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作業場の照明を取り替えた話


ワークショップを受講したあと、すぐに電車に乗りこんで、待ち合わせ場所に向かったけれど、5分くらい遅刻してしまった。


一緒になって、駅からゆっくりと、15分くらいかけて歩いていった。

道中、僕が働いている店があったので、外から軽く紹介してあげた。

「わりに混んでいるのね」
「そうだね、今日はまあまあ混んでいるほうかもしれない」

本当は、僕が働いている店で夕食をとりたいらしい。店のまえで歩速を緩めるのに、わざと気づかないふりをして、僕は歩き続けた。

なぜなら、その店ではタバコが吸えるし、酒が飲める。このなかにタバコを吸う人は誰もいないし(むしろ煙を嫌がるだろう)、酒を飲むのは僕だけだ。

酒を飲めない人と飲む酒ほど美味しくないものはない。


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