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19."食べるものが少ない国では自殺者が少ない。食べるものが多い国では自殺者も多い。"

「会社行きたくない、、、。」


こんな朝をあと何年続けるのか。


「でもまぁ、これが普通か、、、。」


”普通”がまあまあツラいのが日本の特徴です。


こういう話をすると、


「飢餓で苦しんでいる子供たちが世界中にいる」


「日本は恵まれている」


という意識の高い方々、、、。


その通りです。


ただここで話してるのは、ツラさの種類の話です。


"食べるものもままならない国では自殺者がいない。食べ物がある国では自殺者がいる。"

こういった話なのです。


もっと言うと、その意識高い人の「意識の高さ」が、私にとってツラいときもあります。


さて、会社に行くために朝のアラームに恐怖を感じ、漠然とした不安に襲われ、心臓を鷲掴みされる感覚、、、。


私はいつからか、これを味わうようになります。


これを味わったことのある人は分かるはずです。


”普通”とはもはや違います。


朝目が覚めているのに起きれない。


既に失敗した時の事を考えている。


胸がキュッとなる(心臓を鷲掴みにされるような、、、。)


夜、明日になりたくなくて寝れない。


仕事で失敗をすると、「仕事 失敗」「月曜 怖い」などを検索するようになる。


副業、転職などのサイトを見始める。


朝、昨日何かミスしたのではないかと思いながら挨拶する。


毎日、今日の仕事が終わった今の状態を継続したいから寝るのが遅くなる。


若い時はそれで良かった若い頃と違うのは回復力。


体力があるというのは回復力があるという事です。


20代はそれでも良くても、30代になると翌日に疲れが残ります。


なのに一度寝たら朝まで起きなかったのに、1時間おきに目が覚める。


明日の仕事の「してもいない失敗」を想像して胸が苦しくなる。


そして朝、無理やり起きて「失敗するかもしれない」「怒られるかもしれない」「迷惑をかけるかもしれない」という現場に行くのだ。


ツラいに決まってる。


ある日仕事中、動悸と汗と震えが止まらなかった。


仕事内容が機械操作で、1日動く。


帰っても、機械が止まってないか心配、ミスしてないか不安。


そして職場に苦手な人がいる。


朝、呼吸が荒くなる。心臓が鷲掴みされたような感覚、脳が回っている感じがする。


もう無理だった。


そして私は、会社を休職することになった、、、。


「普通」から零れ落ちたのだ、、、。


ただ、良かったことは、私たちの「普通」の足元は相当グラついてるということ、、、。


TVやネットでも「生活保護の需給」についてや、「ベーシックインカム」の議論を、聞くことも多くなった。


いずれ、「こんなことなら休職しとけばよかった。」と思う未来が来るかもしれない、、、。


「学生時代、もっと学校休んでも人生それほど変わらなかったなぁ。」と思うように、、、。


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「“仕事が辛いのは当たり前”“すぐに逃げるのは負け犬だ”親や先輩から言われたそんな言葉が引っかかっている人もいるかもしれません。でも本当は他に才能が活かせる場があるのに、同じ場所にとどまっている方が人生から逃げていることにならないでしょうか。」
本書から抜粋。

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