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育児に対する焦り。


社会人になってから学生の頃にもっと勉強しておけばよかったとひどく後悔した。


仕事を辞め、子育てをするようになってからは、就活〜社会人にかけて、もっと堂々と胸を張って失敗を恐れずいろんなことにチャレンジすればよかったなと後悔した。


今は育児中。


育児が一段落すればきっと、あぁすればよかった、こうすればよかったとまた後悔する日が来ることは目に見えている。


たまに人生何周目?ってくらいに達観している人とかいるけど(芦田愛菜ちゃん、いや、愛菜さん)人生一回目の私でもさすがに、この展開は目に見えている。


この育児生活に悔いが残らないように。

残らないように、、、


そればかりにとらわれている部分が多々ある。


3歳までは保育園に預けてないと決めたのもソレが一理ある。

私のことなら預けたら預けたで、数年してから、もう戻らないあの時間をなぜ労働に費やしたのだと嘆くのは目に見えている。

けど、今現在、社会のどこにも属さない、所謂「あなたは何者?」と問われたときに答えようのない今の自分が惨めだったりもする。

ふいに社会に属したくなる。


あまりテレビも見せないようにしている。

皿洗いや洗濯物をしているときも、机に本を置いておく。1歳半の娘に自分で読んでもらう。

出来る時もあるけど、出来ない時もある。

皿洗いしている私の足に、イライラと悲しさと寂しさが混ぜ合わさったぐちゃぐちゃの泣き方をしながら、しがみついてくる。

あとあと考えると可愛いんだけど、そのときはこちらのイライラもたまったもんじゃない。


そういうときはテレビを点けてみる。

驚くほど集中してくれて、家事も捗り、娘の情緒も驚くほどに落ち着く。


娘に正気を戻させてくれたテレビ。

100%悪というわけでは絶対にない。



私はたまに、いや、しょっちゅう本質を見失う。


『後悔しない』ことにとらわれすぎて、

この今を純粋に楽しむことや、穏やかな気持ちでいるために、たまには楽をすることを忘れてしまう。

娘の発達のためにはアレ、コレが良いんじゃないか、今のうちに叩き込まねば、とか。


もっと、シンプルに。

この時間を楽しめばいいのに


この小さな手を握ることも

小さな体を抱きしめることも

幼児特有のこの無邪気な笑顔も


今しかないから。


そんな瞬間を噛み締めることで、本質を見失わずに済むのかなって。


いちいち振り返らないと、すぐに逸れてしまうので軌道修正。


今日も小さな体を抱きしめながら眠ろう。


君はいつまでおっぱいを触りながら眠るのかなぁ〜。


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