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光のエネルギーを身にまとう

闇のエネルギーというものがある。自分や他人の闇と向き合うにはそれ相応の光のエネルギーを宿した状態でないと、闇のほうへ、闇のほうへと引きずりこまれていってしまう。

『斗起夫』を書き始めたばかりの頃——いや、もっと正確に言えば「書こうとしてもがいていた頃」——の僕の生活はめちゃくちゃだった。毎日楽しくはあったけれど。ハメを外してばかりの生活で、あれを続けていたら体ももたないだろうし、命が何個あったとしても足りないかもしれない、と少々大袈裟かもしれないけど、思った。

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