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原稿整理/2024年春に本を出す(第10話)

Wordでの原稿整理も、いよいよ大詰め。2月中旬にはゲラになる予定である。ゲラになる前に、Wordで原稿をいじくり回している。
むかし勤めた版元の先輩編集たちは、ゲラになってから赤字をたくさん入れていたような気がする。だけど、やっぱりゲラになると固定される感じがするので、その前段階であるWordでの原稿整理が最後にちゃんといじくれるタイミングだろう。そういう意味では、ここで完璧を求めてやらないと、いいゲラ、そしていい本にはならない。サボってはならない。
久しぶりの編集作業は楽しくて仕方がない。何日か前にWordを触るのが7年ぶりで、訳がわからず動転して気が狂いそうだったことも
、いまでは遠い記憶である。1週間前くらいだったか。当時、イライラしてしまって幾人かには迷惑をかけたかもしれない。すまない。
ただいまは順調にWordで原稿の整理ができている。すでに2周ほどした。Webで書いたときには気にならなかった細かい表現を直したり、誤字脱字も注意深く見つけたりしている。さらに本にするには、扉やはじめに、目次、章扉、写真(のレイアウト)、参考文献、奥付なども作成する必要がある。基本的なレイアウトは本文フォーマットを頼むデザイナーさんに任せるが、テキストや要素はこちらで用意する。担当編集から「写真の要素も多いほうがデザイナーさんも選びやすいかもしれない」とアドバイスをもらい、なるほどと思った。Wordで整理するときに、写真をけっこうな数カットしてしまっていた。まあ、それもいいだろう。Webとは違って、本ではそんなに写真は載せないようにしたい。視覚的にわかってしまうと、文章の意味がなくなってしまう気がする。はっきりと固定化された情景があるのではなく、読者それぞれがそれぞれのイメージで思い描いてほしいと願う。
とにかく、何日か前とは打って変わって、原稿を触るのが楽しい。目次をつくるのが楽しい。順番を入れ替えるのが楽しい。編集って、モノをつくるって楽しい。生きている感じがする。本ができたら、それはわが子だ。いっぱいいろんなところへ旅立ってほしい。
ただ、まだ問題もある。担当編集さんにも見てもらって助かっているが、いくつか納得のいく文章が書けていないところがある。それをあと数日、デザイナーさんに原稿を渡す前までにチェックしようと思う。また、今回は参考文献をつける予定で、そのチェック(タイトル、著者名、版元など)もある。いちばんの問題は、ある項をカットしようとしていて、その一部を別の項へと繋げる外科手術みたいなことをしなくてはならない。もともとある文章にべつの文章をくっつけるわけだから、注意が必要だ。ブラックジャックにでもなった気分である。全体が壊れないように、機能不全を起こさないように。
さて、また朝7時からドトール事務所へ行くぞい。

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