Yaeka

人間として生きていく上で、本質を理解したい。その為に書いています。

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最近の記事

物理的な痛みは、人の心を殺しかねない~仙腸関節障害について~

この文章を書き始める時、公開するかどうか少し悩んだ。なぜならこれから書く文章は一介の障がい者による、とてもネガティブで現実的な感情や悩み、現状を羅列したものだからだ。進んで読みたい思う人はほとんどいないだろう。 しかし私はあえてそれを発信することにした。理由はいくつかあるが、ひとつは世の中には人知れず苦しんでいる人間がいる、ということを世間に伝えたいから。もうひとつは将来自分が死んだときに、ある人間が生涯を終えるまで生き地獄を密かに耐え抜いた、という記録をこの世界に残してお

    • 【短編小説】終われない小説

      透子は昔からおもむろに、衝動的に文章を書き出す癖があった。それは大学の論文課題にしろ、詩的な文章にしろ散文的な日記にしろ、出だしはいつもいきなりで、気持ちの赴くままに走り書く。なんとなく恋愛小説より大人同士の友情や友愛に関する話を書きたい、と思った。 彼女は昨年出会い、親交を深めたある男のことを考える。考えたいのだ。思い出にするにはあまりにも強烈で暖かい記憶を、文字にして残したかった。 東京に家を持ち、京都に出向中のその男は市内一等地にあるマンションで仮住まいをしている。東

      • 誰もが「弱い自分」を拒絶する。

        世間ではよく、「精神的にひ弱」や「メンヘラ」という言葉を耳にします。その言葉を向けられた時や、自分にその特徴が思い当たる時、人は大きなショックを受け打ちのめされることでしょう。ある人はその言葉を聞かなかったことにして逃避したり、反対にその言葉を他人に使い自分より下がいるという優位性を感じることで安心感を得ようとする人もいます。多くの人が「精神的に弱い自分」を受け入れることができません。受け入れることができないので、なぜ他人にそのような言葉を言われたのか、もしくは自分は弱いと思

        • 【随筆】堕ちていく夫婦                               第二回 幸せなはずの結婚生活が、いつしか "支配された生活" に取って代わられる Part1

          当記事をご覧いただきありがとうございます。Yaekaと申します。 今回は随筆「堕ちていく夫婦」の第二回です。結婚生活中、元夫と私は共依存関係にあり、当時の私は彼に洗脳されていました。現在は別居し離婚協議が進んでおり、洗脳も解けひとり自由気ままに生活しております。第二回である今回は「幸せなはずの結婚生活が、いつしか "支配された生活" に取って代わられた。」というテーマにもあるように、結婚生活でどのように洗脳され、思考の矯正をさせられていったかを2回に分けて解説します。 元夫

        物理的な痛みは、人の心を殺しかねない~仙腸関節障害について~

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          【随筆】堕ちていく夫婦                   第一回 洗脳された者の行きつく場所

          〈はじめに〉 ※ここを必ず最初にお読みください。 ご訪問頂きありがとうございます。これは共依存関係だった元夫と私のお話です。今思うと当時私は元夫に洗脳されており、精神的に支配されていました。同じような境遇や経験をされた方にとっては苦しくなってしまう表現などがあるかもしれませんのでご注意ください。 世の中には私たちのような共依存夫婦やカップルがたくさん存在すると思います。夫婦や恋愛関係では、愛ゆえに二人の人間を密接に結び付けますが、洗脳や支配といったような危険な関係性を生み

          【随筆】堕ちていく夫婦                   第一回 洗脳された者の行きつく場所

          社会的弱者の私が、幸福な理由

          当記事をご覧いただきありがとうございます。京都市で一人暮らしをしているYaekaと申します。現在30代半ば、これまでに腰椎椎間板ヘルニアに3回罹患し、その後遺症で仙腸関節障害と歩行障害を患いました。 自分の身の回りの世話はなんとかできますが、常に臀部に鋭い痛みがあり動作や外出に制限があります。長時間歩くことや立っていること、座っていることにも痛みが伴い定期的に横になる必要があるので、一般的な企業に雇用されて働くことが極めて難しいです。こんな状態なので常に金欠ですし、元夫と別

          社会的弱者の私が、幸福な理由