後悔と過去は捨てられるだけ捨てて、未来のことを憂うことなく、現在を清く生きよう
深夜1時。水道橋で終電を降りた僕は、巣鴨まで歩くことにした。自宅までは歩いて行ける距離ではないが、巣鴨の友人宅までなら歩ける距離だ。
3.6キロ。歩いて48分。
アルコールで重たくなった体を、アルコールで麻痺した思考で運ぶ。そういえば、昔、渋谷で酔っぱらって終電を失ったときは、自宅までの距離が丁度42キロで、マラソンと同じだから走れるって謎な理論を「麻痺した思考」が提案してきたので走ってみたものの、1キロも進まないうちにわれに返って、タクシーをつかまえた。
あれは、もう4年前の話だ。僕も、もう、4年前の昔話をするようになってしまったのだ。
年を取ったなと実感する。
そのうちに、10年前、20年前のことを書いたり話したりするようになってしまうのだろう。年を取るということは、経験が蓄積されていくということだ。だから、年を取ることは愉快なことなのだけれど、過去を振り返るだけの30代、40代になったら悲惨だと思う。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。 これからもていねいに書きますので、 またあそびに来てくださいね。