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借りた本たち

最近借りて楽しく読めた本たちをざざっと。

①学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話

ちいさな美術館の学芸員・著

美術館で自分の見方が確立されている人には、
美術館の裏側が知れて興味深く、

私みたいに美術館をなんとなく巡ってる人には、
美術館が楽しめるtipsを紹介してくれていてワクワクします。

あと、学芸員さんの担う仕事はものすごく多いことを初めて知りました。

『キュレーター』と『学芸員』は同じだと私は思っていたけど、
キュレーターは海外で日本の学芸員さんがされているお仕事の一部を専門にしてる方の名称みたいなものらしい。
他にレジストラー・ハンドラー(SPY×FAMILYのハンドラーはこれ由来・・・じゃないか)・エデュケーターetc分業がされていて、
日本の美術館の学芸員さんはこれらをまるっとやってると。
(でもここ10年で少しずつ変わってはきているとのこと。キュレーターを生業とする日本人もいるらしい。)
『雑芸員』ともいわれるらしい。
全然知らなかった。

この本は他にも図録に関してだったり(私はいつも欲しいと思いつつ高くて手が出ない。。。)
美術品の輸送、展示に関わる人たちの話も。
他の美術館の所蔵品をどうやって借りたり運んだりするのかの流れはずっと興味があったのでずっと興味深く読み進められた。
(私の中の美術品の輸送の知識は名探偵コナンの『業火の向日葵』

昔から色んな職業の話を聞くことが好きで。
特殊な仕事の話だけじゃなくて、一般企業の人だって仕事あるあるを何かしら持ってたり笑える失敗談なんかがあったりして。(笑えないものはそれはそれで興味深い)

親戚の集まりや、友人との集まりでも聞けそうなら聞いてしまう。
(休みの日まで仕事の話したくない人もいるから注意しつつ)

その昔派遣社員として働いていた時も、一つのところに留まるよりは、
たくさんの職場でいろんな職業を見てみたいと思ってたところもあったなと思い出した。
自分の中で特にこれと言ってやりたい仕事がないからネガティブな中で見出したポジティブ思考なのかもしれないけど。

②地球の歩き方 宇宙兄弟

地球の歩き方編集室・著

断言できる、私は宇宙には生涯行かない!笑
これを片手に宇宙を旅行する日はないだろうけど、
アメリカ・日本の宇宙にまつわる(宇宙兄弟にまつわる)旅の案内も載ってるので、聖地巡礼にも旅にも使える1冊。
あと宇宙の知識がのってるのでちょっとした理科?(宇宙って課目理科だっけ・・・?)の教科書みたいな側面も。

宇宙兄弟1冊も読んだことないんだけど楽しく読めましたよ。
ちょっと先の未来を行く宇宙兄弟の歩みは、いつか本当にそんなことが起こるんじゃないかって思わせてくれます。

あと普通の地球の歩き方なら普通に読める旅の心得が、
(服装とか・気候・予算とか書いてあるページ)
面白過ぎてずっと笑いながら読んでた。
だって酸素があるかないかみたいな記述普通のには絶対ない。

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