#13.市営地下鉄さん、思い切った返金ありがとう/1minute エッセイ
定期券を解約しに、最寄りの地下鉄駅へ。
僕は、バスと地下鉄を使って大学へ行く。大学の敷地が小さいから車通学は禁止されているのだ。
通勤ラッシュは確かにちょっとしんどい。
というか、満員電車のスキルを身に着けてないとまあまあ窮地に陥る(笑)
列車の中央部へ避難するとか、
リュックは肩からおろして下に置くとか、
扉付近の人は停車時に自分の降りる駅じゃなくても一度降りるとか。
だけど、バスや地下鉄の中で人間観察すると面白い。
たとえば、
テストのシーズンになると
高校生がプリントを緑マーカーでぎっしりにして
赤い下敷きで隠してる。
(その気持ち、スゲーわかる!でも、あんまり意味ないことも知ってる(笑))
乗り変えの時間が迫っているのだろう。
扉があくと、まだ開ききっていない隙間からすり抜けてダッシュする人。
(がんばれー、でも駅員さんにおこられないようにね。)
多種多様な人が、ぎゅって身を寄せ合う空間って他にない。
本当に不思議な空間だと思う。
今日は、地下鉄&バスの定期券を解約に行く。
かいやくって言葉がすごく後ろ向きな響きをしている。
キャンセル、取消、解雇、破約、、、
コビッドさんがいなかったら、今頃友達と勉強なり、遊びなりしてたのになあと思うとすごく寂しい。
僕の場合、出かけるときはだいたい地下鉄だったから、
定期券を解約するって聞くと、
どこかへ行く権利を奪われる気がするからかな。
僕「駅員さん、定期券の解約お願いします。。。」
駅員さん「わかりました。たいへんだねぇ。」
(本当に大変なのは地下鉄の方だと思う。緊急事態宣言が出てもダイヤが変わってないのは知ってる。)
僕「いえいえ。」
駅員「4月はほとんど乗ってないだろうから、10日分の支払いでいいよ。つまり、5か月と20日間分、返金するよ。」
僕「あ、ありがとうございます。」
素晴らしい対応に驚いた。地下鉄の営業の方が苦しいはずなのに安くしてくれるなんて、、、
とても暗い気持ちだったけど、お客さんの気持ちを考えて誠意ある返金をしてくれる市営地下鉄のおかげて、少しだけ元気が出た。
ありがとう、地下鉄さん。
コロナが終わったら、たくさん使って、いろんなところ行くよ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。マジですごくないですか?
この記事読んで、定期の解約思い出してくれる人いたらうれしいです。
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