失敗しない塾の選び方 ♯1
お子さんの成績が心配なとき、志望校への合格の雲行きが怪しい時。
「塾に通わせてみよう」
と思いますよね。
そして、「どこの塾に入るのが一番良いのだろうか。」と悩まれた方も多いのではないかと思います。
塾選びはかなり大切です。
お子さんにあった塾に通うことができれば、楽しく勉強を続け成績も上がっていくでしょう。
しかし、反対に全く合っていない塾に入ってしまった場合は悲惨です。
塾で勉強を頑張るどころか、勉強が嫌いになってしまうこともあるでしょう。
そこで、今回は「失敗しない塾の選び方」について解説していこうと思います。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
1. 失敗しない塾の選び方その1「その子に合った形式・レベル・雰囲気の塾を選ぶ」
まず大前提として絶対に外してはいけないことがあります。
「それはお子さんに合った塾を見つける」ことです。
「合う」というのは一般的には、
・授業形式
・レベル
・塾の雰囲気
に着目して考えて貰えば良いです。
1-1 集団か個別か
まず「授業形式」ですが、これは主に「集団授業」か「個別授業」かで考えてもらうことが重要になります。
「集団授業」のメリットとしては、
・比較的月謝が安いこと
・周りにも塾生がいるのでモチベが上がったり励ましあったりできる
・先生の注意がいつも自分に向いているわけではないので、リラックスできる。
といったところでしょう。
逆にデメリットは、
・内容がわからなくてもそのまま進んでいくこともある
・学校で習ってわかっていることを繰り返しやる可能性がある
・周りの人間関係がうまくいかなければ、行きたくなくなることもある
のようなことが挙げられます。
「個別授業」の場合は、
集団のデメリットの逆ですが、
・丁寧にわかるまで教えてもらえる
・内容はわからないところに集中できる
と言ったメリットが考えられます。
お子さんがどちらの塾の形式が良いのか、しっかり考えておくことが重要です。
1-2 レベル感が適切か
集団塾では、特にレベル感を確認してから入った方が失敗しにくくなります。
塾によって、また集まっている生徒によって、授業の進度や取り扱う問題は大きく変わります。
お子さんのレベルよりも高いところに行くことになった場合、わからないことが多すぎてちんぷんかんぷんになってしまうかもしれません。
そうなった場合、「できるようになったこと」が増えていかないので、成績の上昇はまず見込めないでしょう。
それどころか、勉強が嫌いになる可能性すらあります。
また逆にお子さんのレベルよりも低いところに行ってしまった場合も注意が必要です。
授業のレベルが低いと、「すでにできているところの確認」になってしまうので、これもまた成績の上昇は見込めません。
お子さんが退屈して「やめたい」と言い出せれば良いのですが、レベルが低い塾にいると他の子よりもできてしまうがために、「良い気分」になってしまう可能性があります。
そうなってしまうと、その子の成績は頭打ちになり、塾の中では良い成績をとっているかもしれませんが、都会の偏差値が高い学校の子達には大きく差がつけられてしまう、「井の中の蛙」状態になってしまうのです。
そんなことにならないように、レベル感の合った塾に入りましょう。
1-3 塾の雰囲気が合っているか
最後は、塾の雰囲気とお子さんの性格が合っているかどうかについて確認しましょう。
これも非常に重要なポイントです。
いくら偏差値のレベル感が合っていようとも、雰囲気が全く合っていない塾に在籍し続けることはお子さんにとって苦痛になる場合があります。
私の場合もそうでした。
中学一年生の時に通っていた塾は、レベルがそれなりに高い塾で、クラスの大体上から4番目くらい(15〜20人中)に位置していたので、それなりに切磋琢磨して成績の上昇が見込める環境ではありました。
しかし、塾長の性格が結構厳しく、わからなくて解けない子に対して「君、やばいなあ」などと平気で言うような塾でした。
私はその空気感が好きではなく、一年経つか経たないかくらいのタイミングで退塾することにしました。
今振り返って思っても、やはり「気持ちの良い環境で勉強できること」がまず第一に優先すべきポイントだと思います。
いやいややって成績が伸びても、それは将来につながる勉強とは言い難いです。
「受験のためだけの」勉強になってしまいますし、そういう生活をしていた子は大学入学後から一気に勉強に手がつかなくなってしまう傾向があります。
塾の雰囲気が合っているかもしっかり確認した上で入塾を決意しましょう。
絶対にやって欲しいのが、「体験入塾」に参加することです。
塾の実際の雰囲気を知らずに、そのまま入塾を決めてしまうのはとてもリスキーです。
試着せずに良さそうな服を着るのと一緒ですね。
即決すれば、初月の月謝が安くなるというキャンペーンはよく行われていますが、お子さんのことを考えるのであれば、まずは体験として参加するのが一番良いです。
失敗しないためにも、慎重に塾選びをおこないましょうね!
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