ハラスメントから脱出する方法 ⑤⑥の説明

ハラスメントから脱出する方法の⑤⑥の説明です。
脱出レシピとブログは下に貼って起きますので、よろしければ初めて読んでくださった方はそちらも参考になさってください。

⑤これは「違うな」という感覚に気がつく。

初めから「これってなんか違う」「これってなんか良い」と自分にあった選択をできる場合は、その感覚を以前よりますます大事にして、どんどんその判断に頼って前進あるのみです。
今までは、「違う」と思っていたのに遠慮したことや、「良い」と思っていたのに妨げられていたことなどを選び直すチャンスです。
自分を信じて、自分の心に従っていけば、大丈夫です。
英語でもよく ”Follow your heart.” って言うように、心の赴くままに、今までの人生を取り戻していけば大丈夫。

ハラスメントにあっていると、「違うな」という感覚を心の奥の方にしまって、心の声が聞こえにくくなっている方もとても多いです。ハラスメントに押されて、自分を守るために心に鎧をきせてしまうことで、どれが自分の意思なのか、どれが思い込みなのか、本当は何を欲していて、何を欲していないのか、ちょっぴりわからなくなってしまいがちです。
ハラスメントにあっていると、相手に合わせるために遠慮して、自分の思いをしまい続けるので、わからなくなっても仕方ありません。

そこで、自分の感性や感覚を取り戻して研ぎ澄ますために、③④で日々の生活習慣を「自分主体」にして行くことが重要になってきます。③④で、少しずつ自分の生活を整えていくと、自然と自分のスタイルができてきます。奥に眠っていた自分の感性が目覚めてきます。

単に、早寝早起しているだけ、朝にお散歩をしているだけでも、これを日々生活の中のルーティーンとして続けるということは、以前その時間にしていた他のこととの関わり方を変えることになります。
所詮、我々に与えられている時間は、同じ。1日24時間、週7日です。
新しいことを組み込めば、当然、外さないといけないことがある。

生活を整えると、なぜ「違う」もの、いらないものが見つかるかというと、例えば、早寝早起を課題に決めて始めたとします。それまで、早寝早起きではなかった人ならば、当然、就寝起床時間を変えることになります。
その際、どうしても、それまでと時間の使い方、朝と夜の時間の過ごし方を変えざるを得ません。外食が減ったり、テレビや動画を見る時間が減ったり、何かしら、省かれるものが出てくるはずです。
そうなると、「この人は会う?会わない?」とか、会う頻度が変わったり、会う人が変わったりします。行く場所も、変わるかもしれません。

寝る前の習慣も変わるかもしれない。以前は、動画やスマホを見ていた場合、眠りに入りやすいように、目や脳に優しい読書をするようになるかもしれない。
読書の時間が増えれば、読むものも変わるかもしれない。お風呂の入り方も変わるかもしれない。などなど。
たかが早寝早起き一つでも、これをきっかけに生活は変化していきます。

新しい生活習慣を実行するために、他の物事の取捨選択をするようになるのです。早く寝たいけれど、じゃ、そのためにはどうする?
急に誘われたけど、早寝とどっちをとる? 
この動画、単に惰性でみていない?
読書するなら、どの本がいい?
初めは、頭で考えて選ぶかもしれません。だけど、選択を続けて行くうちに、自然と自分の生活や自分に合ったものを選ぶセンスを取り戻していきます。

自分の欲するものを選ぶセンスとは、
なんとなく「これは違う」、なんとなく「これは良い気がする」という感覚。
実際に、体も「違う」「これが良い」という感覚に反応します。五感も研ぎ澄まされるし、その五感を感じよう、自分に耳を傾けるようになります。その感覚を逃さなくなるし無視しなくなると、自分への扱いが優しくなっていきます。
これが、すごく大事なのです!

生活の中で違和感を感じていることを見つけてメモをしておくと、なお良いです。自分にとって「違う」ことを認めたり、目に見える文字に起こすのは、抵抗を感じることもあると思います。明らかになるとね、嫌ですよね。
でも、「違う」ことをしているのを明らかにするのが、大事なのです。
もしかしたら、「良い」と思うこと書くことから始めてみるのもいいかもしれないですね。どちらにしても、負荷をかけすぎないのが大事だと思います。
無理のない範囲で。

⑥「違うな」と思うものから離れる努力をする。

自分を大事に扱うようになってくると、大事に扱われないことに敏感になります。違和感を感じられるようになってきます。
すると、自分を雑に扱う人に出会うと、体が反応して教えてくれるようになります。危険を感じると、肩やみぞおちが「ぎゅっ」っと硬くなるようになります。「お、この人は危険」って感じられるようになる。その感覚に従うことは、わがままではありません。
自分の体、自分の感性を信じてください。
信じるものは救われる、です。笑 ほんとに。

その危険とすぐにバイバイできなくても、少しずつ関わらないように、丁重にお断りできることから、お断りすればいいのです。
(恋愛関係の場合は、きちんと別れ話をしてお別れしてくださいね。一般的な知人、友人には、求められない限り別れ話は必要ないと思います。臨機応変に。)

慣れてくると、だんだん些細なことにも、「違う」「良い」と感じるセンスを発揮できるようになります。今日のランチに何食べる?とか、このお洋服本当に欲しい?とか、そんな選択もセンスが発揮されます。
そうなってきたら、大成功。何事も、そのセンスに頼れば、ますます自分が主体となる生活を作っていけるようになります。

どんどんセンスは磨けます。生き方のセンスとなって行くので、健康にも影響が及びます。これ以上ここにいたら、風邪を引きそうとか、これ以上は食べなくて良いとか、もうここにいる時間じゃない、帰って早く寝ようとか、体のマネージメントにも役立ちます。

とはいえ、うまくいき始めても、失敗もあります。
例えば、今年のこの猛暑。私は、結構、疲労を感じていたのにも関わらず、新しいトレーニングにも夢中になったりしていました。なんだか、体が疲れてきたけれど、猛暑だし、仕方ない、がんばれと自分を追い込み、健康な自分に甘えてしまいました。

その矢先、肩甲骨を痛めてしまい、数日間、死んだ魚みたいな顔で、動くこともできずに過ごすことに。猛烈な痛みで、寝ることもできず、腕をどの向きにおいていいかもわからず、顔面も硬直。
ちょっとこれ以上やるのは、「違うかな」って予兆は感じていたのに、無理しました。もっと早く、もっと自分の体と心のいうことを聞いていればな。後の祭りです。数日間、強制的におやすみしていい感じになりました。
教えてくれたのに、ごめんね、体、ごめんね、肩甲骨です。
そうやって、自分の中の信号を無視していることが、大なり小なりあると思うので、見つけてみてください。

とにかく無理はしないで。急には、変えられないこともあります。
でも、ちょっといつもよりは勇気を持って実行してみると、少しずつ楽になります。


また、人間関係に関する部分は、特に慎重に扱ってください。
当たり前ですが、急に相手を無視したり約束をすっぽかしたりなどの強行手段には出ずに、少しずつ会う回数を減らして行ったりしながら、穏やかに取り組んでください。

ものであれ、人であれ、違和感を感じるものへの、敬意は忘れずに。
イヤであればあるほど、そおっと丁寧に扱うのがコツです。相手(ものも人も)をむやみに乱暴に扱ってしまうと、自分の心に後悔の残る、癒えない傷がつきます。

もちろん、別れ話とか、意思を伝えるのに、勇気を出して、相手を傷つけることを伝えないといけないこともあります。それは、ある意味、礼儀です。傷つくこと、嫌われることを怖がらないで。自分の道を進むためには、嫌われる勇気をもつことも必要です。
相手にとって少しの間悪者になってあげる勇気です。本当は、別に悪者じゃないけど。
丁寧に話したところで、お互いに傷もつくけれど、それは必要な傷乗り越えられる傷です。相手もきっといつか乗り越えてくれると信じましょう。

そのためにも、そんなときこそ、特に感情的にならずに、丁寧に穏やかに事実を伝えることが大事だと思います。

私も、両親に「家族をおやすみさせていただきます。」と手紙で伝えました。その手紙にはこれまで、みんなのために頑張ったけど、もう疲れてしまったことも書きました。彼らの苦手な部分も書いたので、私の言葉が彼らを傷つけてしまうことは申し訳ないことも伝えました。
謝れば、相手は傷つかないわけではありませんが、感情的な怒りやなじるような言葉にならないよう、冷静に穏やかに伝えるのが、せめてもの礼儀ではないかと思います。

こうしてブログに書いて文字に起こすと、「〜したら、〜します。」って単純に変化できるかのようにみえてしまいますが、実際「〜たら」と「〜します」の間には、時間はかかります。
長いこと続いてきた生活や人生は、秒で変化できません。簡単じゃないですよね。

だからこそ、その間「③自分のために確実に良いと思うこと」にしっかり取り組んでいてください。③は、自分の人生を先に進める手立てでもあれば、進まないストレスを癒してくれる手立てでもあるから。
③で生活習慣を整えることは、自分で自分の世界を構築するという、前向きな創造です。創造性のあるものは、心を満たしてくれます。心地よい生活を作りながら、自信とセンスを取り戻して楽しんでくださいね。

では、また次回続きをお楽しみに。

脱出レシピ

① ご自分が、ハラスメントにあっていると気がつく。

②ハラスメントをする人、ハラスメントのある関係から離れる決断をする。

③自分のために確実に良いと思うことをする。

 衣食住を中心に、自分一人でできることを実行するのがオススメ。

 例えば、早寝早起き、掃除、断捨離、運動、健康な食事など。 

 健康的で続けられそうなことを試して、「自己満足」することが大事。

 「今日は、大して何もしなかったけど、これだけはできたな。」

 と思えることがあると、小さな自信になります。

 「生活」って、些細なようで、この脱出にとても大きな影響を及ぼします。

④③を続けながら

「自分の、自分のための、自分による生活」を作っていく。

 無理なく続けることが大事。ぼちぼちで。

⑤これは「違うな」という感覚に気がつく。

⑥⑤「違うな」と思うものから離れる努力をする。

 違和感を感じるものへの、敬意は忘れずに。

 イヤであればあるほど、そおっと丁寧に扱うのがコツです。

⑦気持ちの良い睡眠(寝付きの良さ、寝覚めの良さ)を目指す。

⑧新しいことにチャレンジ。

⑨リラックスする、安心する時間を持つ。

⑩⑨の時間を増やしていく。

詳しくは、こちらのブログに。

また、以前も書かせていただきましたが、

いじめや暴力などのハラスメントにあった場合は「救急レベル」なので、

すぐに逃げてください。そしてカウンセラーや専門家に相談をしてください。

このやり方では間に合いません。我慢しないで、頑張らないで!

このレシピは、漫然としたハラスメントがある環境から抜けるためのもので、

ハラスメントに蝕まれない生活を作る方法です。