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「優しくない行動」をされた時の対処方法

ありがたいことに、昨日投稿した以下記事の反響が良かったので、続編的な感じで書かせて頂きます。

昨日の投稿では「優しい心を持っている人が多いが、それが行動に現れていない人が多い」という話をした上で、「優しい行動」を取るための自分なりの方法論を書かせて頂きます。

本日は逆に、「優しくない行動」をされた時の対処方法について書きたいと思います。

相手から「優しくない行動」を取られた場合、それが知った仲だったとしても内心穏やかではなくなりますし、まして知らない間柄だとしたら、相手が「優しい心根」を持っているかどうかも分からない為、疑心暗鬼になってしまい、最悪「悪意を持って嫌がらせをしてきているのでは?」と思ってしまうかもしれません。

これは特に意識的に「優しい行動」を取る努力をされている方が陥りやすい傾向にある気がします。
と言うのも、「優しい行動」を取る時、特にその習慣が定着していない頃はそれなりに体力や精神のエネルギーを消耗する為、相手に対して「自分は頑張っているのに何でそんな対応をしてくるのか?」と腹が立ってしまいがちで、結果として自分が「優しい行動」を取る事を辞めてしまうケースすらあると思います。

正直、3年前くらいまでの自分は上記のように相手に腹を立ててしまう事も多かったのですが、以下に紹介する方法や意識付けを行う事で、少しずつ「優しくない行動」をされる事への対処法を身に着けてこれたと思っています。(もちろん、今でも相手の「優しくない(と私が思う)行動」に恥ずかしくも苛立ってしまう事はありますが。。)

それでは、以下に私なりの「優しくない行動」を取られた時の対応方法をご紹介したいと思います。

1.意識付け

まずは前提としての意識付けの話で、ある意味具体的なアクションよりも大事な点になります。
ただ、やはりすぐに自分の意識を変えるのは難しいので、私自身も折に触れて以下を振り返り、ここ2年くらいで少しずつ意識を改革することができました。

①人を変えるのは難しいと認識する

「難しい」というより「無理」と思っておいた方が良いかもしれません。
極端な話、特に20歳を過ぎた成人の価値観や行動を変えるのは「地球を指で動かすくらい難しい」と心得ておいた方が良いと思います。
「優しくない行動」をした方に”注意”をしたとしても、基本的に人を変えることは難しいです。

②人に期待し過ぎない

世の中に絶望している訳ではないのですが、人に過度な期待をしていると、期待通りに相手が行動してくれなかった時に無意味に苛立つことになります。

仕事を例にとると、私は同僚や部下に仕事をお願いするときは極力細かく指示出しをするように心掛けていますし、仮に時間があまり無くて具体的な指示が出せなかった場合は「上手く仕上げてくれればラッキー」くらいに思うようにしています。(不思議なことに、このような心持ちに変えてからの方が、周囲が良い仕事をしてくれることが多くなった気がします。)

2.対処法

続いて以下で、相手に「優しくない行動」を取るための具体的なアクションプランを提示します。
言うは易く、行うは難しな内容もありますが、是非ご参考にしていただければと思います。

①基本は受け流してフォローする

1で述べた通り、相手の価値観や行動を変えるのは難しい為、例えばコミュニケーションに於いて情報不足だったり、求めたアクションをしてくれなかった場合は過度に反応せず、淡々と不足している情報を質問・確認したり、フォローするのが良いです。

また他にも自分の部下が取引先に対して失礼に見えるような対応を取った場合も、部下を注意して改善を改めさせるよりは、裏でコッソリ自分が取引先にお詫びをする方が良いと思います。

②「注意する」ではなく「推奨する」

ただ、①のように受け流すだけだと、例えば部下を育成する立場であれば部下の成長に繋がりません。そのような場合、相手を「注意」するのではなく、「○○した方が良いかもしれませんね」とか「次回以降、○○してくれると助かります。」と言うように行動改善を促す為の「推奨」をするのが良いと思います。

もちろん、それでも相手の考えや行動を変えるのは難しいですから、上記のように改善アクションを「推奨」場合でも、相手が変わることを期待し過ぎないことです。
(ケースバイケース的な側面もあり、誰が見ても誤った行動を取っており、それがもたらす周囲への不利益が看過ができない場合、もっと強い対応を取った方が良い事もあります。)

③「判断」しない

特に対人コミュニケーションに関しては絶対の正解が無い事が多い為、「相手が正しいor誤っている」について、不必要な判断をしてはいけません。

『反応しない練習』にも書いてありますが、仏教的には、判断は執着の原因になるそうです。

自分の思考から余計な判断を廃し、②に記載したように自分の意見・考えを「推奨」するに留め、その後は「放っておく」くらいのスタンスの方が、相手にとっても自分にとってもメリットが大きいです。

逆に言うと、自分の意見や考えを押し付けてきたり、「お前の為を思って言っているんだぞ」と強要してくる人とは距離を置いた方が良いと思います。

因みに私自身は、他人の考えが明らかに「間違っている」と「判断」しそうになった時は、声に出して「判断しない」と3回言うようにしています(笑)


以上、「優しくない行動」をされた時の意識付け&対処法を書いてみました。

私含め、比較的繊細なメンタルをお持ちの方ほど相手の「優しくない行動」に敏感で、傷つくことも多いと思います。
私自身、まだまだ発展途上ですが、本日書いた内容含めて意識・行動変革し「優しい行動ができて、優しくない行動をされても適切に対処できる」人間になりたいです。

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#大切な教え #優しくない行動 #執着 #判断しない #優しさ #仕事の心がけ

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