ASDっぽい自分がやってよかった人の気持ちを少し楽に理解する方法
はじめに
僕は昔から「人の気持ちがわからない」だとか「感情あるの?」だとか「ロボットみたい」だとか散々なことをいわれながら生きてきました
そんな僕が学んだ人の気持ちを少し楽に理解する方法についてまとめてみます
国語の勉強をする
一昔前にホストが国語の勉強をすると売り上げが上がるとかいう話がネットで出回ったような記憶があります。
僕自身の経験で言うと、国語の勉強は一定効果があったように思います
小説などでは特定のプロトコル(お約束)に基づいて人間が描かれています
例えば、雨が降っている描写の時は悲しい気持ちの登場人物が登場していたりします
国語を勉強することで、
登場人物が置かれている社会的状況や文脈を追っていく訓練になります
ここで意識すべきは
登場人物がどのような心の動きをしているか流れを意識すること
感情の変化には必ず原因があります
ただAが泣いているというだけでなくその原因となったBの行動まで理解するようにしましょう
その物語を理解するだけでなく一般化すること
例えば、家族を馬鹿にされて怒った人と友人を馬鹿にされて怒った人は違う原因で起こっていますがどちらも大切な人/味方を馬鹿にされたため怒っているという共通点があります
最初のうちは回答を丸暗記で良いですが、徐々に一般化していきましょう
一つの作品のみにとどまらずどんな作品でも適応できる読解力を身につけましょう
スピードを速めること
実際の会話では10分も20分も考えている時間など与えてもらえません
しっかりとスピードも意識しましょう
です
実戦練習
国語の勉強は大切な基礎ですが、
所詮は基礎、すなわちただのお勉強にすぎません
基礎ができたら実践へと移っていきます
情景描写を補完する
国語ができるASDが実際の会話で困るのは
実際の会話には情景描写が存在しないことです
小説みたいに都合よく悲しい時に雨が降ってくれるわけではないので
自分で情報を補完する必要があります
この時大きな手掛かりとなるのが顔の表情など、会話の非言語的な部分です
具体的には以下のようなことを観察しましょう
笑顔なのかしかめっ面なのか
大人は社会性を身につけているため笑顔でも決して油断はできませんが、判断のヒントにはなります
返答に間があるかどうか
人は少しイラついた時に自分を抑えるため返答に間が開くことがあります
声色が変化していないか
低くなったりすると要注意です
テンションが上がると声のトーンが上がる印象です
最後に
今回ご紹介した内容はあくまで他人を理解するための方法です
話の聞き方や自分の話し方についてはまた後日まとめるかもしれません
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