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いよいよ結果発表‼【ポプラディア項目募集キャンペーン】編集長と裏側をたっぷり語ります。

すこし遅くなりましたが…あけましておめでとうございます!A子です。

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【左胸ビレにタイ】

2021年は「ポプラディア第三版」刊行の年。気合いをいれていきますよ!
皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします。

いや~~新年はめでタイですね。
そして、本日はポプラディア編集日記史上、最もめでタイお知らせがございます。
そう、「ポプラディア項目募集キャンペーン」の結果発表が行われたのです!「ポプラディア項目募集キャンペーン」とは、2021年11月発売予定『総合百科事典ポプラディア第三版』に載せたい項目を皆さんから募集するキャンペーンです。編集部による検討の結果、採用された項目を紙面に掲載します。また、感謝の意をこめて、項目が採用された方のお名前も巻末に掲載しちゃいます。(2020年11月末に応募が締め切られました。)

このキャンペーンでは、328項目のご応募があり、編集部で検討した結果、129項目が採用されました。(重複応募を除いた107項目を紙面に掲載します。)
項目が採用された63名の方々、おめでとうございます~~~!!!

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【感動するA子】

ご応募いただいた皆さん、本当に本当にありがとうございました!
(紙面掲載予定の採用項目リストは最後に紹介しています。)

今回は、その裏側をキャンペーン担当のA子が紹介したいと思いますが………
採用項目発表スペシャルということで、「Mr. ポプラディア」ともいうべきこの方をお呼びしました!

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A子:編集長、今日はよろしくお願いします!

田之口:今日はありのままのポプラディア編集部についてたっぷりお話ししたいと思います。この対談に向けて、応募項目の復習はばっちりですよ。よろしくお願いします。

A子:おぉ、編集長も気合い十分ですね!これは楽しい対談になりそうな予感です…!

今回は、ただの感想にとどまらず、リアルな項目検討会議の様子、立項(ある言葉を項目として掲載する)までの道のり、採用項目の決め手、さらに採用できなかった項目の理由まで、裏側をとことんお伝えします。


キャンペーンにかける思い

A子:それでは早速ですが…私の配属前からこのキャンペーンの実施が決まっていましたが、そもそもこのキャンペーンのきっかけは何でしたか?

田之口:
実際にポプラディアを使ってくださっている皆さんに載せたい項目を送ってもらうことで、刊行に向けて一緒に「ポプラディア第三版」を作っている気持ちをもってもらえたらなと思ったのがきっかけです。
もちろん営業側からは販促という目的が大きかったですが、編集側としては「ポプラディア第三版」の内容をより子どもたちに寄り添ったものにしたいという意味合いも強かったです。

A子:たしかに、この応募を通じて、今までポプラディアを使い込んできた司書さんや先生のリアルな要望をたくさん聞くことができましたね。

田之口:実際に子どもたちが現行版のポプラディアを調べて載っていなかった、あるいは先生や司書さんが子どもたちに教えようと思ったら載っていなかった項目を「ポプラディア第三版」にはできるだけ入れたいと考えています。新しい教科書や時事用語のチェックなどは、かなり力を入れて行っていたのですが、それでも抜けはありましたね。このキャンペーンへの応募でそれに気づかせてもらえました。応募がくるか少し心配だったのですが、予想以上にたくさんの方に応募していただき、本当にありがたい限りです。

A子:こんなにたくさんのご応募をいただき、応募者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです!さらに、応募項目に皆さんの熱い思いがしっかりこめられていたことが何より嬉しかったですね…。

田之口:そうですね、皆さん、応募項目を本当に熱心に考えてくださっていて、心打たれるコメントが多かったですね…!子どもに知ってほしいとか、実際に子どもと調べて載っていなかったとか…そういう「載せたい理由」が採用の判断材料として非常に重要でした。

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【「いやあ、熱意がすごいからねえ…嬉しいねえ…」と応募項目一覧をしみじみ眺める編集長】

A子:「自分がその項目を好きだから載せたい」というより「子どもたちに知ってほしい」という子どもを思う応募理由が多かったですね。特に印象的だったのは「起立性調節障害」の応募でした。この項目は、検討会でも全員賛成でしたね。私自身、この項目の掲載によって少しでも多くの子どもたちの生活が良くなってほしいと思いました。

応募項目:起立性調節障害
載せたい理由:思春期の子どもたちに多い病気ですが、あまり知られていません。朝起きられない、頭痛、腹痛、食欲不振、目眩などの症状です。学校をずる休みしたいから訴えていると、周りの大人は思っていることが少なくありません。本人はとても辛いのに理解してもらえないことに苦しんでる子どもたちがたくさんいます。診断に辿りつくにも時間がかかります。苦しんでる子どもたちのためにポプラディアに掲載をよろしくお願いいたします。

田之口:そうですね、僕もこの項目はよく覚えてます。
こんなふうに応募者の多くは「子どもにとってこの項目はどのように重要なのか」ということを熱心に書いてくれていたので、その気持ちに応えるつもりで採用を決めていました。結局、僕たち編集部も根本的には「これは読者である子どもにとってどういう意義があるのか」ということを採用の判断基準にしているわけです。そして、応募者がその根拠として「載せてくれたらこんなふうに子どものためになる」って言ってくれてるわけですからね。応募してくれた方たちとの気持ちのつながりを感じました。

「本項目」と「見よ項目」

A子:そして、今回は「本項目」と「見よ項目」の2種類で採用されるということですが、改めて説明をお願いできますか。

田之口:そうですね、これは事典や辞典の専門用語かもしれませんね。
まず、「本項目」とは解説文がついている項目、「見よ項目」とは矢印で参照する項目を示した見出しだけの項目のことです。

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【ポプラディア紙面での「見よ項目」と「本項目」】
※紙面は製作途中のため変更の可能性があります。

田之口:採用された「田んぼ」の項目を例に、もう少し詳しく説明しますね。

応募項目:田んぼ
載せたい理由:子どもは「田」とは言いません。「田んぼ」と調べても、載っていなくて残念でした。田んぼの語源も知りたいです。

田之口:この応募理由、素晴らしいですね。これがまさに見よ項目を掲載する目的です。見よ項目にするのは、主に「同じ意味の別の言葉」「正式名称ではないけれど一般的に呼ばれる言葉」です。
「田んぼ」についていえば、本項目としては「田」で掲載していますが、実際には「田んぼ」でひく人も多いですよね。でも、「田んぼ」でひいた人は「田」として載っていることに気づかず、「載ってないのか」と思ってしまうかもしれません。そこで、「田んぼ」という見よ項目を立項することで「田」という本項目にたどりつけるようにするわけです。

A子:そうですね、「田んぼ」がないなら「田」でひいてみよう、と気づいた人しかたどりつけないのは不親切ですもんね。

田之口:その他にも、人名であれば、基本的に「ケラー, ヘレン」のように姓・名の順番での表記を本項目としていますが、「ヘレン・ケラー」のように名・姓の順番での表記でもひけるように見よ項目を掲載しています。また、「ヨーロッパ連合」なら「EU」、「情報通信技術」なら「ICT」といった、一般的なアルファベットの略称も、見よ項目として掲載しています。

A子:見よ項目の立項によって、事典を使う子どもたちが目的の情報にしっかりとたどりつけるように工夫しているんですね。

田之口:その通りです。子どもたちにとってはあったほうが便利なのに編集部では気がついていない項目もあるので、今回のようなまさに現場目線からの応募は本当にありがたいです。

百科事典に載せる言葉と載せない言葉

A子:今回328もの応募項目が集まりましたが、中でも「新型コロナウイルス感染症」に関する応募項目が数多く見られましたね。

田之口:そうですね、「新型コロナウイルス感染症」は世の中にこれほど大きな影響を与えた病気なので、もともと編集部でも立項予定でした。ただ、「新型コロナウイルス感染症」に関連するさまざまな言葉も応募がありましたが、立項するのはどうだろう…?と思うものも多かったですね。
具体例を挙げると、「三密」「ソーシャルディスタンス」「咳エチケット」などです。応募してくれた人の載せてほしいという気持ちもわかりますが、こういった「新型コロナウイルス感染症」に関連する全ての言葉を立項するのは、百科事典の本来の役割ではないと思っています。これらの言葉は「新型コロナウイルス感染症」の解説文の中で説明されるべき言葉であって、単独で項目にするものではないと考えています。

A子:そうですね。百科事典は「物事」や「事柄」について解説するものが本来の役割ですよね。これらの言葉を立項しても、国語辞典のように「言葉の意味」だけの解説になってしまいそうですね。
あ、でも、新型コロナウイルス関連項目で「PCR検査」は採用しましたよね!

応募項目:PCR検査
載せたい理由:新型コロナウイルスの流行で検査として言葉だけが有名になったが、DNAを扱う実験の基礎にもかかわらず、どういう原理なのか理解していない人(生徒)が多いため。小学生には、少し難しいかもですが、先日も中学生に「遺伝子組み替え」(この単語はよく聞くので知っているので、この単語を出したのであろうと推測)ではないと説明しました。

田之口:そうですね。「PCR検査」は、その他の新型コロナウイルス関連項目とはちょっと違います。
載せたい理由に書いていただいたように、今は連日コロナ関連のニュースで「PCR検査」という言葉を聞くから、子どもたちは「新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べるためだけの検査」と思っているのではないかと思います。もしかしたら、一部の大人も勘違いしているかもしれません。実際は新型コロナが流行する前からある検査なので、正しい情報を伝えるという意味で採用しました。

「『鬼滅の刃』」を立項するまで

田之口:印象的な項目といえば「『鬼滅の刃』」です。これは、ぜひとも取り上げておきたい採用項目ですね。この項目は立項までに時間がかかりました。

応募項目:鬼滅の刃
載せたい理由:百科事典の利用指導をする時に、現在はアンパンマンを使って、みんなで引き方確認をしています。アンパンマンを探してみよう、というだけでかなり盛り上がります。今後、鬼滅の刃を掲載していただけると、子どもたちもかなり盛り上がると思いますので、是非、掲載していただきたいと思います。よろしくお願いします。

A子:そうでした、8月に初めて応募が届いた時には、議論の結果、不採用になりましたね。「まだ一時的なブームにすぎないのでは?」という意見が多かったように思います。

田之口:その時点では「なぜ立項するのか」という基準をまだ明確に言えなかったですね。それで不採用になりましたが、数か月経ってもその応募が絶えず、それどころか増えていることが気になってました。採用しなかったのまずかったかな…と、みんな内心思っていたというか。笑

A子:もちろん、私も思っていました!笑
今日も届いている…やっぱり採用したほうがよかったかも?と。秋ごろにポプラディアを用いた授業を小学校に見学に行った時も「『鬼滅の刃』」を調べようとする子どもが多くて、さらに焦りました。2011年に発売された現行版のポプラディアには当然載ってないのですが…。

田之口:そうこうしているうちに映画の観客動員数と総興行収入が歴代1位になりましたね。そこで「歴史的記録をもつ作品」という意味で載せる根拠を明確に言えるようになったので、「よし、これなら採用しよう」となりました。単なる一時的な流行で終わるのかどうかの見極めがつかない段階での立項の判断は難しいんですよね。流行りものの場合は、子どもたちがみんな調べているから立項する、という判断はしないほうがいい。

A子:わかります。今は注目されていても数年後には全く興味を持たれないんじゃないか?ということも気になりますし。

田之口:そうです、そうです。でも、何年経っても「歴史的記録をもつ作品」という事実は変わらないわけですだから載せるべき、というのは筋が通っています。そういう意味での採用/不採用の共通認識は編集部の中でできている気がします。

A子:そう思います。そしてなんと「新型コロナウイルス感染症」に続いて「『鬼滅の刃』」が2番目の応募数を誇っていました。

田之口:結果的に皆さんの期待に応えられるようになって、本当によかったと思います。笑

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【思い出話に花が咲く編集長とA子】

編集部全員で立項を検討する

A子:項目検討会での立項に関するやりとりもとても面白かったのですが、個人的には毎週の項目検討会前に書かれる各応募項目に対する編集長のコメントを楽しみにしていました。笑

田之口:毎週の項目検討会議の前にA子さんが「今週の応募項目はこれです」とリストにまとめてくれるので、それをもとに応募項目に関する情報を僕が調べ、各応募項目にコメントと採用/不採用をリストに入れてから、会議に臨んでいたのですが、これは大事な作業でした。知ってるつもりの言葉でも、調べると知らなかったことがいろいろ見つかるんですよね。知れば知るほど採用したくなって…ちょっと困りました。笑

A子:そうですよね、どの応募項目にも皆さんの応募の理由がありますもんね。会議で応募項目を見ながら編集長の判断を聞いて、編集者はもちろん、小学校でポプラディアの活用授業を行っているチームからも様々な意見が出てきましたよね。 各項目に対するみんなの考えが知れて、面白かったです。

田之口:
その意見を聞いて、採用/不採用の結論が変わることもたびたびありましたね。もちろん僕はあらゆる分野に詳しいというわけではないので、みんなの意見を積極的に取り入れて採用を検討しました。
例えば、採用項目の「TRPG」という言葉を僕はあまり聞いたことがなかったので、自分の中ではこれは不採用かなと思っていたのですが、世間の知名度や子どもたちに必要な理由を聞き、これは載せるべきだということで採用になりましたね。

A子:そうでした!あの話し合いはあまりに盛り上がったので、Twitterでも紹介したんですよ。

田之口:そうでしたね。一応の結論を持って会議に臨んでいても、やっぱりみんなで話し合うことで、自分にはない情報や意見が取り入れられて、編集部全員で検討する意義をすごく感じました。

A子:そして、さらに熱い議論がおこった項目といえば、採用項目の「死神」ですかね、、、笑

応募項目:死神
載せたい理由:5歳の息子がテレビを見ていて聞いてきたのですが、手元の児童用辞書に載っておらず・・・けっこう怖い話が好きな子どもが多いので、解説してあったら楽しいだろうなと思いました。(第1版にはなかったのを確認しましたが、2版は見ていません)

田之口:「死神」と言えば、鎌をもって、フードをかぶったガイコツ、というふうに誰でも想像つくほど一般的な言葉ですからね。でも、「死神」という存在にはあまり明確な定義がないので、百科事典として何を書くべきか…と非常に悩みましたね。「天使」や「悪魔」であれば、聖書に書かれていることなどから解説できるのですが…。
でも、この載せたい理由にあるように、子どもたちが調べたいと思う言葉で、そのうえでみんながよく知っているのであれば、やっぱり載せるべきという結論にまとまりました。

A子:そうでした。小学校で百科事典活用授業を担当しているメンバーは「子どもたちはひきたがるだろうから、ぜひ載せたい!」と強くおしていましたね。

田之口:この項目に限らず、活用授業を担当しているメンバーの意見はかなり参考にしましたね。僕たち編集者も百科事典活用授業に同行したことは何度かあるけど、小学校で授業を行う人たちは、ふだんから子どもたちの姿を目の当たりにしているわけなので、なるべくその感覚を取り入れて検討を行いました。

子どもたちの「知りたい」という気持ちに応えたい

A子:このキャンペーンの途中報告をきっかけに、編集部の様子をTwitterで皆さんに毎週お伝えできたのも、すごくよかったなと思っています。これだけ私たちが熱意をもってとりくんでいるっていうのを、少しはお伝えできたと思います。「TRPG」に続き、採用項目の「プリン体」はツイートで注目されていましたね。

応募項目:プリン体
載せたい理由:勤務先である小学校で児童から「プリン体のことを調べたい。どの資料を見ればいいか」と聞かれました。ところが、現ポプラディアにも、所蔵している学習資料のどれにも載っていませんでした。健康志向がますます高まる今、子どもの口からも聞かれる単語になったようです。『はたらく細胞』などのコミック人気も影響しているようです。ですから是非第三版には載せていただきたいと思います。

田之口:この項目は、応募理由も興味深かったですね。
「プリン体」って小学校の教科書で大きく扱われるような言葉ではないと思いますが、たしかに世間的にはよく聞く言葉ではあるな、と載せたい理由を読んで思いましたね。

A子:「プリン体オフのビール」とか、CMで聞くことも多いですよね。語感が気になって、ついつい覚えちゃいますし。

田之口:そうそう。家で大人がお酒を飲む時に話題にしてる、とかね。ポプラディアは子ども向け百科事典なので、基本的には学習に役立つものを載せるわけだけど、でもそれだけじゃないと思うんですよ。勉強に関することだけじゃなく、子どもたちの「知りたい」という気持ちにはできるだけ応えたいと思っています。世間的な知名度もあって、なおかつ子どもたちが調べたいと思っているなら、、、じゃあ載せようか…!と採用が決まりました。

A子:勉強以外で自分の興味があるものが学校の百科事典に載ってたら、すごく嬉しいですよね。そういえば、大人の応募がほとんどでしたが、中には小学生の皆さん自身の応募もありましたね。

田之口:あ~「飛行艇」ですね!子どもたちが一生懸命調べて応募してくれた項目なので、純粋に嬉しかったですね。実際に使う子どもたち自身が載せたい言葉を考えてくれたということだけで価値がありますよね。

応募項目:飛行艇
載せたい理由:飛行機みたく空を飛ぶが、水面も移動できて、飛行機とは少し違うから

A子:大人の、子どもたちにこれを知ってほしいという思いも大事ですが、子どもたち自身がひきたいっていうのはさらに強力な説得力がありますよね。

田之口:応募してくださった皆さんには刊行後、ぜひその項目をひいてみてほしいです。

全ての応募項目に意味がある

A子:ここまで採用項目を中心にお話ししてきましたが、今回、採用できなかった項目の多くが何らかの形で「ポプラディア第三版」に取り入れられたように思います。

田之口:そうですね。例えば「灰焼おやき」という長野県生坂村の郷土食の応募項目は、立項は難しかったですが、この応募をきっかけに「生坂村」という項目の解説文に「灰焼おやき」の記載を追加することにしました。
この項目に限らず、立項できなくても、他の項目の解説文中に追記されるというものは多かったです。また、応募項目について議論している過程で、関連するほかの項目の修正すべき点に気がついたりということも結構ありましたね。自分が応募したものが項目にならないというのは残念かもしれないけれど、このようにさまざまな形で皆さんの応募がポプラディアのためになっているということをお伝えしておきたいですね。「子どもたちに情報を伝える」という意味では、項目としての掲載でも、他の項目の解説文中の掲載でも、本質的には変わらないと思うんですよね。要は、その情報にたどりつけるようにいかに工夫するかだと思っています。その意味で「ポプラディア第三版」は索引もこれまでより充実して引きやすいものになっているので、ぜひ活用してほしいですね。

おはなし

【真剣な編集長、ポプラディアに関する話は尽きません】

A子:編集部で検討したことも含めて、どの応募項目も血となり肉となり、ポプラディアの一部になっているわけですね。応募してくださった方は、応募項目の関連項目もぜひ調べてみてほしいです!

キャンペーンを振り返って

田之口:さて、長時間にわたり、キャンペーンについて話してきたわけですが、キャンペーン担当のA子さんは振り返ってみていかがですか?

A子:そうですね…キャンペーンサイトや応募要項、リリース記事の作成から、応募項目の管理まであわあわと本当に大変でしたが、今はこのキャンペーンをやってよかったという気持ちでいっぱいです。
個人的な話になりますが、ちょうど項目の募集期間とポプラディアの編集作業の物凄く忙しい時期がかぶっていました。この応募内容って、これから「ポプラディア第三版」を使うであろう人たちの、ポプラディアへの期待や信頼が直に伝わってくるんですね。その応募内容をまとめつつ、何千もの項目の解説文チェックに取り組んでいました。正直、編集作業がハードでとても苦しい時もありましたが、この応募を受け取ると純粋に励まされました。「どんな項目が送られてくるのかな」と楽しみにもなりましたし、それと同時に「1項目も妥協しちゃいけない」と身が引き締まりましたね。
「ポプラディア第三版」を使うであろう人たちが見えないまま作り続けるんじゃなくて、楽しみに待っている人たちの姿が垣間見えて、この人たちのために頑張ろうと思いました。応募してくださった皆さん、本当にありがとうございました…!

田之口:A子さん、いいこと言うじゃないですか!応募してくれた皆さん、これ聞いたらきっと喜びますね。

A子:たまには、いいこと言ってみたくなりました!笑  でも、本当にそう思っていつも作業してましたね。
では、最後に編集長の振り返りをよろしくお願いします!

田之口:編集作業をしながらのキャンペーンの運営は大変でしたが、それ以上に楽しくてやりがいがありました。そして、ポプラディアを普段使ってくれている皆さんが子どもたちのことを本気で考えて送ってくれることが、心から嬉しかったですね。こんなに熱意のこもった項目が送られてくるとは、キャンペーンを始める前は思ってもいませんでした。
僕たち編集部も、全ての応募項目にきちんと向き合って検討することで、皆さんの本気にお応えしたつもりです。
このキャンペーンに応募してくれた皆さんのおかげで、さらに子どもたちに寄り添った百科事典にすることができると思います。ご応募いただいた項目をしっかり「ポプラディア第三版」に生かしたいと思いますので、刊行をどうぞ楽しみにお待ちください。
ご応募いただいた皆さん、誠にありがとうございました!

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★紙面掲載予定の採用項目リストは以下よりご覧ください。
(※公式サイトでのキャンペーン結果発表記事はこちら。)

項目募集リスト


★「ポプラディア項目募集キャンペーン」の中間発表も行っております!こちらもぜひ覗いてみてくださいね~





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