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令和6年能登地震〜今後の復興と、現状の避難民の方向けに今できることはないか〜

金沢市東山1丁目で小さな宿を経営する者が執筆しております。

能登地震の被災状況について(2023年3日現在)

珠州市、輪島市、能登町などの被害が大きく、現状避難している方々への物資提供が間に合っていない状況です。東京からの海上保安庁の航空機が旅客機と衝突するなどの二次被害も起こっており、毎回のニュース情報に喉がきゅうっとしまる感覚です。

正直、私自身も今日まで宿のお客さんと自分の身の安全を守るのに必死で、これ以上悲しいニュースが増えないように祈り、復興が早まるための寄付やSNSの拡散しかできません。
今は金沢市のアパートでこの文章を書いていますが、能登方面では今日も夕方19時前に震度5の地震があり、金沢にいても揺れを感じることが多く、今後1週間ほど油断ならない状況が続いています。


ニュースでは高速道路や新幹線は復活し、遅延しつつも走行開始されていると、インフラ面の復旧は進んでいるみたいですが、物資の運搬や救急の往来の邪魔になるので、一般人が能登方面に行くことは極力控えないといけない。携帯の通信障害も1〜2日に解除されたから、知人との連絡はつくようになってます。

💡1人の小さな力でも今、被災地にできること
(※あくまでも個人調べです)

一人の石川県住民として現状、一般人でもできることはないか調べました。
もし、被災地の支援方法についてお探しの方は。以下を参考にしていただければと思います。

①SNS上でのSOSを拡散(※リアルタイム・正確性を確認してから)

震災直後のSOSの投稿などは正確な情報か、状況を確認して拡散する必要があります。実際にリアルタイムの情報ではないことで混乱が起こっていたりしてます。アカウントの信頼性や、情報の発信時間を確認する必要があります!

②寄付活動(※詐欺に注意)

現在の救助・医療活動、物資提供、今後の復興のために膨大な時間と資金が必要になるとのことです。東日本大震災でも、復興する際に37兆円使用されたみたい、、、

2023/02/04 08:05 読売新聞社グループ


ただし、安易に寄付するのではなく、支援先の組織・NPO団体の情報や寄付金の活用用途などを確認して、寄付先を選んでいただくのがいいかと思います。また募金サイトは、PayPayやメルカリなどでも設けられていますが、「募金詐欺」の可能性があるので気をつけてください😭

1/2(火) 13:18配信 Yahooニュース!より
種類多すぎますよね、、、

③個人判断で救助や支援に行かない(※不用意に動いたり、問い合わせは危険です)

善意で能登に一般車両で物資を届けに行こうとする方も増えているみたいなのですが、逆に自衛隊や救急車、物資提供の妨げになります。
「ボランティアに行きたい!!」という県外からの声もありますが、直接現地に行ったり、電話したりすることで災害復旧作業の妨げになることがある都県から発表されています。

今できることは、県からのボランティア要請があったときに、すぐに迎えるよう準備をしておくことかと思います。

▼ボランティア募集の最新情報はこちら
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenmin/saigai/notojishin0101.html

④地域のネガティブブランディングを広げない

XやInstagramで、今回の地震について「南海トラフ」と掛け合わせた発信や、能登地方の危険性について不安を煽る発信を見受けられます。

石川県で働く身としては、能登エリア日本でも稀な自然の景観や伝統産業が残る地域であり、今回うちの宿に泊まりに来たイギリスからのお客様も、能登をご旅行することを楽しみにしておりました。

能登地方はインバウンドが復活したこともあり、観光推進に力を入れており度重なる地震の被害があっても、多くの方が復興しつつ守ってきた産業や工芸品があります。
実際に能登DMCの方も東茶屋街に足を運び、誘致に力を入れてらっしゃいました。

なので、ニュースの悲惨な状況だけでなく今後、能登に足を運びづらくなるような不明確な情報を見た際は、拡散せずにいてあげてください。

以上、現状で伝えられそうな情報を石川県からお伝えします。
また、ボランティアにおいても石川県に根を張る宿泊施設として何かできないか検討してまいります。

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