「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」はガチだった
こんちはー、ぽんかんです。
2023年3月下旬にした旅行のことを書いてます。
これはその2にあたる旅行始まった篇です。
以下、その1
旅の初日は都心から新潟を通って山形県の鶴岡まで。
路線でいうとJR高崎線からJR上越線、JR羽越本線と次々乗り換えていきます。
■まずはグンマー(群馬県)
○都心から高崎へ
前日の夜に携帯の充電とコンセントは2度確認(ないと困るんで)。
朝一からの行動なので午前3時30分に起きて午前5時前の始発をつかまえるところから。
ここさえできればこの日の大仕事の30%は終わったようなもので勝ったなガハハ!って言っても、まーいいんじゃないかと。
ここで、都心からとにかく早く青森まで行こうと思うなら、宇都宮線を使って福島、仙台、盛岡をたどっていくルートが速いし本数も多いのかなと。(ちなみに日本海側ルートを通っても途中電車が止まらなければ1日で青森まで行けるみたい、過酷そうだけど)
けれど、わざわざ新潟へのルートをとったのは、これまで生きてて新潟に行ったことがなかったから新潟に行ってみたいという気持ちが強かった……だけじゃなく、2022年秋のオリジナルアニメ『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』の聖地、新潟の東三条を歩いてみようかなって、ってところが大きかった(そういう割に決めたのは旅行に出る2日前だった)
○具体的な行程
午前5時台の高崎行きに乗って、まずは午前7時前に高崎駅にたどり着くところから。
高崎駅からはJR上越線の7時15分発の水上(みなかみ)行きに乗車(この7時15分の水上行きに乗るために早起きしたといっても過言じゃない)。
高崎を過ぎると、風景も少しずつ変わってきて情緒も出てくる……と言いたいところだけど、この時間は学生さんたちの通学時間なので、情緒というより誰かの日常をそっと垣間見ている気分。
水上駅は新潟県との県境に近い群馬県という感じで、ここまで来ると空気がおいしい。
○“日本一のモグラ駅”土合駅
ここから午前8時28分の上越線の長岡駅行きに乗り換え。
水上駅から先、ながーい新清水トンネルに突入。
この水上駅の2駅先に“日本一のモグラ駅”と呼ばれている地下深いところにある駅、土合(どあい)駅なる場所が。
この駅、とにかく階段の段数が多いらしい。
実際についてみると、観光地にもなってるのかな?カフェがあるらしいけど、降りてないので詳細が分からないなー。
ここを目標に来たわけでもないので、降りずにスルー。
こういう行きたいかどうか取捨選択を迫られて、決断というと大げさだけど、でも選ぶことが必要になるのも意外と楽しいのです。逃げれば1つ、進めば2つ、止まればオルガって名言だなーと。
ちなみに降りた場合は次の電車は約1時間後と、本数はそんなに多くなさそう。
■そして新潟県へ
○川端康成先生の「雪国」
この土合駅の次の駅はもう新潟県。
土樽(つちたる)って駅だけど、新清水トンネルを抜けてからは3月も末に近いのに雪景色に早変わりして、かの川端康成先生の「雪国」の書き出し「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」は、これのことを言ってるらしいですぞ!!
たしかにトンネルに入る前は雪が少し残ってるかな?くらいな感じだったけど、抜けたら雪が結構積もってて、雪のシーズンだったら、より合ってる気分になるんだろうなー、さすがでんなー。
この長岡までの区間、印象的だったのは幼稚園の子供さんたちが先生と一緒に列車に向かって手を振ってくれたことかな、船旅では見る光景だけど、電車では初めてで、なんかほんわかしながら手を振り返した。
○レンコン畑
もう1つ心に残ったのが、長岡駅から信越本線の新潟行き乗り換えて、東三条に向かう途中の押切という駅からレンコン畑が見えたことかな。
気になったので携帯でぽちぽちと調べてみたら「大口れんこん」というのが出てきて、このへんのブランドらしい。
レンコンって水のたまりやすいところとか、それこそ沼みたいなところで作ってると思ったけど、周りは稲作の水田ばかりみたいだったし、こういうところで作ってるんだなと。
ほかにも駅直結のスキー場があって、こんな駅あるんだーと楽しんだりもした。
新幹線とか飛行機だと通り過ぎてしまう、こんな景色を楽しめるのも、各駅停車の旅ならではの魅力な気がしてる。
さて、お次の記事で東三条の聖地巡礼をば。
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