失敗しない塾の選び方 #3
お子さんの成績が心配なとき、志望校への合格の雲行きが怪しい時。
「塾に通わせてみよう」
と思いますよね。
そして、「どこの塾に入るのが一番良いのだろうか。」と悩まれた方も多い
のではないかと思います。
塾選びはかなり大切です。
お子さんにあった塾に通うことができれば、楽しく勉強を続け成績も上がっていくでしょう。
しかし、反対に全く合っていない塾に入ってしまった場合は悲惨です。
塾で勉強を頑張るどころか、勉強が嫌いになってしまうこともあるでしょう。
塾選びで失敗しないように、前々回は「お子さんに合った塾を見極める」というテーマで執筆させていただきました。
ご興味がある方はこちらからご覧ください。
そして、前回は「集団形式の塾には注意が必要」と言う内容でお送りしました。
こちらもご興味があればご覧ください。
さて、それでは本日は第三回目です。
早速見ていきましょう。
3. 失敗しない塾の選び方その3「月謝と教育の質を確認する」
さて、3つ目に私が皆さんが塾選びで失敗しないために考えてほしいことは、「月謝と教育の質が合っているか」と言うことです。
意外とここをきちんと気にしておられない方が多く、必要以上に毎月お金を払ってしまっていると言う状況です。
適正な価格の塾に行き、適正な値段で、適正なサービスを受けたいですよね。
お子さんが何人もおられるご家庭は、その分だけ支払いに必要な額が増えていきますので、ぜひ適正価格の塾を見つけていただきたいです。
それでは、皆さんがきちんと適正な塾を選ぶことができるように、いくつかポイントをまとめました。
1-1 大体の相場を知る
まずは、塾についての大体の価格相場を知ることが原則となります。
正しい相場を知らずして、適正な価格を定めることはできないでしょう。
しかし、厄介なことに塾業界は料金体系が塾ごとに大きく異なります。
大体の相場はここでお伝えしますが、あとは塾で受けられる質の高さを天秤で比べるという作業が必須になります。
まず、集団授業の料金相場についてです。
集団授業の料金相場ですが、1週間に1科目だと1万5千〜2万程度に収まるものが多いです。
二科目取ろうとすると、3万〜4万はすると思っておいてください。
3科目で3万円いかない塾だとすると、かなり安い印象ですね。
少し高い塾で科目を5つ取ると、10万円前後することもザラにあります。
次に、個別授業の料金相場についてです。
個別指導の料金相場ですが、1週間に1科目だと2万円を超えてくる塾が多いです。2万5千を超えても割と普通な印象です。
2万円以下なら安いと言う風に考えて良いでしょう。
2万円以上の塾についてですが、個別指導の場合は大きく授業の質に差が出ますので、一概に高いとは言えません。
偏差値50程度の大学生が教えている塾もあれば、東大や医学部志望の子にも対応可能な受験道を極めたようなおじさんがやっている個別塾もあるわけです。
一概に「高い」と決めつけることはできません。
あと、これは方々から敵視されるのであまり言いたくはないのですが、大手塾は、広告に書いてある料金はかなり安いものが多いですが、実際は上記の相場に収まるか、ひどい時はそれを超えていきます。
なぜかというと、授業料の他に「教材費」などといった別途かかる料金が発生するからです。
教材費が結構高いので、結局月謝は高くつきます。
また、王手予備校は宣伝費もめちゃくちゃお金をかけています。
その分のお金も含まれるので、その分高くなってしまいます。
1-2 価格に対して、どれだけの指導の上手さがあるか
次に我々が見るべきポイントとしては、「指導がどれだけ上手であるか」です。
いくら安い塾だからといって、教科書や問題集の基本問題がわからないというような先生に教わっていても、学力の向上は見込めません。
成績の上昇効率も悪くなるでしょう。
生徒の理解度も、先生の教え方によって本当に大きく変わります。
説明を聞いても何を言っているのか分からないような塾では、いくら安くても本末転倒といえるでしょう。
1-3 価格に対して、どれだけの手厚さがあるか
そして次に注目すべきは「手厚さ」です。
これは、塾によって大きく差が開くところです。
授業以外の時間に質問に行くことが許されているか。質問に行っても嫌な顔をされないか。
また、分からなかった生徒に対して何か補習教材となるようなものを用意してくれるのかどうかといった所も、その塾の手厚さが垣間見えます。
こういった部分がかなり手厚い塾であれば、多少料金が高くても入塾することを強くお勧めします。
1-4 最終的には立地やその他の条件も加味して総合的に決める
いろいろ言いましたが、価格と授業の質、手厚さ以外にも考慮すべきポイントはあります。
送迎しやすい所なのか、家からの距離が近いか、塾長の雰囲気が優しいか、子供が行きたいと思えているか、良い関係で勉強できる友人が通っているかなどいろいろ要素が絡み合ってきます。
総合的に、その価格が適正なのかを判断しなくてはなりません。
ただし注意点は、
まずは「価格」と「授業の質、手厚さ」を純粋に比べることです。
その他の要因は付随的なものとして考えた方が、お子さんの成績向上にはつながります。
1-5 絶対外せない隠れ条件
さて、そして塾選びにおいて絶対に外せない隠れ条件というものがあります。
私が親の立場なら、入塾の相談に行ったときに必ず聞く内容です。
それは、
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