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挫折の新卒1年目、可愛げだけで生きていく。

こんにちは。しばまるです!

皆さんは、どんな社会人1年目でしたか?
もしくは、どんな1年目にしたいですか?

最初から大活躍な人もいれば、挫折を味わう方もいるかもしれませんね。

私は大いに挫折しました。
覚悟はしていましたが、自分がここまでダメとは……
今回は、私の苦しかった新卒1年目を書いていきたいと思います。

本記事はシリーズ3作目になっています。
1作目から読みたい方はこちら。



どんな会社?

舞台になるのは、ベンチャーのコンサルティング会社。
ベンチャーだけど、経営やITなど、幅広いサービスを提供しているよ。

新卒研修スタート!

新卒研修、懐かしい。。そう思う方も多いかもですね。

私もそう思います。
というのも、しばまるは、しばまる妻と新卒同期として出会ったのです。
(これ、私の人生で一番重要!)

さて。
新卒研修って、どんなことをしましたか?
会社の色が出そうですよね。
話題になりそうな企画を行う会社もあれば、研修をほぼしない会社もありそうです。

コンサルティング会社では、1年目から顧客と相対することになるためか、長めの研修をする会社が多いと思います。

私の研修は、2ヶ月間。

どんなことをしたかと言えば、
名刺交換に始まり、基礎となるロジカルシンキングなどの座学&グループワーク。
そして、新卒研修中の上司からのフィードバック。

あ、私がいつ挫折するのかって?
最初からですよ。。

まず、PC関連スキルの無さ。
・タイピング
・資料作成
・Google検索
など

これでほぼ全ての生産性が落ち、悪循環に陥りました。

PCの関係ないところでも、いいとこ無し。
・全体的な知識の欠如
・場数の少なさ
・あがり症(追い討ち)
など

皆の議論に追いつけず、喋りたい時もモゴモゴするだけ。
早々に、同期から当てにされなくなりました。。
ちーん。。

そんな、私の研修は、2ヶ月間。(のはずでした・・)

個別指導

なんと。
私がやばすぎて、皆が研修期間を終えて巣立っていくのを横目に、
私は個別指導期間に突入しました!

恥ずかしすぎる。。

さて、
気になる、しばまる妻はというと・・

もちろん、早々に案件に配属されている。
だけでなく、逆にしっかりし過ぎて、1年目の途中からひとりで案件回し始めていました。
え、すご、、、

話を戻すと、
いくら私がやばかったとはいえ、個別指導はかなり特別待遇でした。

なんせ、個別指導ははじめてだったそうです。
会社的にはすごいコストですからね。

しかし不思議なことに、
その個別指導をしてくださった新卒担当の上司は、
相当やばい私に対して、すごく優しかったんです。(なぜ?)

同期からも、
「何故そんなに可愛がられるの?」と聞かれましたが、
私にも、よく分かりませんでした。

そんな私の個別指導は、1ヶ月以上も続きました。(やばすぎー!)

配属

個別指導が長くなったのは、私を受け入れても良いという案件や、部署が無かったことも要因かもしれません。

恥ずかしすぎる。。

個別指導で羞恥心に苛まれながらも、なんとか耐え忍んでいると、
私にも、配属先の決まる時がきました。

その配属先、なんと。
難易度の高い案件ばかりを扱う部署だったのです……!

新卒担当の上司には、
「断ってもいいよ?」と言われました。

しかし、
「いや、もうこれ以上迷惑かけられないし、挽回するにはこのチャンスに飛びつくしかない!
と思った私は、その部署に入ることにしました。


そもそも、何故入れてもらえたのか。

これは後で言われたのですが、
「出張も多いし、上手くいかないことも多い。体力的にも、精神的にもタフじゃないとやっていけない。しばまるくん体育会系だし、研修中しんどくても頑張ってたみたいだから。」

褒められ飢えてたのか、これでも嬉しかったです。
(実際に、よく人がいなくなる部署でした。。)

ノーバリューな日々

難易度の高い案件を扱うと記載しました。
具体的にどんな部署だったのかと言うと、

”万屋”のような部署でした。

コンサルで、よくある案件の流れは、
企業から、
「基幹システムを入れ替えたい。」
「人事制度を刷新したい。」
など、何をしたいのか、ある程度決まっている状態から始まります。

それに対し、
万屋部署が相手にする企業は、こんな感じです。
「会社が低迷してて、色々手を打ってきたんだけど、効果が出ない。どうしたらいいの?」

この悩みに対応する場合、
会社のあらゆる組織が対象になりますし、課題によって提供するサービスも異なります。
課題が抽象的で、サービス提供範囲に垣根がない。
これが難易度が高いと言われる所以でした。

実際に、特定した課題に合わせて、いろんな方法で対応しました。
・組織の枠組みや、人の配置の再設計
・中期経営計画の策定
・マネジメント層への研修
・システムと業務の再構築
などなど

もう、わざわざ書くまでもないと思いますが、
案件に入ったものの、私は、
ノーバリュー(=価値が発揮できない状態)でした。。

その期間なんと、7ヶ月間!
7月に業務を開始したものの、
2月頃まで、ほとんど何の成果も出せず、お荷物状態でした。
※顧客企業への費用請求はほぼなし。

これ、新卒とはいえ、許されませんよね。。
辛かった。。

耐えられたのは、
見捨てられなかったことと、
しばまる妻と遊べる週末があったからでしょう。
(家族、友人との支え合い大事!)

では、なんで見捨てられなかったのか。

上司たちには、普通にこう言われていました。
「しばまるくん、いない方が楽だよ?」
・・・ツラ。

ですが、
毎日、相手をしてくれましたし、目標や課題を設定してくれました。

それは、”可愛げ”があったからだと思っています。

もちろん、上司たちの優しさがありました。
長い目で見れば、育てる方が効率的です。
それでも、くそ忙しい中で、前向きに育てて貰えることって、あまりないと思います。

じゃあ、可愛げって何?

私の中では、例えばこんな感じです。
・明るく振る舞う
・言われたことは素直に受け止めて、行動に移す
・感謝する
・雑用を進んで引き受ける

新卒の皆さんに、可愛げもてよ?と言いたいわけではありません。
ただ、私にはこれしか無かった。

体育会出身だったので、勝手に身についていたこともありましたが、
迷惑をかけ続けている状況で、見捨てられないために、できることを頑張るしか無かったのです。

そうやって頑張るうちに、
ある時、急に、ひとつ成果が出たのです。
そして、初めて褒められ、(少しだけ)戦力として認めてもらえたのでした。
嬉しかったー!

終わりに

後日談ですが、
個別指導をしてくださった新卒担当の上司には、
私と同じ名前のかわいい息子さんがいたのです!
それで優しかったのかー!!と思ったものです。笑

運も実力のうち?
あまりに運すぎる?

誰しも、
面倒や迷惑をかけてしまうような時があると思います。

そんな時は、可愛げでも備えて、
面倒を見てくれる人の気持ちを少しでも和らげることが、双方にとって大事そうですね。

逆に、
誰かに迷惑をかけるという状況は結構しんどい
ものです。
そういう人には、つらく当たらず、優しく接してあげてくださいね。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございます! 

楽しんでもらえたら最高です。
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続編は作成中

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