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MBTIで離婚を回避


先月本気で離婚を持ちかけられました。

きっかけはとても些細なことだったのですが。(わたし的には)

お互い考える時間が必要と考え、次の日夫は1日有休を取りました。
私は元々考え続けるタイプなので時間を取らなくても大丈夫だと考え出勤。

その日の夜に話し合い、結局お互い離婚することに合理性を感じなかったため、全ての策を講じても無理そうならその時は離婚しようという結論に至りました。

その話し合いの中で、お互いの思考の癖を理解し合うのに一役買ったのが

夫婦それぞれのMBTI

MBTI診断とは個人がどう世界を認識し、物事への決定を下すかについての心理学的な選好を示す、疑似科学的な自己申告型の性格診断のようなもので、スイスの心理学者ユングが始めたものから派生して、近年韓国で流行していたものらしいです。

夫はESTPの起業家タイプ
私はINTJの建築家タイプです。

このお互いのアルファベット4つのうち「T」1つしか一致していないということは認識の仕方がほぼ真逆な証拠。
お互いに見えている世界が違うということです。

お互いのMBTIの欠点を見ると、
今回の離婚協議にまで至った原因として考えられるお互いの欠点とほぼ一致していて面白いと感じました。(お互いこれを面白いと感じられるタイプでよかった。)
以前から夫婦の会話で出てきていたMBTIがまさかこんな形で役に立つとは思いませんでした。


一般的にINTJ(私)の欠点と言われていること

❶感情の表現が苦手
INTJの人々は、感情よりも理性を優先する傾向があるため、感情の表現に苦手意識を持つことがあります。
自分の感情や他人の感情を理解し、適切に対応するのが難しいと感じることが多く、これが人間関係における誤解やコミュニケーションの問題を引き起こす原因となることがあります。
▶︎私は気持ちを伝えたつもりでも夫に伝わっていなかった原因は、感情を大きく表現せず、言葉で淡々と伝えるため重要性を感じてもらえていなかったから。結果として私は自分を蔑ろにされていると感じていた。

❷批判的な思考
INTJ型は、高い基準と厳しい自己評価を持つため、時には他人に対しても批判的になりがちです。
この性質は、建設的な意見として捉えられることもあれば、過度に厳しいと感じられることもあります。
その結果、人間関係において緊張を引き起こすことがあります。
▶︎夫は批判的な対応がとても苦手で私が考えている以上に自分を否定されたと感じ取ってしまうらしい。自分にも厳しいが相手にも同じ基準を求めてしまうINTJの癖は、特にお互いの関係性が良くない時に拍車をかけてしまう。

❸柔軟性の欠如
INTJ型の人々は、自分の計画やシステムに強く固執することがあります。
練り上げた計画やアイデアに対して非常に自信を持っているため、状況が変わっても柔軟に対応することが難しい場合があります。この柔軟性の欠如は、急速に変化する環境や予期せぬ問題に直面したとき、効果的な対応を妨げる可能性があります。
▶︎この思考のせいで、最初に離婚の話をされた時に頭をよぎったのが「人生計画が狂ってしまった。離婚した場合の人生計画を立て直さねば…怒」という気持ちだった。自覚はあったが自分でもびっくりするくらい現実的で冷静で合理的でなんだかロボットみたいな人間だなと思った。感情の表現が苦手どころか私に感情はあるのか?とすら思った。


一般的にESTP(夫)の欠点と言われていること

❶衝動性と忍耐力の欠如
ESTPの大きな欠点の一つは、その衝動性にあります。瞬間の感情に流されやすく、長期的な計画を立てるのが苦手です。
また忍耐力が不足しているため、物事がすぐに結果に結びつかないとき、簡単に興味を失うことがあります。
▶︎ここがあまりにもINTJと対称的で日頃からぶつかるところです。ESTPは熟考せずに離婚を切り出すが、INTJは熟考した結果自分に伝えているのだと思うため、そこに気づけていなかったら「相手はちゃんと考えた上で言っているのだから、たとえ離婚したくないと思っていてもこちらが引き止める理由はない」と考えてしまいます。
また、計画性の差で日常的に困ることはINTJは1・2ヶ月先まで予定を決めており、急に今週末出かけようと言われても予定外の行動をしたくないためたとえ行ってもスッキリ楽しめません。これを解決するには家族で出掛ける予定をINTJがずっと立て続けるしかなく、そのうち不満が溜まっていきます。これについてはESTPに代わりに何か家庭内業務を受け持ってもらうなどして不公平感を解消するしかありません。でもESTPからしたら急な予定を立てることになんら問題を感じていないため、「勝手に予定を立てて、その代わりに他の仕事をしてというのはINTJ側の勝手では?」と思われても仕方ないかと思っています。

❷感情への鈍感さ
ESTPは非常に合理的で現実的な思考を持つため、他人の感情やニュアンスを見落としがちです。
自分の意見を率直に表現することが多く、時にはそれが周囲を傷つけることもあります。
感情的な面での配慮が足りないことは、人間関係の中でトラブルの原因となることがあります。
▶︎この面も最高にINTJと相性が悪いところです。
自分の感情を伝えることが下手くそなINTJと相手の感情を受け取ることが下手くそなESTP。もはや無意識に消える魔球を投げるINTJとグローブを持っていないESTPです。
逆は特に問題がなく、キャッチできます。INTJからしたらESTPの感情表現はオーバーで演技かな?とすら思えるからです。これについての解決策はINTJがオーバーめに自分の感情を表現するよう努力し、ESTPは定期的に自分の鈍感さを思い出せるような仕組みづくり(振り返りの日を決めるなど)をしていくしかありません。


結論

このようにお互いの欠点と思考の癖を話し合い、とりあえずは離婚しないという結論に至りました。
冒頭で4つのアルファベットのうちの「T」だけが一致していると書いていますが、そのTとは思考型であることを示しています。
これは判断や意思決定の基準を示すカテゴリーで、なにかを判断するときに、真実を優先するのか(T)、人の気持ちを優先するのか(F)に分かれます。お互いが思考型であったため夫婦で話し合うことができていると感じました。

また、ESTP型とINTJ型は、自信があり自己主張することが得意です。お互いが自分の能力や意見を自信を持って表現し、自己の目標や価値を追求するタイプであるため、理論的な話し合いが成立しているのだと思います。

さらにお互いが問題解決能力に優れていると言われているタイプで、ESTP型は現実的な問題に対して即座に行動し、INTJ型は分析力を駆使して効果的な解決策を見つけるため、

「妻vs夫」という構図ではなく「家族の問題vs夫婦」という構図

にするとお互いの長所を発揮して問題を解決していくことができます。

ほぼ真逆なタイプの夫婦ではありますが、「だから価値観が合わないので離婚しよう」と結論づけるのではなく、お互いの長所と短所を理解して話し合いを続けていける夫婦になれれば、パートナーとして今後も一緒にいられるのではないかと考えます。

我が家の場合はこれらの問題に追加して、
即座に話し合いをしたいESTP型である夫と
一旦物理的に距離を置いてクールダウンしたいINTJの私
という考え方の違いがあり、問題が起こるたびにその考え方の違いに一旦ぶつかります。
また、お互い記憶力があまり良くないため定期的に振り返りと話し合いの時間を儲けることが必要だと考え定例会を作りました。(我が家がよくする「仕組みで解決」というやり方です。)

この記事も結局は記憶力が低い私の備忘録のためのものですが、同じようにタイプが真逆な夫婦でも妥協点を見つける際にMBTIを活用することが問題解決のヒントになることをお伝えできればと思い記事にしました。

長々と駄文にお付き合いいただきありがとうございます。

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