フリーランスとしてスタートする際の業種の選び方|おすすめの業種も大公開
近年、フリーランスとしての活動をはじめる方が増えているのは、これまで投稿したnoteでもお伝えしてきた通りですが、「収入UPのため」「独立を目指すため」「自分らしい働き方を実現するため」など、その目的は人それぞれです。
働き方改革や副業推奨など、政府がより多様な働き方を認めていく方針を打ち出したことも、フリーランスが増加している理由の一つでしょう。
フリーランス人口は今後も増加する見込みで、現在は組織に属して仕事をしているけれど、いずれフリーランスとして活動したいと考えている方も多いようです。
ただ、フリーランスとして活動したいと思っても、さまざまな業種をどのように選択すればいいか、迷ってしまうという方も。
今回は、フリーランスとしてスタートする際の業種の選び方や、おすすめの業種をご紹介します。
フリーランスが業種を選ぶポイント
フリーランスになる目的が人それぞれであるように、フリーランスが業種を選ぶポイントもさまざまです。仕事において何を重視するかが業種を選ぶポイントとなるのではないでしょうか。
経験のある業種を選ぶ
企業や組織に所属して働いた経験があるなら、全くの未経験よりも仕事を得られる確率が上がります。まずはこれまでの経験から業種を絞って選択することで、職業は変えず、ワークスタイルだけを変えるという選択です。
複数の職業を経験しているなら、経験した中で最も自分に向いていた業種を選ぶのもいいですし、これまでやってきた仕事を組み合わせて新たにサービスを作ることができないか、考えてみてはいかがでしょうか。
資格を活かせる仕事を選ぶ
もし何らかの資格を持っているのであれば、資格を活かすことができる業種に絞って選んでみるのもいいでしょう。フリーランスは現在増加傾向にありますが、その能力や質を証明するものは特にありません。そのため、資格があれば能力に対する信頼度が高まるため、持っている資格を活かせる業種を選ぶことで仕事も得やすくなります。
やりたい業種に合わせて資格を取ってからフリーランスに転身する、というのも一つの手です。
自分のスキルを活かせる仕事を選ぶ
資格がなくても、経験やスキルがあれば仕事をすることは可能です。
例えばイラストやデザインが得意でも、その能力を証明する国家資格のようなものはありません。強いて言うなら美大を卒業した、賞を受賞したなどの経歴が資格にあげられますが、そういったものがなくても、ポートフォリオとして見せる作品を用意しておけば、依頼する側に対して自分のスキルのレベルをわかりやすく伝えることができます。
やりたいことを仕事に選ぶ
自由度の高い企業に勤めていても、組織の一員である以上は組織の方向性に従わなければいけません。組織の中ではどうしても自由にできないこともあるでしょう。
会社の決定に従うのではなく、自分のやりたいことをできるのは、責任が伴うことではありますがフリーランスとして働く醍醐味とも言えます。これまでやってみたかったこと、どうしてもやりたいことから業種を選ぶのもポイントの一つです。
やりがいを感じられる仕事を選ぶ
皆さんはどんな仕事にやりがいを感じますか?また、仕事のどのような部分にやりがいを感じるでしょうか。どんな仕事であっても、辛いと思うことは必ずあるものです。ですが、その仕事にやりがいを見出せるなら、苦しみを糧にしてステップアップすることができます。
希望収入を得られる仕事を選ぶ
仕事やスキルによって、フリーランスとしてどれくらいの収益を出すことができるかは大幅に変わります。
まずは自分が生活をするために現状でどれくらいの費用が必要なのか、必要なだけの収益を稼ぐことができる仕事は何か、などを明確にしておく必要があります。資金なども含め、希望の収入が得られるかをしっかり考えた上で業種を選ぶ必要があります。
長期的に続けられる仕事を選ぶ
多くのビジネスに当てはまることですが、中長期的な目を持つことが必要です。すぐに大きな収益を獲得できることはほとんどありません。継続して仕事を行っていくうちに徐々に収益が上がっていくものです。
長期的に続けていけるのか、をポイントにして業種を選ぶのも良いでしょう。
フリーランスにおすすめの職業、向いている人の特徴
フリーランスを目指す時、どのような仕事を選んだらいいのでしょうか?フリーランスとして活動する時におすすめしたい職業と、それに向いている人の特徴を見ていきましょう。
収入も需要も高い「プログラマー」
さまざまなウェブシステムやソフトのプログラミングを行うプログラマーは、近年注目の職業です。インターネットやスマートフォンの普及により、多くの企業がWebサービスやアプリ、サイトの開発や構築を行うようになりました。
日本におけるIT系人材不足は深刻で、優秀なプログラマーは引っ張りだこです。あまりに人材が不足しているため、副業可、もしくは副業としての採用を行う企業も多く、報酬も高額になる傾向があるので、収入も働き方も自由に選べる、まさに売り手市場と言えます。
【プログラマーに向いている人】
現時点でも多くのプログラミング言語が存在しており、技術は常に進化しています。常に新しいことを学んだり、論理的に考えて行動できる人が向いています。また、開発においてクライアントの要望をヒアリングする機会もあるため、コミュニケーション能力が高いと非常に重宝されます。
・新しいスキルをつけるために学ぶ意欲がある方
・論理的な思考ができる方
・他者とのコミュニケーション能力がある方
需要が高く挑戦しやすい「webデザイナー」
WebデザイナーはWebに関するデザインを行う職業です。手がけるのはWebサイトのデザインや販促用のLP、バナーなどさまざまです。
Webデザイナーになるための資格は特にありませんが、基礎的なデザインの知識や、ある程度のセンスが求められます。
デザインだけではなく、HTMLやCSSを使いこなせたり、マーケティングの知識などがあれば、より大きな単価の仕事を請け負うことができます。
【Webデザイナーに向いている方】
Webデザイナーに最も必要な能力は、デザインそのもののセンスではなく、クライアントの要望を形にする能力です。高いコミュニケーション能力やイメージを形にする力が求められます。UIについての知識があれば、ユーザー目線でのデザインも提案できます。
・コミュニケーション能力がある方
・ユーザーの立場でデザインを考えられる方
始めるハードルが低い「Webライター」
Web上に掲載するさまざまな文章を作成する職業がWebライターです。こちらもWebデザイナーと同様、特別な資格は必要ありません。パソコンさえあれば誰でもすぐに始めることができるので、Webライターを名乗るフリーランスは非常に多く、質にもかなりの差が見られます。
Webライターは元手がかからない仕事と思われがちですが、知識や文章力など、必要なスキルは意外と多い職業です。近年のオウンドメディアブームによって量産されたWebライターの質の低下が深刻になっており、Webメディアでも紙媒体の出版社で経験をつんだライターを求める傾向が高まっています。そのため、Webのみの経験で、オウンドメディアの量産記事しか書いたことがない、というライターはなかなか単価の高い仕事を受けるのは難しくなっています。
ネット記事のコピペをまとめる程度のレベルの記事作成であれば1文字いくらという仕事の依頼は多く存在するようですが、Webライターとしてしっかり稼ぎたいなら、それなりのスキルが必要です。また、ポートフォリオも用意しておきましょう。経験が少ないなら、自分のブログやメディアを立ち上げて、自分の文章力がわかるようなものを持っておくのが必要です。
Webデザイナーと同じく、文章力以外のスキルを身につけることで、ライターとしての付加価値を上げることができます。例えばSEOやWordPressについての知識などがあれば、より多くの案件を獲得しやすくなるでしょう。
【Webライターに向いている人】
ライティング、と一言で言ってもさまざまな分野があります。その都度情報を集めたり整理したりするのはもちろん、ネットの記事を鵜呑みにするのではなく、一次情報をしっかりチェックすることが必要です。一次情報となると海外の記事だったり、官公庁の資料だったり、法律や専門誌など難しい文章を読んだりする必要があります。書くのには「読む」力も重要なのです。
特定の分野に対して専門的な知識を持っていると、案件獲得に有利に働くことも多いでしょう。常に学ぶことが必要なのはどんな職業でも変わりません。
・特定のジャンルについて専門的な知識を持っている方
・文章を読むことに抵抗がない方
・自分が知らない分野にも興味を持って勉強できる方
まとめ
フリーランスの仕事を始める際には、自分のスキルや能力、好みなどを書き出して整理し、自分が長く継続できる職業を選ぶと良いでしょう。
フリーランスに限ったことではありませんが、どんなビジネスもいきなりうまくいくことは少ないので、中長期的な視点を持って挑むことが必要です。
在宅で副業からスタートできる業種は人気がありますし、近年は案件の数も増えてきました。その分競争率も高いため、自分の得意分野と需要の高い分野を組み合わせて、最適な職種を選びましょう。
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