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「シーン」を作るために努力する。

多くの人たちが興味を持ってくれたり、習慣として取り入れてくれたりすることって、その手前で共感を生み出す小さな現象が発生しています。経験上、案外そこまでは頑張ればできたりします。そこから先に持っていくには状況がスケールアップしてくるので、実は自分たちだけで展開を広げていくのは難しくて、企業の販売力や流通力と連携することで多くの人の生活の中に取り入れてもらうわけです。このステップアップの段階でコラボが成立しなければ物事は進みません。

TAN-SUの食育キャラクター「ベジパンズ」は、野菜がパンツをはいたお尻プリプリの可愛いキャラクターです。農業活動をしているTAN-SUならではの、野菜への興味を広げるキャラクターになるために生まれました。僕たちのキャラクターやコンテンツは「社会の役立ち」という意義を内包させる事を重要視しているため、生活の中に入って役に立つことをゴールにしています。

東洋アルミさんとコラボしたお弁当応援シリーズは、2020年に全国の量販店で販売がスタートし、毎年数十万セット販売しています。食べ終わるとメッセージが出てくる「おべんとケース」(4タイプ)とさわびの香りでばい菌からお弁当を守る「抗菌ひろがるシート」の2種類の商品が発売中です。

なぜ、東洋アルミさんが無名のキャラクターを採用してくださったかというと、当時の担当者の徳永さんのおかげでもありますし、ベジパンズのキャラクターを通して子どもたちの伝えたい思いも含めて採用に至ったと思っています。

徳永さんのインタビュー記事(TAN-SU)
https://tan-su.com/times/ochanoma/postid=285/

(山口調べですが)いろんなメーカーの発売しているお弁当のおかずケースを調べたら、200種類くらいあったと思いますが、その中で食べ終わると底面からメッセージが出てくる商品はベジパンズだけだと思います。しかも食育の要素を組み込んだ商品というのもベジパンズだけだと思います。

食育では「共食」という概念があります。誰かと一緒に食べることで豊かな心を育むということですが、このおべんとケースでも「共食」の要素を用いて、作ってくれた人と、おいしく食べてくれた人の心を繋ぐ!というメッセージを込めました。

商品と一緒に、そこに込められた思いも伝えられると、みんなの生活の中に根付いてきて、ある時「シーン」に変わると思います。同時に僕たちもピュアな気持ちで商品に向き合わなければならないし、日常生活での行動もピュアでなければなりません。

作る人と、使う人の思いが一致してこそ「シーン」作りなんだと感じた朝でした。

こんな歌をお届けします。

「いただきますとごちそうさま」
https://music.apple.com/jp/album/%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%94%E3%81%A1%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%BE/1597936144?i=1597936537


今日も、おちゃのまポップな一日になりますように!

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