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【練習紹介】ドリブルなし3on3


こんばんは。かえもんです。

はじめに

さて、今日は久しぶりに練習メニューの紹介をしようと思います。

その前に私のチームがどんな状況かお伝えしておきます。

・部員は10名(怪我人が何人かいる)
・カテゴリは中学女子
・全員がミニバス未経験
・サイズ普通(1番大きい選手で163cmくらい)
・運動能力がずば抜けた選手は今のところいない(今後覚醒するかもしれない)
・コロナで例年より3月分くらい練習できていない
・未だ公式戦0勝←悔しい!

こんな感じのチームです。きっと日本のどこかに同じような状況のチームがあると信じてます。

正直結構苦しいです。
プレスをかけられたら、ほぼ負け。センターラインを越えられなくなります。

そんなチームが最近取り組んでいる練習が
「ドリブルなしの3on3」です。

この練習めちゃくちゃ良いです。

何が良いか。

それを説明するためにはまず前提となる部分を説明させて下さい。

初心者チームはまずターンオーバーを減らせ!

バスケットはオフェンスとディフェンスが交互に入れ替わるスポーツです。

つまり、オフェンスとディフェンスが相互に影響しあっていると言えます。

例えば、ハーフのディフェンス練習を徹底してやったとします。しかし、パスミスがオフェンスで起きれば、相手に簡単なシュートを打たれてしまいます。そうなるとハーフのディフェンスをする暇もなくシュートを打たれるので、簡単に負けます。

逆も然りで、ディフェンスがショボすぎるとひたすら点を取られるので、オフェンスがよほどうまくない限り負けます。

だから、オフェンスとディフェンスの両方をきちんと鍛える必要があるのです。

しかし、初心者チームにそんな余裕はありません。だから、まず目指すのは「オフェンスでターンオーバーをしないこと」です。

ターンオーバーが起きれば、即座に相手ボールになり速攻を出されます。速攻は大抵レイアップを狙うので確率の高いシュートを打たれることになります。

ターンオーバーをしないことは言い換えれば「シュートでオフェンスを終わること」となります。

初心者チームはまずターンオーバーを減らすことが必要なのです。

ターンオーバーで最も多いのはパスミス

ターンオーバーを減らすことが決まったら、試合を振り返ってどんなターンオーバーが多いのか確認することが大事です。

うちのチームはパスミスでした。

速攻のシチュエーションのパスミス。
アウトレットパスのミス。
ディナイされている味方にパスをする。

こういうミスが多く、そしてそのミスがことごとく相手のレイアップシュートにつながっていました。

この部分はチームによって違うと思うので、ぜひビデオを見て分析されると良いと思います。

分析の結果、パスミスを減らすための練習として
「ドリブルなしの3on3」が決まりました。

ドリブル3on3で学ぶこと

この練習からは多くのことを学べます。

例えば、
・スペーシング(近すぎても遠すぎてもダメ)
・ボールミート(vカットなどもらう動き)
・カッティング
(フロントカットやバックカット)
・ピボット
・状況判断
(パスを出すべきか出さないべきか)
(どう出せば取られないか)

などです。このあたりは実際にやればわかると思います。そして、3on3でうまくいっていない部分を分解練習としてやってみると良いと思います。

例えば、ピボットが踏めないでボールを取られるならピボットの練習をする。スペーシングが悪いならディフェンスを外してパス&カットの練習をしてみる、などです。

オフェンスはゆっくり、ディフェンスは早く

ドリブル3on3をやり出すと、オフェンスがやたら焦ってパスを出す場面がありました。

バスケット、特にオフェンスは焦ると必ずミスが起きます。スピードは当然必要ですが、焦ってミスをしてターンオーバーになれば本末転倒です。

ボールマンは慌てず、パスコースを探したり、シュートチャンスをうかがいましょう。

そのためのピボットだし、周りのスペーシングです。

大事なことは「ターンオーバーを減らすこと」でそのためには「ボールマンが落ち着くこと」です。速攻の場面でも同じことが言えます。

そして、ディフェンスは早く仕掛けましょう。

オフェンスはドリブルができないので、ドライブは存在しません。

1線はワンアーム、2線はディナイ、3線はヘルプ。これを徹底してやりましょう。また、カッティングが最大の得点チャンスなので、バンプをしてカッティングを止められると良いです。

オフェンスは落ち着いてチャンスを狙う。
ディフェンスはプレッシャーをかけてオフェンスを慌てさせる。

バスケットをする上でとても大切なことを学べる練習がドリブルなしの3on3です。

ちなみに、ドリブルなしの5on5も良い練習です。下に参考動画を載せておきます。



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