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焙じ茶の淹れ方(日本茶インストラクター2次試験対策)

先日、日本茶インストラクター有志の会の方達による、2次試験直前勉強会が開催されました。
何もかも初経験の私にとっては、とても心強い勉強会で、有志の会の先生方には感謝しかありません。

とにかく2次試験に合格する事が目的で、実際の試験会場と同じような配置で、鑑定の練習や模擬試験、お茶の淹れ方のインストラクションを行いました。

その中のインストラクションテストは、玉露上級煎茶中級煎茶焙じ茶のいずれかを指定され、4分間で実演を交えて淹れ方を説明するのですが、シナリオを考えている間も「これでいいのか?」と自信なく練習していた為、実際に勉強会に参加した仲間の前でも、緊張からシナリオの半分は飛ばしたのに、30秒もオーバーしました(T_T)

しかし、勉強会に参加したことで、同じように不安を抱えてる人と出会い、先生にも励ましの言葉を頂き、練習が一層楽しくなってきました♫


今日は、何度か練り直した焙じ茶の淹れ方のシナリオを書き留めておきます。


本日は、焙じ茶の淹れ方をご紹介致します。

焙じ茶は、香ばしい焙煎の香りと、さっぱりした味わいが特徴です。
一般にどのような食事にも合い、食後や喉の乾きを潤すのに適したお茶ですので、たっぷり飲めるよう茶器も大振りなものをご用意致しました。
湯はしっかり沸騰させた軟水を使用します。

800mlが入る土瓶と200mlが入る茶碗

それではお茶を淹れていきます。

お茶をおいしく淹れるポイントは4つ
茶の量・湯の量・湯の温度・浸出時間です。

焙じ茶は、熱湯で淹れることで香りが引き立ちます。
熱湯を使用しますので、火傷に注意しましょう。

本日は5人分淹れていきます。

まずお茶の葉を土瓶に入れます。
茶の量は1人分3g、
大きめのテーブルスプーン1杯が3gですので、
これを5人分5杯入れます。

次に、ポットの中に98度の熱湯が入っていますので、
これを土瓶8分目を目安に注ぎます。

湯量は650ml位

蓋をして30秒待ちます。

焙じ茶はカフェイン含有量が少なく、刺激の少ないお茶ですので、
子供から老人まで、どなたでも喉が渇いた時にたっぷり飲んで頂けます。
是非、日常のお茶として取り入れてみて下さい。

30秒経ちましたので、茶碗に注ぎ分けます。
濃度が均等になるよう廻し注ぎをします。
このように、1→2→3→4→5と注ぎ、
5→4→3→2→1と戻ることを繰り返しながら、
最後の一滴まで注ぎ切ります。

お茶が入りました。

香ばしくさっぱりとした味わいの焙じ茶は、重量感のある餡のお菓子や、
つい手が止まらず食べすぎてしまう煎餅のような焼き菓子とよく合います。
また、プリンやスイートポテトのようなコクのある洋菓子とも合いますので、是非ご一緒にお召し上がり下さい。

お熱いうちにどうぞ。



焙じ茶のシナリオは一番苦労しました。
焙じ茶は熱湯でサッと淹れるお茶で、あっという間に終わってしまい、どうしても30秒以上余ってしまうのです。
そうなると、話す量を増やさなければなりません。

このシナリオで、ようやく安定の4分となりましたが、試験官を前にして緊張で早口になったり、真っ白にならないよう、寝ててもしゃべれる位まで練習する必要がありそうです(~O~)

また、インストラクション後、試験官より2つ質問がされるそうなので、お茶の勉強も引き続き継続中です。

私の要注意ポイントは、「注ぐ」という言葉です。
「つぐ」と読むのですが、「そそぐ」と言いがちです。
その他「茶葉」は「ちゃよう」が正しく、CM等から一般に出回っている「ちゃば」は、学術用語ではないので、間違いです。

このウィークポイントも頭に置きながら、良いご報告ができるよう、あと少し頑張ります!


最後までお読み頂きありがとうございました。



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