き恥録2023年7月末:お前のことを監視したい=お前は潜在的エネミー

今日は最悪の目覚めだった、久しぶりに悪夢を見た気がする。

突然母親から「○○ちゃんがアンタに話があるって言ってた」と言われ、家を訪れることになる。10年以上疎遠の幼馴染が一体今さら何を話があるというのか。露骨に精神的に追い詰めるようないじめの関係にはなかったはずだ。物の貸し借りもしたことがない。思い当たる節の全くない呼び出しの恐怖たるや…。何より私は「地元最高!!」な方ではないため、地元・田舎を

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Z級生き恥録2023年5月中旬:人の心が分からない奴に「正しい気遣い」が出来る訳がない

Z級生き恥録2023年5月中旬:人の心が分からない奴に「正しい気遣い」が出来る訳がない

自分は幼き頃より親から「お前には人の気持ちが分からない」となじられて育ってきた。実際、自分は他人に対してかなり無関心だなと反省するところは多いが、それでも常日頃「気遣い不足の自分」を嫌いになるほどに注意されつづけたことで比較的気配りが出来るようになったと思う。前の職場でも今の職場でも「よく気が利く」「そんなに気遣いしなくていいよ」と言ってもらえる程度には普通の人と同程度の気遣いは出来ている。
「所

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Z級生き恥録10月中旬:精神科は企業勤め人に優しくない

仕事に就いて早2ヶ月。気候に関係なく酷い頭痛に朝から晩まで悩まされて、急遽今まで通っていた精神科に加えて最近別のクリニックも受診するようになった。地域でもかなり評判が良い所で、特に悩んでいる症状を相談すればほぼ必ず処方してくれた薬で改善されるという夢のような病院だ。予約なしで「助けてください、このままでは自分はまともに働くこともできないです」押しかけ泣きついた結果、処方された漢方薬で2,3日で頭痛

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Z級生き恥録2023年5月上旬:生命の速度計

Z級生き恥録2023年5月上旬:生命の速度計

・ようやく仕事の繁忙期が終わりに近づいてきたので心に余裕が生まれてきた。
・そのせいで今まで忘れていた自分の人生に対する憂鬱感が再び顔を見せている。忙しくないと余計なことを考えて分析するのは人間の性なのだろうか。

◆以下内省の雑記
子供の頃、何かで「脈の速い生物は相対的に寿命が短い(ゾウは長生きでネズミは早く死ぬ)」というような話をテレビか何かで聞いたのを、職場で急いで歩いて備品にぶつかった時に

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Z級生き恥録2023年3月中旬:ソシャゲのせいで生きて死ぬ

ソシャゲのために1週間夜更かし(就寝時刻11:30)し続けたら体調が終わってしまった。自律神経が乱れ倒して吐き気がする。ギリ仕事に差し支えています。
睡眠が1時間減っても6〜7時間は寝ているのに、それでも体調が悪くなるのだからどうしようもない。
動けよ…!!俺の体…!!!
学生時代は日々5時間睡眠でもなんとかなってたのにね…健康…。

◆追記 2023.06.14
ソシャゲのせいで3~4月の人間生

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Z級備忘録2022年12月:だから女に生まれたくなかった

年末の歓迎会にて。
私が「凛ちゃん(仮の名前、2022年の女の子の名前2位)」とオヂサンたちに呼ばれていることについて、女性社員から「嫌って言わないとずっとこのままだよ!」と言われたので、「前にも嫌だと言ったけど改めて変えてくれ」と言ったけど押し切られた、今でも嫌だと思っている」って言ったら、目の前のオッサンに「俺らは了解を得た」とか抜かし始めて最悪だった。
その後もその女性中堅社員とオッサンの「

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Z級備忘録11月中旬:精神科/発狂/ネズミ

2週間ほど前になるが、2ヶ月ぶりに主治医先生に会ってきた。話す内容は前回とそんなに変わらない。家族のこと。仕事のこと。自分が生活する中でどんなことで心に漣をうったのかを記憶を手繰り寄せながら掻い摘んで話す。

診察室の中は床も壁も天井も白い。精神病院なのにこの内装なのかと不思議になる。照明も乳白色ではない。北寄りなのか、午前中でも日光は差し込んでこない。壁にはポスターもない。先生と自分とパソコン、

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Z級備忘録:月曜日のリアルゴールド

Z級備忘録:月曜日のリアルゴールド

金曜日の夕方。それは平日に働く多くの企業勤め人が浮き足立つ時間だ。
もちろん自分も例に漏れず、「帰ったらゲームの続きをやろう」とか「描きかけの絵があったな、進めなきゃ」とか帰りの電車であれこれ休日の過ごし方を忙しなく考え続ける。そして「明日は休みだしちょっとくらい夜更かししてもいいよね…」といつもより少し遅い11時半ぐらいまで好きな事に没頭する。本当なら遅くても寝る30分前にはいつもの睡眠薬を服用

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Z級備忘録:入社日前日

Z級備忘録:入社日前日

遂に明日に控えた再就職先の入社日。準備品は既にカバンに詰めた。服はまだ決めていない。今度の業務はバックオフィス関連なので、そこまで服装にも厳しくないようだ。早く慣れてお気に入りのビンテージを全身に纏って出社したい。

目下の懸念は早起きだけだ。通勤時間も長く、出社も前社より早いので朝は6時より早く起きなければならない。本当は家を出る1時間前には起床したいが、現状どう考えても難しい。
毎日8時頃にう

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Z級ログ:趣味ハラスメント

今年の3月、つまり会社から自然退職になってすぐの頃、2〜3週間ほど親から延々と

・折角買った一眼レフを趣味にしろ
・読書をやめて実用的な資格を取れ
・料理を趣味にしろ
・新聞を読め

などと「社会に順応した趣味」をするように強要され続けたのを思い出した。
そりゃ朝から晩まで一人で黙々と読書をする姿を見れば、何かしら実用的かつ実利をもたらす趣味をして欲しくもなるものなのだろうが、それにしても辛かっ

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Z級備忘録2022年6月上旬:条件反殺と吐き気

カマキリの子どもが家にいたから条件反射でティッシュで握りつぶしてしまったのだけど、「生命をこの手で殺害した」という後味の悪さと罪悪感で心が折れた。1時間くらいは吐き気と罪悪感で動けなかった。

幼き頃より田畑に囲まれて育ったので、家に虫が入ってくるのは日常茶飯事だったはずだ。春から秋にかけてはほぼ毎日、穏やかな勉強時間を妨害してくる蜘蛛や蝿と格闘していた。二枚重ねのティッシュでサッと包んで拳を握り

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Z級備忘録2022年3月:下卑た視線から解放されたい

Z級備忘録2022年3月:下卑た視線から解放されたい

18歳未満のAV出演強要が国会で議論になった。
若い女性が身体的に搾取されないようにするためという、今の日本でこんなことがきちんと話題に上がっただけで感動してしまっていたが、どうやら様子がおかしいことに気づいた。議員の話が終わると他の男性議員たちが揶揄して笑ったらしい。なんて下品なんだ…。

私が下ネタを嫌いな理由は、自分がどんなに足掻いてもどうしようもなく性的に搾取され続ける身体的な「女」である

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Z級備忘録2022年1月:恋愛至上主義にいっそ迎合して楽になりたい

Z級備忘録2022年1月:恋愛至上主義にいっそ迎合して楽になりたい

社会、参入障壁が高すぎる。一度「普通」から離脱してしまうと、もう手の施しようがないほど戻るのが大変。

「恋人は作るもの」「人は結婚してないと普通の人間ではない欠陥品」という、あの社会規約にどうしても従えないのに、全てが面倒になって「もうさっさと結婚して全ての厄介な偏見から解放されたい」と思う時もある。恐るべし、恋愛至上主義の吸引力。けれど結局は気の迷いというか、瞬間的な解決策でしかないなという結

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