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[ドイツ縦断ひとり旅」【3】ミッテンバルト アルペン街道の街 美しいフレスコ画に心奪われる

2019年9月11日(水)晴れ   21℃

2番目の目的地、ミッテンバルトに行こうとしたが、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンで下車する。名前の響きが好きで、ずっとあこがれていたからだ。・・・が、残念なことに、しゃれたブランドショップが軒を連ねる、都会的な、俗な街だった。いわゆる山岳リゾート。世界中から富裕層がやってくると、高級俗化しちゃうのかなあ。

再び列車に乗り、17:35、ミッテンバルト着。ホームに降り立ったとたんに、驚いて、アッと声を上げた。駅のすぐそばにそびえているかのようなアルプス! すごい! 畏怖の念さえ覚え、鳥肌が立った。

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駅を背に大通りを歩いて行くと、右手にインフォが見えた。やった! 予算を伝えて、ホテル・アルペンローゼを紹介してもらった。旅に出て3日目で、やっとホテルに泊まれる! そこはレストランや居酒屋をやっているので、午後6時は大忙し。18:15に、やっと部屋に通された。小さな部屋で、トイレもシャワーもない。共同なのは多少使いづらいけれど、高いホテルよりはいい。 夕食は2日前の機内食の残りパンとケーキ、そして水。

9月12日(木)晴れ 23℃

6時ジャスト、教会の鐘の音で目が覚めてしまった。目覚まし時計は7時にセットしていたのだけど、もう起きることにする。早朝の窓からの眺め。通りの向こうに青い山。荷車を引く牛乳売り。まるで動く絵本の中に入っているかのような私。

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7時過ぎに1階へ下りて行って、朝食。何と、びっくり! 種類が多くて、おいしくて、最高のビュッフェだった! ウェイトレスさんの民族衣装が素敵なので、写真を撮らせてもらう。

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9時頃、ホテルを出て、街を散策。これがまた素晴らしい! 建物はすべて美しいフレスコ画で飾られ、お店の看板も中世から続く美しさ。文豪ゲーテが、「この街は生きている絵本だ!」と言ったとか。 もう夢中でシャッター切りまくり。

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教会の前の、マティアス・クロッツ(1656~1743)の像。ドイツで初めてヴァイオリン工房を開いた人だ。モーツァルトが子供の頃に使っていたヴァイオリンも、その工房で作られたたそうだ。ベンチには、チロルの民族衣装の似合うおじいさん。通りには、ドイツ人やイタリア人のツアー客がいっぱい。

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10時ジャストに、教会の裏手の「ヴァイオリン博物館」へ。5・5ユーロ(660円)。1684年以来、ここで作られた名器の数々。絵画や録音もあり、目と耳で楽しめるようになっている。オリジナルの絵葉書もたくさんあった。

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再び、街歩き。17世紀の建物だけど、今も商店として使われているのがスゴイ! 写真を撮りながら広場を通りかかったら、バスがいて、行く先は「ラウター湖」。うそーっ! ちょうど今から行けたらいいなあ、インフォで尋ねてみようと思っていたところ。

いざ行かん、アルプスの湖へ! 





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