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雑談の重要性

ジムで筋トレをしたあとに、滝口悠生『長い一日』を読んだ。体を動かすと集中力が上がる。本を読むスピードが上がる。

数日前は本を読もうとしても、思考が飛び飛びになってしまった。本をじょうずに読めないとき、というのは自分の認知になにかしらの問題が発生しているサインであると自覚している。正常に物事を認知できていないときに、文を書くのは難しい。

そう考えるとやはり創作をうまく進めていくためには筋トレが必要なのだということがよくわかる。

コーヒーと読書を楽しんでいたら正午になった。作曲家=未来くんと『斗起夫』のためのミーティングの時間。1時間くらいかけて進捗について確認した。シーンのいくつかを動画にして送って見てもらっているので、その感想をいただいたりもした。

「うまくいっているようだね、とても面白いシーンになっているね」と言われて安心した。未来くんは、良くないときにはきちんと良くないと言ってくれるので信頼している。しかも、自分の好みじゃないから「良くない」と言うのではなく、演出家=僕がやりたいことと乖離しているから「良くない」と、言ってくれる。

今作では、ミーティングの回数でいえば、ぺぺぺの会のメンバーと並ぶくらい、未来くんとは話している。もしも未来くんがいなかったらまったく違う『斗起夫』になっているんだろうなと想像する。そして、未来くんがいてくれて本当に良かったと思う。

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