見出し画像

罪悪感であっぷあっぷ

湧いて出てくる罪悪感。
夏のセミのごとく、湧いて出る。

人より多いか少ないかは、
本当のところ分からない。

でも罪悪感を感じることは
人よりもかなり多いと思ってる。


心を許してる友だちからは「考えすぎだよ」とよく言われるから。

道に落ちてるサンドイッチのゴミを見た時や
ショーケースの中の子犬のそばを通る時や
お味噌汁に粉末の出汁入れる時でさえ、
ぽわんと罪悪感を感じる。


ゴミ置き場の山を見て、地球ごめんね、と思う。
コンビニのおにぎりの包装を破りながら、欲張りな人間でごめんね、と思う。


何に謝ってんだか。

たぶん自分に謝ってる。


美しくありたい自分にごめんね、と。


本当ならね、本当なら、

ゴミだって全部拾って歩きたいよ
そしたらきっと環境にいいんだよね?
海洋プラスチックゴミも減るかな?
見て見ぬふりするよ、ごめんね。


ほんとは見逃したくないこと。でも見逃して生きた方が楽なこと。こだわって生きると疲れること。

それらを手放してしまったとき私は、
美しくありたいと思っていたはずの自分にごめんねを言う。


私の目指す美しさってなんとなく、
夢物語みたい。


キレイなクロールで泳いでるつもりでも、溺れかけてるってプールサイドから笑われたじゃん。

理想と現実を知れば、
罪悪感に溺れることもないかもしれないよ。

今だってそう。ずっと夢見てる。あの人のことばかりじゃん。


思い通りにならないあの人のことを想って。
何してるかなって思い出して。
罪悪感が湧いて。
まるで暑い夏の汗みたいに湧いてきて、ベトベトじゃん。

夢みたいなあの人とのふたりの時間を過ごして。
もっと近くで声を聞く夢をみて。
後ろめたさが、まとわりついて。
仕方ないよ罪悪感の汗まみれだもん、拭えないよ。

それに、
デトックスだもん。
汗はかきたいよ。
整うよ。


かくなら、もっと幸せな汗をかきたい。


あの人のためだけに汗をかきたい。

そんなことを書いて、
あぁ罪悪感。


罪のプールで汗かいて溺れる、夏。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?