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#さみしい夜にはペンを持て
一生一緒にいてくれ、と思えた本。
こんなに緊張する書評は初めてかもしれない。先日、1章でページを捲る手を止めた、という本だ。
書評に緊張感が走る理由は、「この世は明ける。書けば、必ず」と帯に書かれているからだ。「書く」ことに対する本に対して、何かを「書く」というのは非常に勇気がいる。
僕もライターとしてお金をいただいて働いているだけあり、それこそ言葉を選んで勢いよく切り込みたいところ。端的に言わせていただく。
2章から「娘の
情報過多の現代の処方箋は「自分に取材して書く」こと。
2023年、最高に楽しみにしていた一冊が手元に届きました。
note業界には知らぬ人はいないであろう、古賀史健さんの新著『さみしい夜にはペンを持て』です。
ごめんなさい、第一章で無理やりページを捲る手を止めました。このまま朝を迎えそうになったからです。
まだ結末を迎えていませんが、「自分に取材をしよう」というメッセージが強く組み込まれているように感じます。
ライターという職業は、他者に取材