GBNセミナーまとめ③

これでコーチブラッドのチームビルディングに関する報告は終わり。今後は、オフェンスシステムの解説をしようかな。それではどうぞ。

⑤CHEMISTRY
CHEMISTRYとは、選手同士の関わりによって起こる反応のこと。もちろん、成功するチームを作るためにはプラスの反応が起きている必要がある。そのためには、選手が互いを尊重して、話をきくことができるようになることが必要だ。ここで大切なことは「チームより大切な個人は存在しない」ということだ。チームが成長することを優先することによって結果として個人が成長できる。また、コーチブラッドは試合のスタッツ(シュートの成功率やリバウンド数を記録したもの)に加えてスペシャルレポートを作成しているそうだ。スペシャルレポートでは、スタッツには表れないプレーを数値化している。例えば、テイクチャージ、ルーズボール、スクリーン、コンテストなどだ。チームで大切にしているプレーを数値化することで選手の評価を正当に与えることができる。特に、中学ではルーズボールやコンテストなどは、一生懸命プレーすることにつながるので大事にするべきだと考える。

⑥CULTURE
CULTUREとは、どのようなチームになるかを決める要素だ。コーチブラッドが強調したのは、個人の成長がチームの成長につながるということだ。⑤で書いたことと合わせて考えると、チームの成長と個人の成長は互いに影響しあうものだといえる。要するにバランスが大切なのだ。個人主義に走りすぎても良くないし、組織至上主義で動かしても良くない。そして、どのようなチームになるのかはコーチが鍵を握っている場合が多い。コーチが一つひとつの練習に向けて完璧な努力をできたか。その積み重ねがチームを成功に導くのではないか。


今回のGBNセミナーに参加して1番驚いたことは、NBAレベルの話であったとしても部活に通ずるものがあるということだ。しかも、そのことを素人の自分が学ぶことができた。これは、なかなか貴重な体験だと思う。今後も色々と勉強と実践を重ねてもっと良いチームを作りたい。

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