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35歳人生ラストチャンス説

ツイッターを眺めていると『独身薄給のまま30代後半に突入したけど人生楽しい!まわりの独身友達もみんな幸せに暮らしてる。独り身でも余裕じゃん』といった意見をよく目にする。しかし筆者は声を大にして言いたい。

35歳が人生のステージを次に進めるためのラストチャンスなので一刻も早く動いた方が良い。

ツイッターなどでフォローしているアカウントを思い出してほしい。独身アラフォーで人生を楽しんでる人々はSNSでたくさん観測できる。しかしこれがアラフィフとなるとその数は途端に少なくなる

アラフォーまでなら本人も周囲の人間も独身であろうと薄給であろうと笑いのネタに昇華できるのであるが、これがアラフィフとなるとそうはいかない。本人も流石に「あれ?俺45歳になってもコレなのは流石にヤバくない?」と気が付きだすが今更何をどうしたらいいのかわからない。「こいつもいつかはきちんと働いて彼女の1人でも作って落ち着くだろ笑」と楽観視していた仲間たちも、なんだか気の毒になってきて弄る事すら出来なくなる。人生エンスト状態のアラフィフは痛々しすぎて笑えないのだ。自虐ネタが笑えるのはせいぜい30代までである。誰も笑ってくれなくなる45歳を過ぎてからが独身中年たちの本番だ

40歳を超えてからようやくことの重大さに気が付く未婚中年男性は多いが、彼が想像していた以上に40代という事実はあまりに重い。40代に入ってからの婚活や転職の難易度は30代のころとは比べ物にならない。結果としてそれらの難しさとしんどさに打ちのめされて病んでしまう中年が生まれてしまう。

そんな悲しい独身アラフィフ男性を一人でも減らすためにもう一度繰り返し言おう。

35歳が人生スゴロクを進めるラストチャンスなのでみんなスパートをかけるべきである。

35歳の年齢であれば、まだフリーターや非正規雇用で年収300万以下の男性でも、製造業などの業種であれば正社員で年収400万を目指すことが出来る。また婚活市場においても40代を目前に結婚を急ぐ婚活女性が多く存在するため、結婚相手を見つけられる可能性は十分に残されている

女性は妊娠出産のタイムリミットを意識しているため、男よりも婚活のラストチャンススイッチがオンになるのが早い。男は35歳になってもどこか他人事でのんびりと過ごしている人が多いが、妊娠限界年齢に追いかけられる女はそうではないのだ。

逆に言えばこの35歳婚活ラストチャンスを逃してしまうと、結婚や子育てに前向きな女性たちが成婚していなくなった婚活市場で相手を探す羽目になる。そうなったらもはや詰みである。

38歳になり婚活市場で頑張ってるけど全然相手が見つからない』と嘆く未婚中年男性の声をよく目にするが、何もかもが遅すぎるのだ。3年早く動いていればより多くの婚活女性と出会うチャンスがあったはずだ。

年下の女性も婚活のターゲットにすればいいだけじゃん。子供も沢山持てるし一石二鳥じゃん!』と考える男性も多いが、40過ぎたウリのない男性が5つ以上年下の女性と結婚できる確率は相当低いと言わざるを得ない。SNSなどでは歳の差婚が目立つが、実際は70%の人が3歳差以内の相手と結婚しているのが現実である。

厚生労働省:±3歳差までの相手と結婚する男女が70%

これらの理由により、特別な能力に恵まれていないごく普通の男性が安定した仕事や結婚生活を手に入れるためには遅くとも35歳から動き出す必要があるのだ。このラストチャンスを逃してしまった独身中年に残されるのは、年老いていく身体と膨大な時間だけになってしまう。前半戦とは違い過酷な道中が待ち受ける人生の後半戦に独りで挑むのはできる限り避けていきたい

でも独身男性の平均寿命って短いんでしょ?50歳になったらあと10年ぐらいであの世いくからしんどくても大丈夫でしょ』と思っている人が多いかもしれない。

たしかに未婚男性の寿命の中央値は67歳であり、既婚者に比べ10年以上短い。しかしこの数値になる大きな要因として、生まれつき持病を持つなどして正社員として稼ぐことが出来ず、結果として家族を養えないため未婚のまま夭折してしまった男性が含まれていることが大きい。そのためアラフォーの時点で健康で持病がない男性は、独身でも67歳よりも長生きする可能性が非常に高い。寿命が短いから大丈夫理論はかなり怪しい。

統計上は80歳時点でも約62%の男性は存命している。もし独身アラフィフ男性が80歳まで生きた場合、50歳から80歳までの30年間を独りで暮らしていくことになる。多くの人は孤独にそこまで強くはない。誰か一緒に生きる相手を見つけておくことが無難であろう。

Stone washers journal:男性の65歳生存率は88.7%であり、そこからの余命は19.4年

『今の時代ネットがあれば孤独なんていくらでも癒せるから大丈夫』という意見も多い。しかしこの考えはかなり危険である。なぜなら

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