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東野圭吾作品の電子書籍化に思うこと。

長年、電子書籍化されなかった東野圭吾作品が4月24日からKindleで販売開始された。ファンにとっては待望のニュースだ。

とりあえず7作品だけのようだが各出版社から1作品ずつを電子書籍化するので、今後は随時展開されていくのが期待できそう。ということを書いたのは僕も長年、電子書籍化を願ってやまない作家がいるからだ。

小野不由美さんである。

このnoteにも書いた『残穢』の原作者だ。数多くのホラーやファンタジー小説を執筆している作家さんだけど、全く電子書籍化の影が見えない。夫の綾辻行人さんはバリバリ電子書籍化しているのに、なぜ彼女はしないのだろう? 「パートナーとは別人格である」なんてことは百も承知だが、不思議。

何か理由があるのかもしれないけど、それに言及しているインタビューとかコメントが見当たらない。いまだに電子書籍化を拒んでいる作家さんもいるが、個人的に拒む理由というかメリットなんてないと思うだ。

電子書籍黎明期ならいざ知らず、市場として一定のニーズがある状況で、ユーザーの多様性に寄り添うことも大切だと思うのだよな。読みたいのに読めないから、どんどん遠ざかってしまう。『残穢』だって発売から何年経っているんだろう。ずっといまだに電子書籍化を待っている。でも、しないから読めない。

紙媒体を否定してなんていないし、どんどん町の本屋が潰れていっている状況も悲しいことだと思っていはいる。だが、僕はもう紙媒体は買わないのだよ。本棚は自宅のスペースからスマホの中に移動したのだよ。

世の中もこんな状況にもなってるわけだし、いままで反対していた作家さんも電子書籍化を検討して欲しいなぁ。


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