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Z級映画レビュー

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バカの感想です。全く参考になりません。
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#生き恥

Z級備忘録2023年7月中旬:初週を逃すと壊滅的に見れない映画が多すぎる

毎週毎週、新作映画の公開がある。映画配信サービスが隆盛していてもまだまだ多くの映画が劇場で楽しめるのは映画館好きとしてはありがたい。さすがコンテンツが氾濫している大消費社会といったところだ。

ただ、それにともなってか劇場での上映作品は入れ替わりが激しい。私は基本的に海外の映画の字幕版しか見ないので、タイトル通り公開1週目を逃すとよっぽどの人気シリーズか話題作品でない限りあっという間に上映回数が減

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暴力と『ジョーカー(2019年)』

私は映画の記録を取るのにフィルマークスを利用しているが、いまだに昨年の『ジョーカー』(JOKER, 2019)のレビューにいいねをいただくことがあるので今でも時々『ジョーカー』に思いを馳せるが、思い出すたびに作品の内容だけでなく当時の社会状況にぞっとする。考えれば考えるほど製作陣の意図や狙いが分からなくなる作品なのだ。公開当時、「日本人は誰でもジョーカーになる可能性がある」みたいなレビューが多く、

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『ワイスピファイヤーブースト』という映画ではない何か、そして悪役

ここ数年、漫画でも映像作品でもやたらと「サイコパスっぽい奴」が悪役をやるのを見かける。最近見た映画だと『ワイルドスピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)』のダンテが記憶に新しい。誤解を恐れずに紹介すると、真島吾郎(『龍が如く』シリーズ)と映画『スーサイドスクワッド』シリーズのハーレイクインが悪魔合体したラーメンの上澄みのようなキャラクターだ。そう、公式が「サイコパス」を強調したにもかかわ

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君は『デイライツ・エンド』を知っているか

君は『デイライツ・エンド』を知っているか

ここ最近生き恥の記録ばかりだったので、久しぶりに映画の話をしようと思う。

今回は『デイライツ・エンド』という作品だ。2016年に制作されたアクションホラーだが、2021年最も私を夢中にさせたカス映画である。謎のクリーチャーが、生き残りの人間を襲う、よくあるゾンビ映画の悪い所(褒めてる)が雑にぶち込まれた闇鍋のようなストーリー。

オープニングは1台の世紀末改造車がこちら側に向かって走ってくると

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