高校教師 プリンくん

公立高校勤務。 教育関係者の皆様と繋がりたいです。 学校に関するエピソードトークなど…

高校教師 プリンくん

公立高校勤務。 教育関係者の皆様と繋がりたいです。 学校に関するエピソードトークなどを書いていこうと思います。

最近の記事

休職教師、復職したら生徒と関わるなと言われた。

私が現在勤務している学校は、少し特殊な高校で、生徒の9割は小中学校で不登校経験者だったり、何か問題を抱えていたりする学校です。 私は転勤した時に1年生の担任として勤めていました。 なんとか高校からやり直したい、学校にいきたい。 そんな思いを抱えている子達のために、私は毎日くだらない話も含め、いっぱい生徒と話をしてきました。 ですが、学校の方針は全日制の高校と変わりのない教育を、コミュニケーションを必要とする授業をガンガン行う。算数ができない子や心の病気などで環境にうまく馴

    • eスポーツをゲームと言ってはいけない!について。

      賛否ある話をさせていただきますが、決してeスポーツやゲームを否定しているわけではないという上で読んでください。 タイトル通り、私はeスポーツのことをゲームと言いました。 すると『eスポーツはゲームじゃないです!スポーツなんです!』と先生にすごい剣幕で叱られました。 争いたくないのでその場ではごめんねと謝りましたが、なんだか腑に落ちない。 個人的な意見を述べさせてもらいますが、ゲームをスポーツ化したものがeスポーツですよね? 母体はゲームなわけです。 じゃあ呼び名にこだわ

      • 気持ちに鈍感で幸せなら、人の心を気にできる不幸でも良い。

        私はこれまでの人生で、基本的に人間は性善説であると思っていました。(人は生まれた時は善人)。 でも、歳を重ねるごとにそうじゃない人もいるというのに気付いていきます。 それでも、私は人を信じたいし、生徒を信じたい。 私は運もあってか、これまで生徒との間で根っからの悪には出会って来ませんでした。 でも、対大人ではぶつかりがありました。 どちらを優先するかという問いには、迷わず生徒を選んでしまいます。 そのため、一部教師にはものすごく嫌われてしまうようです。 基本的に教師は生徒

        • ダルい生徒と言うダルい教師。

          私は高校教諭です。 先日、学校行事がありました。 私は裏方だったため、行事後の炊き出し係でした。 行事に参加しなかった子ども達と共に豚汁を作りました。 人数分足りるのか、どう運べばスムーズか、いろいろ子ども達と考え行事を終えた子どもたちへ配ります。 1年の時に担任をしていた少しヤンチャな、と言っても全然可愛いレベルの子達が最後に帰って来ました。 お腹が空いていたようでたくさん食べてくれました。 少し余った豚汁も『残ったからみんな食べて〜』と声をかけると快くおかわりをして

        休職教師、復職したら生徒と関わるなと言われた。

          教師が見るゴールの設定の差違。

          私は高校の教諭です。 教育活動をしていると、学校の方針に時々摩擦が生まれてしまいます。 例えば「あいさつをさせよう」というゴールが決まっていたらベクトルを合わせてその目標に向けて行動をしていきます。 でもその手法は人によって異なります。 最初からできることを強いるべきだ。 卒業までに出来ていれば良いのではないか。 マクロ,ミクロで考えが変わって来ます。 私はこのテーマならブレることなく卒業をするときに挨拶ができればいいと思っているタイプです。 だから初めはどんどんこちらか

          教師が見るゴールの設定の差違。

          生徒とほんの少しの関わりで仲良くなれるきっかけ作り。

          式典の準備をしているとき、手を傷つけてしまい出血をしていました。 絆創膏は持ってないし、どうしたものかなと思っていました。 みなさんならどうしますか? 養護教諭や職員室にある絆創膏をもらうと言うのが一般的かなと思います。 ここで生徒と会話します。 「絆創膏持ってない?」 持っていたら「どうしたんですか?」と絆創膏をくれるし、持っていなくても「◯◯さんなら持っているかも」と繋いでくれることが多いです。 「ありがとう、助かったよ」と絆創膏を素直にもらいます。 そしたら、次に

          生徒とほんの少しの関わりで仲良くなれるきっかけ作り。

          日本一早いホームルーム。

          私は某地方の採用試験に通った高校教諭です。 いつものように過ぎていく毎日のとある日。 授業が終わり、担任をしているクラスの終わりのホームルームに向かいます。 生徒たちは雑談をしていて、席に着いておりませんでした。 「おーい、早く座れー。」 生徒たちは自分の席に戻ります。 クラス委員長が号令をかけます。 「何の連絡もありません、以上。」 高速で終わるホームルームに生徒たちがニヤニヤとざわめく中、再びクラス委員長が号令をかけます。 『さようならー』 生徒たちが私のとこ

          日本一早いホームルーム。

          今日は偉い人が来るから挨拶しないように。

          私は某地方の採用試験に通った高校教諭です。 ある日の職員朝礼。 管理職が言います。 「今日は教育委員会の方がお見えになります。生徒たちに挨拶をしっかりするよう伝えてください。」 気の短い私はその言葉にイラッとします。 そして朝のホームルームに向かいました。 「今日は偉い人が来るようなので、挨拶はしないでいいです。」 生徒たちはキョトンとします。 『普通は挨拶するように言うんじゃないんですか?笑』 「私は普通じゃないです。」 確かにそうだと生徒たちは思っていたでしょう

          今日は偉い人が来るから挨拶しないように。