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パワハラマンを見抜く3つのポイント

パワハラマンをご存じだろうか?

パワハラマンとは情緒不安定で怒りを抑えられず、ストレスがかかるとそれをすぐに周りにぶつけることで発散しようとする危険人物のことである。

パワハラマンは何か失敗をしてしまった時や不幸に見舞われたときに、我々のように落ち込んだり悲しんだりするより先に、まわりに当たり散らすことで情緒の安定を図る。彼らは非常に他責思考が強いのだ。

パワハラマンは全人口の1~2%程度しか存在しないサイコパスとは違い、各階層老若男女問わず幅広く生息しているのがやっかいだ。サラリーマンとして会社で働いたり、運動部員として部活に所属する学生などであれば皆がパワハラマンの顔が少なくとも一人は思い浮かぶはずだ。ほとんどの人がパワハラマンの被害を受けた経験があると言っても過言ではない。

パワハラマンにもランクがあり、ストレスがかかったりイライラが募ると不機嫌オーラを纏って周りを委縮させたり、些細なミスをした部下を待ってましたと言わんばかりに『お前はどうしたいわけ?何がしたかったの?』詰めるといったノーマルパワハラマンから、常にイラついており、自分の思い通りに事が運ばないだけでモノを壊したり人を怒鳴りつけたり、場合によっては暴力を振るってくるようなスーパーパワハラマンまでいる。

恐ろしいことに、平成時代まではパワハラは愛のムチ、厳しい指導、などといわれ社会的に容認されていた。怒鳴る、肩や頭をシバいてくる、物を投げる、精神的に愚弄する、過剰に低い評価をつける、異様に厳しく細かい指導をしてくる……筆者と同じ氷河期世代には、そんなパワハラ被害に遭ったことがある人はとても多いだろう。平成時代は概ね楽しかったが、パワハラ容認の面はさすがにヤバかったと言わざるを得ない

しかし幸いなことに、令和の現代では、パワハラに対する風当たりは非常に強くなっている。今の時代なら明らかなパワハラに対しては法的措置などで対処することも可能なのだ。

プロ野球界でも楽天イーグルスで長年パワハラを働いてきた選手が若手たちの球団への訴えによって解雇処分となった。セクハラパワハラは大企業の重役の首が飛ぶ事件も毎年何件も起きている。時代の流れは確実にパワハラマンたちにとって逆風であり、しっかり証拠さえ残せばカウンターを決められる時代になっているのだ。プロ野球界で燃える闘魂として持ち上げられていた名古屋の名将も、令和の日本で張ればパワハラ訴訟で即首が飛んでいたはずだ。

確かにパワハラに対する世論の批判は強まっている。しかし、それでもなおパワハラマンを完全に排除することは難しい。なぜならパワハラをするような人間の数自体は減っていないからだ。世の中の空気を読んで我慢しているが、もしチャンスがあればパワハラをしたくてウズウズしている人間がこの世には沢山潜んでいるのだ。

よく『賢い人はしょうもないことで怒鳴ったりしない』といった言説がツイッターでバズるが、それはツイッターで日々顔真っ赤にしてレスバに明け暮れるインテリたちを見れば誤りだとわかるだろう。人格と頭の良さは全く比例しておらず、学歴などからパワハラマンかどうかを判断することはできない。

また健全な肉体は健全な精神に宿る。スポーツを頑張っている人は人格者が多い、といった言説も誤りである。先ほどもプロ野球界のパワハラ問題に触れたが、むしろスポーツ界にはテストステロンが高すぎて暴力的な人物が多く、むしろパワハラマンが多い業界なのだ。

また成功者で恵まれた立場にいてもパワハラをしてしまう人も非常に多い。人の本性が最も露わになるときは、組織の中で権力を手にした時だ。下っ端の頃は大人しかった人物が、権力を手にしたとたんに高圧的なパワハラマンに変貌することは珍しくない。

そんな人生を生きるうえで対峙することが裂けられないパワハラマンたち、彼らに上手く対処していくことができなければ、最悪パワハラによるうつ病などで人生を棒に振ってしまいかねない。

パワハラマンに対処するために重要なことは、パワハラマンの存在を事前に察知して距離を取ったり、場合によっては逃げたりすることである。そのために重要なことは、職場や組織の人たちと仲良くなり、パワハラマンに関する情報をシェアして貰うことだ。

先輩たちから『あの人は機嫌悪い時やばいから近づかないほうがいいよ』『あの人の下につくとみんな辞めちゃうのでお前も気をつけろよ』などといったアドバイスを事前に貰えることができれば、パワハラマンに捕まる前に上手くさばける確率が高くなる。

しかし小さなグループで事前に自分の上司や先輩、同僚がパワハラマンであるかどうかを教えてくれる人がいない場合はどうすればよいのであろうか?そのためにはできるだけ早くパワハラマンの存在を見抜くことが大切になってくる。パワハラマンの特徴は3つある。まず一つ目が……

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