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6.失うものがないなら、まず行動するべきという罠。

 「まず行動しよう」


よく耳にするフレーズだ。


まず行動するには「勇気」が必要だ。


ではその「勇気」はどこから出てくるのか?


「安定」から生まれるのだ。


例えば、「宝くじが当たったらこんな会社辞めてやる」と言ってる人は、なぜ会社を辞めることができるのか?


明日から給料がなくなるのに、辞めることができるのはなぜか?


それは宝くじによって生涯賃金を上回るお金が手に入ったからではないだろうか。


つまり“安定が手に入った”から勇気が出て、“会社を辞める”という行動に移すことができたのだ。


さて、ここで考えなければいけないことは、「失うものがない」ことは、はたして「安定なのか」ということだ。


「失うものがないなら行動をするべき」と言っている人は、そもそも安定の資産が多いのだ。


「安定の後ろ盾が多い」と言い換えた方がいいかもしれない。


つまり安定という後ろ盾が100あれば、一つ行動して失敗しても99になるだけだ。


「まず行動しよう」をそのまま受け取ってしまって、安定の後ろ盾が「3」しかない人間が、勇気を持って(無謀にも)行動し、失敗したらどうなるだろう。


「安定の後ろ盾3」が「2」になってしまう。


ここで失われるものが健康だとしたら、それはもう最悪だ。


ハッキリ言って、「失うものがない」は、行動するほどの勇気をもたらすほどの「安定」ではないということ。


だからといって何も行動しないのも、また意味が違う。


確かに悩んでばかりいるのはダメだが、考えることが必要である。


例えば、織田信長も本当の意味での勝負をかけたのは「桶狭間」の一回だけだった。


背水の陣は、生涯一度だけ、、、。


それ以上は、無謀であり、ギャンブルなのだ。


人生の中で、必ずそういう場面があるということで、何度も経験することではない。


だからこそ悩むだけではなく、しっかりと考えて行動する必要がある。


今の時代であれば、やはり小さく始めること。


副業もビジネスも投資も初期投資は小さければ小さいほどいい。


私なんかは「失うものはないなら行動しよう」をはき違えると、自暴自棄になってしまう気がする。


「失うものが多少はあるから、勇気を持って小さく始める」


とりあえずコッチで行こう。


追伸、NBAサンアントニオ・スパーズにティム・ダンカンという選手がいた。


史上最高のPF(パワーフォワード)は決して派手ではなかったが、抜群の安定感でチームに勝利をもたらした。


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「小さく立ち上げてみることだ。勉強をしてから、知識と技術をつけてから、資金を貯めてから、人を集めてから、そんなに入念な準備は必要ない。立ち上げて反応を見ながら少しずつ軌道修正して、やりながら形にする。」本書から抜粋。

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