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瀬戸内の方言

※Filmarksより

先日こちらを鑑賞。
重松清原作の「とんび」。瀬戸内が舞台で撮影も瀬戸内の各地で行われていて、瀬戸内出身瀬戸内在住のワタクシにとっては目にも耳にも心地よい作品。

まぁ涙。
昔はこんな感じの人情ドラマは好きじゃなかったんだけど。なんだろ。年かな?じーん。ティッシュの山だよ。

一つ思うのは、なぜ瀬戸内の方言ってこんなにもガラが悪い感じになるのか。
いや、そもそも主役の父ヤスも、その友人照雲さんも、ぶっきらぼうなキャラクターというのは仕方がない。それにしても
この辺の方言となると口調がなぜだかみんなヤクザでどうしても「狐狼の血」とかを連想してしまう。

※Filmarksより

粗野で荒くれ者でもそんなどすの利いた声で喋るかなぁ?いや、でもお陰で母役の麻生久美子さんやアキラ役の北村匠海氏のキャラクターの上品さが際立つってことなんだと思いました。

それから、酒飲みでぶっきらぼうで不器用だがまっすぐな父、ヤスを演じた阿部寛氏なのだけど、阿部寛氏からその粗さというものを感じなかったというのが残念。演じる人の上品さ?が出ちゃうもんなんだなーと思った。
どんなに汚くして雑な感じにしても、阿部寛氏からはその匂いがしないというか。

「とんび」は何度もリメイクされ、ドラマとかもテレビで放送されたことがあって、(ちゃんと見てないけど)過去には堤真一氏、それから内野聖陽氏がヤスを演じているけれど、堤氏からは酒の匂いがするし、内野氏からは危険な匂いがするのだけれど。笑
阿部氏からはその匂いがしないというか、やっぱお風呂の香りが。(テルマエロマエ)

でも、いい作品。
何度も映像化される理由が分かります。
小説も読もうと思いました。


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