オンライン演劇『音の世界』という企画に関わって④ 出演者から

 ー「音の世界」という企画にまつわる文章を、出演者の皆さんに書いていただきます。第４回目は、山森信太郎さん（男甲役）。  

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この時期に入ってオンラインでの
読み合わせや飲み会なんかは
幾度かしていましたが
キチンとした形での配信は初でした。

他の配信も色々視聴していますが
やはりまず気になるのは接続＆音問題。
色々諸々試行錯誤を経つつも
少人数だったこともあってか
今回は結果巧くいきました。
(とはいえ綱渡った時もありますがw)

あとは他の配信の裏話にも度々あがる
キャスト自身による出ハケの操作。
zoomを使ったことある方なら
分かっていただけると思いますが
ビデオのオンオフはもちろん
マイクのミュートのオンオフ。
そしてそのタイミング。

私ともう一人はiPhone参加だったもので
１度タップしてから
比較的すぐにアイコンタップしないと
アイコンが引っ込んでしまう。
なのでそこまでのタイミングが
いつもと違う場合は
なんとかシビアに対応するという
毎回チャレンジな感じでした。

毎回YouTubeLiveの録画を確認し
舞台の稽古の時の録画を確認する時の
自分が思っていたのと違う動きや声音に加え
音声の大小やディレイも
自身のモニターで見聞きしていたのと
ズレがあったりするので
修正するのに役立ちました。

あとはオンラインでの何かしらの作品に
初めて関わった方なら
共感してもらえるかもしれない
えもいわれぬ独特な緊張感。
アレです。自分的にはアレに近かったです。
舞台の時に自身の出番よりも
転換の手に付いてたりする時や
誰かに渡す小道具を用意したりの
そういう時のあの緊張感。

なんやかんやで色々諸々でしたが
オンラインものへの初参加。
衣装や照明やzoomやら
たくさん勉強になりました。
と言いつつ現在自身の企画で再び苦戦してて
もっとzoomやYouTubeLiveについて
ちゃんとそーごちゃんと同時に
学んどけばよかったと思うほど
まだまだ勉強が足りてませんがw

ともあれ誘ってくれた主宰西村さんを始め
全員ほぼ初めましてながら
よき感じに共演していただいた皆さん、
皆に感謝の配信でした。
配信ご視聴いただいた皆様
誠にありがとうございました。
未視聴の方々、
せっかくここまで読んでいただいたのなら
あと30分ほど是非お付き合いください！

山森信太郎

小劇場を中心に活動。
近年はムシラセ、日本のラジオ、
JACROW、アマヤドリ、劇団チョコレートケーキ等に出演。

（西村壮悟より）

山森信太郎さんこと、髭さんは（ん？逆か？）、小劇場界でも顔が広く、色んなところで見ることができる俳優です。
僕が最初に髭さんを知ったのは３.１１後のオムニバスもので、別の作品に出演してたのですが、荒んだ男の役で、見たまんまおっかない人だと思ってました。自分もそういう役がやりたいと思っていた頃で、キム・ギドクにハマってたときでしたが、そんな髭さんがカッコいいなと思ったものでした。

今回の役にもピッタリで、こういうのができる髭さんは本当に貴重な俳優だと思います。
以前共演したのアマヤドリという劇団の作品では、変わった病気の娘を持つ優しいお父さんの役で、そういう役も合うんですが、今回のような、言葉数が少なくて何考えているのか分からない昔の男が、できますからね。
まぁそんな男、実生活では今時もういいよって感じでしょうが（僕も気をつけます）、フィクションのなかだと「その奥に何があるの？」と描けるし、見てみたくなりますよね。

そんな山森信太郎さん、自身の髭亀鶴（ひげきかく）でオンライン実験とやらをするそうです！

『アイスランド』という作品では、前回文章を書いてくださった小川浩平さん（主人役）が演出。
色々と楽しみです！

髭亀鶴オンライン実験の会
『オンラインでソロ表現をする実験』
６月27日(土)
15時〜17時予定
19時〜22時予定
28日(日)
13時〜16時予定
18時〜20時予定
『オンラインで戯曲を読む実験』
６月29日(月)
20時〜21時10分予定
30日(火)
19時半〜21時40分予定(休有)
７月１日(水)
19時半〜21時10分予定(休有)

— 髭亀鶴 (@higekikaku) June 8, 2020