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発達障害、精神疾患、難病、身体障害の僕が自己分析をする



はじめに

私は、障害や難病をもつぽつぽです。

私の人生は、障害や難病によって、社会生活や日常生活において様々な課題に直面します。従って自己分析を行い、認知や行動を修正していくことが重要になります。それは適切に他者に助けを求めるうえでも大切なことです

これは何も障害を持つ人たちが被害者的な立場である、と言いたいわけでありません。現実問題として困難が多いので、そこにどう対処すべきかを建設的に整理することが重要である、ということでです。

しかし、自分を知ることは、誰もがより良く生きるために役立つものです。私の自己分析が皆様の役に立てば幸いです。

よろしくお願いします。

自己分析の意義・目的

自己分析の意義は”より良く生きるため”と言えるでしょう。目的は自分自身を理解し、適切な選択をするためと言えます。

まとめると、「自己分析とは、よりよく生きるために自分自身を知り、適切な選択や行動を行えるようにするための手段である」と言うことになります。

「より良く生きる」とは、「自己実現」を目指すということです。自己実現とは何かは、人によって見解が異なります。例えば心理学者のマズローは自己実現を「自分の能力や可能性を最大限に活かして達成し、本来あるべき自分になること。」、哲学者のトーマス・ヒル・グリーンは「本来持っている自我を完全に叶えること。それが、人間の究極の目的である」と述べています。

どれも具体的な生き方を明示しているわけではないので、自分自身で「自分らしさ」を模索する必要があります。困難ではありますが、生き方を限定されない、という前向きな捉え方ができます。

私は最終的に自己実現を達成できなくても、目指すということが大切である思っています。

それでは以下にいくつかの自己分析の手法を紹介します。

自己分析の手法

①マインドマップ
マインドマップは、アイデアや情報を視覚的に整理するためのツールです。自分の特性、価値観、強み、弱みなどをマインドマップに書き出して整理することで、自己分析を進めることができます。

②SWOT分析
SWOT分析は、自分の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を評価する手法です。自分の内的要因と外的要因を整理し、自己分析に役立てましょう。内的要因とは自分でコントロール可能な要素です。一方、外的要因はその逆で自分でコントロールできない要素のことです。

③ジョハリの窓
ジョハリの窓も参考になると思いました。下記に図を示します。

自己分析の実践(私の長所と短所)

上記をふまえ実際に分析を行ってみました。

★自己認識

まず自分で思っている長所と短所を挙げる
長所
・好奇心旺盛:
様々なことに興味を持ち、意欲的に取り組んでいる
・面白い:自分では日常に面白さを発見したり、人を笑わせるのが得意だと思っています
・他者から学べる:自分の経験からだけでなく、他者から学ぶ姿勢がある

短所
・自分の容姿に自信が無い:
難病による影響により、外見に自信がない
・身体が弱い:様々な病気に罹っている

★他者評価

次に他者から言われる長所と短所を挙げる

長所

  • 真面目:ルールを守る、勉強する意欲があると言われる

  • 公正公平な人物:公正な思考や価値観を持っていると言われる

  • 育ちが良い:礼節がしっかりしていて育ちがよさそう言われる

  • 優しい:店員さんや無関係の人、利害関係のない人にも親切にできると言われる

  • 博学:様々なことをよく知っていると言われる

  • 記憶力に優れる:様々なことをよく覚えていると言われる

  • 愛される力がある:甘え上手で愛されキャラと言われる

  • 素直:良い意味でプライドが高くなく、アドバイスを受け入れられる。かつ意見やアドヴァイスをうのみにするのではなく、試した後に考えた上で取捨選択し、自己責任で成長に活かせている、と言われます。

  • 面白い:天然で素直で面白いと言われます

短所
・他者に甘えすぎてしまう:
他者に頼りすぎと言われる
・変わっている:思考や行動が独特と言われる
・落ち着きがない:落ち着きがないと言われる
・考えすぎ:考えすぎて落ち込むことがありそう言われる
・天然ボケ:いわゆる天然ボケと言われます

★AIによる分析

最後にAIに自分の書いた文章を分析させて長所と短所を挙げてもらった。自分の認識や他者の認識と違った指摘があり興味深い。

長所

  • 困難を乗り越える力: 難病や障害、精神疾患などの困難を乗り越え、現在も働いている。

  • 前向きな姿勢: 困難な状況でも、前向きに人生を考え、目標に向かって努力している。

  • 自己分析と成長への意欲: 自分の弱みや課題を認識し、改善しようと努力している。

  • 他者への理解と共感: 同じ障害を持つ人の気持ちに理解を示し、共感している。

  • 社会貢献への意識: ボランティア活動や寄付などを通して、社会貢献している。

  • 多様な興味: 音楽、読書、美術、生け花、料理、テニス、ピアノ、カラオケ、散歩、猫や犬と遊ぶ、お酒(ワイン、ビール、日本酒、ジンなど)、コーヒー、乗馬、一眼レフカメラなど、幅広い趣味を持っている。

  • 学び続ける姿勢: 音楽、美術、文学、科学、医学、健康、ファション、ビジネススキルなど、様々なことを学び続けている。

  • 文章力: 自分の経験や考えを文章として分かりやすく表現できる。

  • 積極性: 困難な状況でも、積極的に行動し、目標を達成しようとしている。

  • 感謝の気持ち: 支えてくれた人々に感謝の気持ちを持っている。

  • ユーモア: 困難な状況でも、ユーモアのセンスを失っていない。

短所

  • 自己否定: 障害や難病があることで、自分を否定してしまうことがある。

  • 他者との比較: 同じ障害を持つ人と自分を比較し、落ち込んでしまうことがある。

  • 完璧主義的傾向: 自分自身に厳しい基準を設け、完璧を求めてしまうことがある。

  • 不安: 病気や障害のため将来への不安を常に抱えている。

  • 孤独感: 周囲の人から理解されないと感じ、孤独感を感じることがある。

  • 体力的な制約: 難病や障害によって、体力的な制約がある。

  • 精神的な制約: 精神疾患によって、精神的な制約がある。

  • コミュニケーションの難しさ: 精神疾患によって、コミュニケーションが難しくなることがある。

  • 偏見や差別: 障害や難病について、社会における偏見や差別を感じている。

分析を活かす

分析を活かすには、長所を伸ばす、短所を改善あるい視点や環境を変える、などが考えられます。

具体的には、長所を生かした勉強を行うことや行動をとること、短所については、修正するための行動・思考リストを作ってみることや視点を変えて長所に変化させること、またいっそのこと短所が目立たない環境に移動することなどが考えらます。

ただ分析結果に囚われ過ぎないことも大切。

ジョハリの窓で学んだように、まだ未開発の魅力がある可能性があり、また社会や環境、時代により長所や短所も変わるからです。

また短所の指摘の中には、他者や社会に働きかけが必要なものありましたが、こちらを考察すると趣旨から外れることが懸念されるので、今回は割愛することとします。

自己分析の注意点
ネガティブにならないことが大切。成長するために行っていることを忘れずに!

②思考の他有化に注意。他者からの評価やニーズに意識を向け過ぎないように。

つまりより良く生きるという目的を忘れてはいけませんね!

最後に

自分を知ることは痛みを伴います。しかし自己分析は自分自身の成長だけでなく、他者尊重にもつながる大切な過程です。より良く生きたいから自分を知る、という目的を忘れてはいけない。

最後に決意を表明する。

「私は前進する勇気を持って生きる」

以上です。