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34 note展 ペン画作品解説#3「彼女」

というわけで、日常でふと感じた感覚を歌うように描く。
をテーマにペン画を描いている
34(さよ)です。

この企画は、noteにwebの展として
自分の作品の解説をすることで、
誰でも気軽に作品を味わえるようにしよう。

という個人企画です。

作品のご感想等ありましたら、
ツイッター@poolside34宛てにいただけますと嬉しいです。

第1回目、第2回目の作品解説はこちらから。

第3回目は、中初期の作品である
「彼女」の解説をします。
今回は、「なぜバレリーナを題材にしたのか」
を中心に解説していきたいと思います。



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210 mm x 297 mm ミリペン 2014年

この記事の音声解説版は上のページから視聴いただけます。

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BGMはフリーBGM DOVA-SYNDROME様より
「優雅なひととき」をお借りしました。

1.作品のコンセプト

とある洋楽のMVを観ていた時のこと、
館の2階に並んだバレーリーナたちが
館に訪れた人物を
一斉に見下ろしているシーンで
バレリーナの一人が
まるで客人を挑発をするようかのに
スッと脚を高く上げた姿
一瞬、映ったのです。

そのおそろしくも美しい姿が
目に焼き付いたわたしは、
女性のプライドと美しさを描きたいと思い
この作品を作りました。


2.作品に描かれているもの

画像2

コンセプトで書いたように、

高く上げられた脚は
自信の高さと他者への挑発を表しています。
孔雀が羽を広げて競い合う時
をイメージしていただくと
わかりやすいと思います。

童話のシンデレラはガラスの靴を落として
王子様に拾ってもらいますが、
この女性は自らの自慢の靴を
飾りつけて見せつけるぐらい
自分の価値に対して強い自信を持っています。

本当の顔は相変わらず見えません。

私を見ないなんてどうかしてるわ

なんて言ってつまらなそうにしている
と思います。


画像3

長い髪の毛や、大きなサングラスは
ゴージャスな女優のイメージです。
近づいたらペロリと食べられてしまいます。

さて、彼女が持っている電話を
かけているのは誰だと思いますか?
彼女でしょうか。
相手かでしょうか。

答えがどちらにせよ彼女は言うでしょう。

そんなこと気にしていないわ

なんたって自信の強い女性なのですから。


3.むすび

強い女性はみなさんは好きですか?
私は怖い気がして近寄りがたいのですが
やっぱり美しさに自信がある女性というのは
素敵ですよね。

この作品を書いた時は、
周囲にも「大人の女性」がたくさんいて
それに影響を受けて作成したのですが
その後の作品の傾向としては、
もっと幼い人物、
少女的なものへの憧れに立ち戻って
作品作りを続けていくことになります。


では、また次回の解説でお会いしましょう。

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