【アレルギー】『小麦は食べるな』読了。2013年出版、ウィリアム・デイビス著

要するに、精製され、遺伝子がここ100年ほどで劇的に変化したことで人間がその変化に追いつくことができず消化不良や血糖値の激しい上下動などがきてあらゆる病気を誘発していることから、『小麦は食べない方が良い』という結論なるとのことです。

筆者で医者のデイビスさんは、毎日5kmジョギングしていたのに全粒粉のパンを食べていたせいで太っていたそうです(特に腹回り)。糖尿病にもなってしまいました。
 しかし、小麦粉を断っただけで数十キロも痩せてました。自分の患者にも小麦粉断ちをしただけで同じようになったそうです。

小麦断ちをしたことで、胃酸の逆流がなくなり、腹痛や下痢もなくなり、元気になり、集中力も上がり、よく眠れる、発疹もリウマチもなくなったそうです。

しかし、少しでも小麦粉を食べるとたちまち元々出ていた症状が再発するそうです。

アメリカ人が消費するカロリーの20%を小麦が占め、原価は数セントと安く儲かるからこれほどまでに普及したのだそうです。

小麦同士の交配、小麦以外の植物との異種交配、遺伝子移入により、収量だけみても10倍になっているそうです。人間に置き換えて、何かが10倍になったらやばいですよね。生育範囲も驚くほど広く、海抜-260メートルから3,000メートルまで、北はノルウェーから南はアルゼンチンまで、あらゆる場所で育てることが可能になりました。

収量が増え、病気や日照りに強く品種改良されたが、農薬や化学肥料がないと育たなくなってしまったそうです。あちらを立てればこちらが立たずという状態で、やはりそこは自然界の法則により、無敵の品種はないようです。

血糖値が上がると、インスリンが分泌されてぶどう糖を脂肪に変えて体に取り込みます。小麦は炭水化物(複合糖質)のアミロペクチンAによる血糖値とインスリン量が急上昇して『ハイ』と『ロー』を2時間ごとに繰り返し、すぐ空腹になるそうです。だるさもでます。

統合失調症、自閉症、ADHDなどの精神疾患も小麦に起因するらしいです。小麦粉に含まれるグルテンを消化した後はポリペプチドになります。この物質は脳に侵入するそうです。脳内に侵入する物質は中々ないそうで、一回脳に入ると脳は安心してそれらを活用しようとします。怖ろしいですね。確かにこれらが科学的に証明されていれば、小麦粉が精神疾患の原因になりそうな気がしました。

基本的に炭水化物は脂肪の蓄積を促す食品だそうです。グルテンを引き金として作られた抗グリアジン抗体は脳のブルキンエ細胞(小脳の細胞)と結合する。末しょう神経障害に関連しているそうです。

小麦粉は糖尿病も誘発し、女性ホルモンのエストロゲンが増えて胸が膨らむそうです。炎症反応も増えて心臓病やガンにつながります。

小麦の構成物質
70%:炭水化物、10%:炭水化物(このうち80%がグルテン。全体の8%)、15%:難消化性食物繊維、残り:脂質

セリアック症は、グルテンたんぱく質のαーグリアシンによる免疫反応

あまりまとまりのない文章ですが、何かひっかかるものがあれば深堀りしてみてください。自分のメモ代わりでもあります。要するに『小麦注意(全粒粉含む)』です。

注意は必要ですが、ラーメンやパンは美味しいですよね。たまに食べてしっかり味わう程度で付き合っていこうと思っています。

どなたかの参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?