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コラム#3. 技術士事務所の名称

 以前、理系のエンジニア資格の最高峰である、技術士を取得すると、自身が技術士を名乗れるようになるというメリットに加えて、事務所や研究所など、公的機関に登録を受けた看板をGETできるという話をしました。詳しくは下記の記事を読んでみてください。

 通常、技術士事務所の名称は、”〇〇技術士事務所”(〇〇には苗字が入ります)という形式が基本になります。ポンヌフは、研究所の名称を使いましたが、これは結構珍しいケースなのかもしれません。試しにGoogleで検索すると、”技術士事務所”は267,000件であるのに対し、”技術士研究所”は8,780件しかありません(2020年11月現在)。

 しかし、通常、研究所の前には研究対象を置くのが通例のため、違和感を感じて、”〇〇技術士 XXX研究所”のような形式をとることもあるため、実際はもっと多いと思います。それでも、技術士の中で、研究所を開設している人は、5%に満たない程度と推測しています。もとより、希少性にブランディングの価値を見いだせるのが技術士取得のメリットですので、少し尖ったユニークな名称をつけてみるのも良いかもしれません。

 技術士法では、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、. 設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」と定義されています〔法第2条第1項〕。従いまして、事務所や研究所以外の代替案は下記の通りです。

計画:AA技術士XX計画センター(AAは名字、XXは計画対象、例えば都市など)
設計:技術士事務所 BB設計(BBは名字)
分析:CC技術士YY分析センター(CCは名字、YYに環境や化学などの部門名を入れる)
試験:DD技術士試験対策研究所(DDは名字、技術士試験の塾として起こした場合)
評価:EE技術士ZZ評価センター(EEは名字、ZZは評価対象)

 技術士を取得したらどんな名前の事務所が欲しいですか?自分のやりたいことを考えながら、そんなことをたまにぼんやり考えてみるのも、モチベーションの維持や、取得後のキャリアを考える上で有意義だと思います。

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