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資本主義の奴隷が資本主義を批判する現代 | #記録 #考え

本題の前に「4分33秒」をご存じだろうか。最近講義でこれを鑑賞することがあった。その時、新資本主義?資本主義を超えた新しい世界のヒントってこれか⁉︎と考えにいたりnoteに記録している。


最近、資本主義はダメだとか、社会主義を混ぜた新資本主義だとかメディアでよく語られるし、関心をもつ学生も多いと感じている。さらに、ひろゆきといったおじさん飲み会のノリがYouTubeでバズり、加速させている。
たしかに、資本主義は限界を迎え、その中でも成長が横ばいの日本では考えるべき課題であろう。資本主義というフィールドで日本が急成長する未来は杞憂に過ぎないからである。
さぁ、メディアと共に批判している者を客観的にどう見るだろうか。その者は、周りより問題意識が高く情報を必至に考えた先で批判しているかもしれない。
しかし、そうであってもお金を稼ぐために時間を売り、趣味にお金を使うことがはたらくモチベーションとなっている可能性は高い。その生活を豊かと思うか思わないかはさておき、時間=お金という考え(Time is Money)からは抜け出せていないのである。
つまり何が言いたいか、
資本主義の問題意識が上がっても国民の9割は資本主義の奴隷であり、新資本主義など杞憂である。
資本主義を様々な観点から考える学生であっても、卒業後はサラリーマンになり奴隷に組み込まれていく。さっきまであれだけ資本主義を批判していたのに「高収入で週休3日、結婚して…」なんて当たりまえの顔をして言っている。
大学に来て意識が高くても資本主義の奴隷であることを私たちは気づかないのだ。当たり前に根付いているものが変化しないのは自覚がないから。
上記の者の豊かさは自らが考え出す物であるから、口出しすることではないが…上記のマインドに陥っている大人がメディアで自覚なく話していることにはどこか違和感がある。
私たちが資本主義から抜け出した新世界では、「数字で表せる物だけに価値が宿っているわけではない世界」だと考えている。つまり、私たちは何でもいい価値がない、やりたい事に時間を使っていくことが資本主義マインドから抜け出すために大切となってくる。
時間で生産する、効率から抜け出すにはこれしかないと考えて序章にジョンケージの「4分33秒」を引用してみた。奏でることだけが音楽ではない。時間が音で満たされずとも「4分33秒」は曲となり得たのだ。

ここまで読んでくれた方々には感謝です!!
最後に私は一般大学生であり、ましてや社会学専攻である。経済学はかじってすらいない。
そのため本noteを読んでも間に受けないでほしい。
一般人が考えた頭の中、Twitterには書ききれない文章をここに書いている程度で読んで、批判なり共感なりしてもらえたら幸いだ。

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